ザ・グレート・展開予測ショー

学園祭(in横島)6


投稿者名:ゲン
投稿日時:(02/10/ 1)

(どこかの教室の前)
「ふうっ、やっとついたわ。全く、この学校の生徒は、次から次へと口説いてくるなんて・・・校長辺りから慰謝料請求してやろうかしら」
今の台詞でお分かりになった方もいらっしゃるだろう
横島達の教室からここにくるまでに生徒たちが美神に言い寄ってきたのである
その数は少なく見積もっても30人を超えているだろう
おキヌちゃんやシロ、タマモに言い寄ってくるものもいたが
おキヌちゃんやシロは、横島の腕に抱きついて、タマモは狐火や幻覚でそれぞれ追払っていた
「美神さん、そんなことしたら俺に教師を通じて恨みが帰ってくるんですが」
「そんなこと知ったことじゃないわ」
横島の言葉に即答する美神
「・・・もういいですけどね、慣れましたから」
「よ、横島さんここではどんな催し物が行われているんですか?」
おキヌちゃんが落ち込みかけていた横島を励まそうとしてたずねる
「え〜と、プログラム表によると・・・『あのリングを超えるほどのホラー映画!現役GSすら恐怖するほどの一品!最近のものでは物足りなくなっているあなた!今すぐこれを見にきましょう』・・・だってさ」
「う〜ん、そんなことかかれたら見ないわけにはいかないわね」
プログラム表を横島が読むと、美神はそれに刺激されてさらに見る気が増したようである
「あっ、最後に『なお刺激が強いので心臓の弱い方、お子様、ご老体の方はご遠慮くだい』・・・」
「・・・さっ、入るわよ」
どうやら横島の言葉を無視したようである
「そんじゃあ俺は待ってますから、楽しんできてください」
シュッ
美神が再びどこかから出した呪縛ロープで横島を縛る
「あんたも入るに決まってんでしょうが!仕事で慣れてるでしょ」
「いやや〜、いくら仕事で慣れてるといっても怖いもんは怖いんや〜」
横島が叫ぶが美神は問答無用で引きずっていき、教室へと入っていった
「わ、私たちも入りましょっか」
「そ、そうでござるな」
「う、うん」
あっけにとられていた3人も教室へと入っていった

教室の中は暗くされており、ホラー映画の効果倍増!っといった感じである
「え〜、本日は私たち、映画研究部の作品を見に来ていただきありがとうございます
私たちが一生懸命つくったこの映画、どうか楽しんで・・・いえ、怖がってください」
いつかの美人部長があいさつをする
あのときよりも性格が丸くなったようにも感じられる
「それでは上映いたします」
上映が始まった
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上映終了後
横島達が教室から出てきた
・・・美神を除く4人を見るとよっぽど怖かったのがわかる
横島は顔が青ざめており、おキヌちゃんは目に涙が浮かび、シロは尻尾の毛が逆立ち、
タマモに至っては変化が解けて子狐に戻ってしまい横島の頭の上に乗っかっている
ただ1人美神だけが笑顔である
やはり美神は只者ではない
「あ〜楽しかった」
「「どこがですか」」
横島とオキヌちゃんは声を張り上げる
シロはまだ声も出せないようである
「そんなに声を出さなくても聞こえてるわよ。あれぐらいで怖いなんて情けないわねぇ」
((美神さんが特殊なだけです))
2人とも声を出していいたいがいうと自分(横島)が痛い目にあうだけなので我慢する
「あ、そうそう、私さっきの部長と話したら帰ろうと思ってるからオキヌちゃんたちは電車で帰ってきてくれる?」
「え、は、はい。わかりました」
「それじゃね」
そう言うと美神は再び教室へとはいっていった
「え〜と、次どこいきましょっか?」
「う〜んそろそろ腹も減っ「ドドドドドドドッ」な、何の音だ?」
横島達が話していると地響きが聞こえてきた
地響きがする方向を見ると誰かが追われている
「よこしまさぁぁん!助けてくださぁぁい」
追われている誰かが叫ぶ
「えっ、あれ、もしかしてピートか?」
「そうみたいですね」
そう追われているのピートであった

さて、ここで問題です
ピートを追っているのは誰でしょう?
一、エミ
二、アン・ヘルシング
三、ピート親衛隊
さあどれでしょう?
正解は次回で!

つづく

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