ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その15)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/10/ 6)

久方ぶりに帰ってきました・・・・。
・・・・・・15回目。
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GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その15)

ガルガを倒した美神たちは日本に帰国し、事務所に戻った。
しかし・・・・・、
「な、なんなのよ!?」
事務所の中は、埃やゴミで一杯だった。
美神が、近くに置いてあったゴミ袋の中を開くと、大量のビーフ缶、きつねうどんの赤いカップが中に入っていた。
「・・・・・・・・・。」
「うぅ・・・・・。よ、横島さん・・・・・。」
「あぁ、い、イヤな予感が・・・・・・。」
美神の体からは、怒りの赤いオーラが発せられていた。
「あの畜生がーーーーーーーー!!!」
美神はそう叫びながら、横島に怒りをぶつける。
「み、美神さん!!俺に八つ当たりしないで、ぶっっ!!」
美神からコークスクリューを喰らい、壁にぶっ飛ばされる横島。
「あぁ、美神さ〜ん・・・・・。」
おキヌは美神を止めようとするが、怒りのオーラの迫力に負けてしまう。
「うぅ・・・・・・。」
大量の涙を流すおキヌ。
今回の横島の暴力
コークスクリュー:23回
シャベルフック:31回
ガゼルパンチ:27回
ギャラク○ィカ・マグナム:40回
ペガ○ス流星拳:98回
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
合計暴力数:1万とんで5回なり・・・・・。

その頃・・・・・・、
事務所の路地裏で、ポリバケツの裏に隠れ、ガタガタ震えている動物がいた。
小さな狼と、尻尾が数本ある小さな狐である。
(うぅ・・・・・。せ、先生・・・・・。)
横島の受けている暴力を想像して悲しむ狼、シロ。
(けど、逃げてきて正解だったわね。)
泣いているシロとは違い、平然な顔をする狐、タマモ。
しかし、タマモの体は、細かく震えていた。
それはそうだろう。
逃げ出していなければ、自分たちが横島みたいになっていたかも知れないのである。
(美、美神どの!!どうか、どうかその辺でお許しを〜!!)
心の叫びをあげるシロ。
しかし、その叫びは、犬の遠吠えにしか聞こえない。
(狼でござる!!)
・・・・・・・・・・・・・・・。
その犬の・・・・、狼の遠吠えは、夜明けまで続いた。


翌日、
ジャラジャラジャラ!!
事務所内に鎖の音が響く。
その鎖は2本あり、その先には、人間サイズの首輪があり、その首輪を、2人の少女がつけていた。
人間の姿になった、シロとタマモである。
彼女らは必死になって、手を伸ばす。
しかし、届かない。
今2人の目の前には、最高級のビーフと、最高の材料で作られたきつねうどんがある。
「ほらほら〜、おいしそうでしょう?」
その2つの食べ物を、団扇で仰ぐ美神。
その後ろには、冷や汗を出しながら苦笑する、横島とおキヌの姿があった。
「うぅ・・・・・・。あともう少しなのに・・・・。」
そう嘆くのは、タマモである。
美神は、人工幽霊一号の記憶映像を見て、怒りに怒った美神は、今日の明け方に、ひっそりと事務所に入ろうとしたところを、美神に捕まり、罰を受けている。
その罰とは・・・・・・、
「うぅ、腹が減ったでござるぅ。」
ギュルルッと、腹の虫を泣かせながら、嘆くシロ。
2人に与えられた罰は、2人に首輪を装着し、その首輪に付いている鎖を、壁に固定し、2人の手が、ギリギリで届かない所に、2人の大好物を置いて、匂いを嗅がせる。まるで某有名マンガに出てくる、エロ師匠がやったようなお仕置きをしていた。
しかむ鎖は、横島の文殊によって特殊合金にされ、狐火を使っても、壊したり溶かしたりすることが出来ない。
しかも、シロとタマモは、今日の早朝4時から、朝食を食べずに、このお仕置きを受けている。
今、時計の針が、12時を回った所であった。
美神たちは、昼食をとり始める。
それを、涙を流しながら見る、シロとタマモ。
「み、美神さん・・・。もうそろそろ許してあげたら・・・・。」
ギロッ!!
「い、いえ、何でもないっス・・・・・。」
美神の睨みに負け、横島は顔を下に向け、茶をすする。
「美神さん、いつまでこの罰を・・・・・。」
ビクビクしながら、おキヌは美神に聞いた。
「そうねぇ・・・・・。明日の午後11時までかな。」
「「「「!!」」」」
驚愕の表情を浮かべる4人。
(そこまでしないとね、この2匹の食事代によって消えた100万円の恨みは晴らせないのよ!!)
心の中で、そう叫ぶ美神。
その表情は、どこか、レプリカに似ていたと、横島とおキヌは、その後、そう証言するのであった。

・・・・・・・・・・・タマモは、心の奥底で、こう叫んだ。
(人間なんて、大っっっ嫌いだーーーーーーーーー!!!!!)

続く・・・・。


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