ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その12)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/ 9/26)

さて、12回目。
戦艦大和は、いつ海から出されるのか・・・・・。(笑)
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GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その12)

ブラックコーヒーを飲み終えた美神は、安楽椅子から立ち上がった。
「とにかく、ここでボーッとしてても仕方がないわ。ガルガを追うわよ。」
「「はいっ!」」
荷物の準備を整えた美神たちは、玄関のところに来ていた。
その時、
キュラキュラキュラ
何か、工事現場で聞いてるような音がした。
「な、何だ・・・・?」
ソーッと、玄関のドアを開ける横島。
すると、巨大な塊が、屋敷を包囲していた。
「うわーーーー!!な、何だ!!」
「横島クン、赤外線スコープを!!」
「は、はい!!」
横島は、リュックから、赤外線スコープを取り出し、美神に渡す。
それを手に取り、美神は、巨大な塊を見る。
「げっ!!た、タイガー!?」
美神は大声で叫んだ。
タイガーとは、第2次世界大戦中、ドイツ軍が誇った最強戦車である。
その強さは、大国アメリカも恐れているほどである。
60年前の戦車の外形を、なぜ美神が知っているのであろうか?
「企業秘密!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
話を元に戻す。

屋敷を包囲したタイガー戦車は、砲身を屋敷に向ける。
「み、美神さーーーん!!!」
「地下室よ!!地下室を探すのよ!!」
「え?地下室って?」
「アドルフ・ヒットラーは、自分の別荘などに、必ず地下室を造り、そこで情報を聞いたり、命令を出してたりしてたのよ!!だからここにもあるはずよ!!」
必死になって地下室へ続く階段を探す美神たち。
そして、
「あ、あったーーーーーー!!」
書斎の本棚の後ろに、地下室へ続く階段を、横島が発見した。
「皆地下室に逃げ込むのよ!!」
「ひーーーーーーー!!」
ズドーーーーーーーーーン!!
タイガー戦車の砲弾が、ヒットラーの屋敷に、次々と命中していく。
まるで屋敷が、連合軍に追い詰められたアドルフ・ヒットラーを思わせた。


「ててててて・・・・・・。」
尻を擦る美神。
暗い階段だったため、足を踏み外し、何回も階段に、尻をぶつけたのである。
「横島クン?おキヌちゃん?」
「ふぇ〜い。」 「は〜い。」
2人の声が同時に聞こえた。
美神がジッポライターを点けると、その光のそばに、横島とおキヌが集まった。
「屋敷は崩れると思うわ。とにかく、出口を探すわよ。」


火の光を頼りに、出口を探す美神たち。
そして、向こうから光が見える。
「・・・・・・・。」
用心しながら、光が見える方向へ、美神たちは向かう。
そして、警視庁の霊動実験室ぐらいの広さの部屋に出た。
「待っていた・・・・・・・。」
その部屋にいたのは、上級悪魔ガルガだった。
「まさかここにいたとわね。」
「ここに来ると思っていたからな・・・・・。」
「それじゃ、極楽に・・・・・・!!」
「待て。」
攻撃しようとした美神に、ガルガは霊波を放つ。
それをまともにくらった美神は、壁に吹っ飛ばされた。
「美神さん!!」
おキヌがそう言うと、ガルガは、おキヌにも霊波を放つ。
吹っ飛ばされ、美神の倒れているそばで、おキヌは崩れるように倒れた。
「美神さん!!おキヌちゃん!!」
横島は、怒りの視線を、ガルガに向ける。
「まぁ待て。あの2人は気絶させただけだ。」
「・・・・・・なぜ俺にもやらなかった?」
「俺の望みはただ1つ。お前との一対一の死合いだ。」
「!! な、なんだと!!」
「貴様が霊波刀で、俺は、この剣で・・・・・。」
ガルガは横島に、魔剣ラグナロクを向ける。
「・・・・・・・・・必ず、どちらかが死ぬ。」
「・・・・・・・・俺は、死なない。」
そう横島が言う。
「その意気だ・・・・・・。さて、アシュタロスを倒したお前の実力、とくと確かめさせてもらおうか・・・・。」
横島は、右手に霊波刀を出す。
ガルガは、剣術の構えをした。
そして・・・・・・・、
ダッ!!
今まさに、世界最強のGSと世界最凶の魔剣を持つ悪魔の死闘が、今始まった・・・・。

続く・・・・。

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