ザ・グレート・展開予測ショー

GS外電


投稿者名:ベルゲパンター
投稿日時:(02/10/ 5)

これは事務所のメンバー五人がタイガー重戦車を操り、死闘を繰り広げる話である。

戦車長:美神
砲手:横島
装填手:シロ
操縦手:タマモ
無線手:おキヌ


「ティーガーフォー!!(タイガー前進)」
 という掛け声と共に信号拳銃から信号弾が打ち上げられる。戦闘の始まりである。戦車は各個散開し、歩兵が群がる。
「2時の方向にPAK(対戦車砲)発見、シロ、榴弾よ」
「ヤボール(了解)」
 シロは88ミリ砲に榴弾を装填する。当時は弾丸の種類があまり多くなかったし、砲弾は重いので彼女には最適の任務といえよう。
美神「目標までの距離は900」
タマモ「距離800」
横島「平均値は750だが、もう一度計測します。」
 目標からの距離は戦車長と操縦手4つの目で目測し見積もる。ただし、目測をあてにしてはいけない。
「目標まで右へ3シュトリヒ(1シュトリヒは0・05625度)っと」
 横島が照準を合わせる。
「よし、ファイア!!(撃て!)」
 ものすごい、発射音と共に88ミリ榴弾は目標へと向かう。だが、砲弾は手前で落下し炸裂する。
「ちっ、近すぎたか」
 すぎに照準機の距離を増やし、上下ハンドルを回し、目標に指針を重ねる。今度こそと思い、発射レバーを引いたが、砲弾は敵の頭上を飛んだ。
「くそっ!」
「横島クン、急いで!」
 次は照準器の距離を少し減らし、調整する。
「くらえ!」
 発射レバーを引く。砲弾は敵のすぐ前に落下し、炸裂し、破片がPAKを引き裂く。榴弾は直接敵に打ち込まず、手前へ炸裂させるのがコツである。
「今回は、発見ができてラッキーだわ。こんなのカモフラージュされたら厄介だもの。」
 そういうと、美神は搭乗用ハッチに装備されているペリスコープから周囲の状況を見る。すると、鋼鉄の獲物が2両前進するのが見える。
「7時方向にT−34(当時のソ連軍の主力戦車。5万台近く造られた)2両、バッツ39(39型徹甲弾、装甲車両用)」
 シロはすぐ徹甲弾を装填する。
「タマモ、ティーガーを斜に、昼食の角度よ」
 昼食の角度というのは正面を斜め45度に傾け、敵弾の命中角を浅くして耐弾効果を増すことである。横島はフットペダルを踏み砲塔を急旋回させる。そして、旋回ハンドルで微調整をする。先に相手方が撃ってきたが、100ミリの正面装甲の前にむなしく跳ね返る。さらに昼食の角度で実質130ミリの装甲版となる。
「いい度胸ね。」
 額に青筋が走る。
「横島クン、頼むわよ。」
 そういって美神は前へつんのめるようにして、横島の肩に手をかける。すると柔らかい二つのものが横島の背中に当たる。そして、耳に吐息がかかる。
「嗚呼、おっぱいが背中に、耳に息があ」
 といいながら発射レバーを引く。弾丸は命中し、T−34の砲塔が吹きとんだ。もう1両は向きを変えて逃走しようとしたが、これも撃破された。
「ふう、PAK1にT−342つか・・」
「美神さん、中隊連絡、全車村落で友軍の合流せよと」
「了解!」
「美神さあん!やりましたね。今日の夜もやりましょー!」」
「こら、戦車の中で飛びつくな!」
 ゴンッ!!美神の鉄建が飛び、吹っ飛んだ横島は狭い車内で壁にぶつかりまくった。

 すると、突然、
 ガンッ!!
 何かが戦車に当たった音がした。
「何?まだいたの?あ、あの車体マークは・・・・」

 一方、美神のタイガーを撃った戦車では
「ホーホッホッホッホ、たかが戦車の2台ばかし撃破したからってのぼせあがってんじゃ ないわよ。今からあたしが令子のふぬけた根性をたたきなおしてやるワケ。ねえ、ピー トー!」
 浅黒い肌の人物が甲高く笑う。
「ああ、何で僕がこんなところにぃぃ」
 とがった歯を出しながら美形が泣き叫んでいた。
「横島さん、エミさんの命令じゃけん、友達なのにー!」
 といいつつ、しっかりと相手に照準を合わせる、虎みたいな大男。一体どうやって戦車の中にはいったのやら・・・・
「エミめえぇ、なめたマネを」

その後両者相打ちで戦車がぶっ壊れても令子とエミは戦いつづけたという・・
 








オカルトと全然関係ない・・・おキヌちゃんが全然出てこない・・・
嗚呼、意思を投げないで・・

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