ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その11)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/ 9/25)

さぁ、11回目。
お願い、皆、力を貸して・・・。(笑)
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GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その11)

凶刃が、横島の頭を狙う。
ザクッ!!
横島の頭・・・・・・の下にある枕に、剣は突き刺さった。
中に入っていた羽毛が、シーツに広がる。
横島は、運良く、体を左に向けたため助かった。
幸運の夢のおかげである。

夢の中で、横島は、刀を持った女に斬られそうになっていた。
「ひぃぃぃぃーーーーーー!!」
その時、横島が額に付けているバンダナから目が現れ、横島に言った。
「左に裸のねーちゃん!!」
「えっ!?」
横島は、反射的に左に体を向ける。
そう、横島の見ていた夢は、GS試験2回戦の夢だったのである。


「ちっ!」
人影は舌打ちをし、ベッドに突き刺さった剣を抜き、再び横島を狙った。
その時、
「待ちなさい!!」
「!!」
ドアが開き、美神が部屋に突入する。
「極楽に行かせてあげるわ!!」
鞭状になった神通棍で攻撃する美神。
それを剣で防ぐ人影。
「アナタが犯人の1人、上級悪魔ガルガね!!」
「そうだとしたらどうする!?」
そう、上級悪魔ガルガが言う。
「ブッ殺ーーーーーす!!!」
精霊石を投げつけ、相手を怯ませる美神。
そして、神通棍を、思いきし振るう。
しかしガルガは、それを剣でなぎ払う。
(!! あの剣は!!)
そう美神が思った隙を突いて、ガルガは口から煙幕を出す。
その煙が収まったとき、ガルガの姿はなかった。
「くそっ!!コラ!!横島!!」
「う、う〜ん・・・・。もう朝っスか?」
「何寝ぼけてるの!!」
「ぶっ!!」


美神は、血みどろになった横島と一緒に、おキヌを起こし、居間に集まった。
「さっき、横島クンの部屋で、ガルガと遭遇したわ。」
「えっ!?」
「まんまと逃げられちゃったけど、アイツ、トンデモナイ武器を持っていたわ。」
「・・・・トンデモナイ武器って?」
おキヌの質問に、美神は答える。
「・・・・魔剣ラグナロク。」
「え!?それって、Fファンタジーに出てくるオリジナル武器じゃ!?」
「いえ。実在した武器よ。」
美神は、眠気覚ましのブラックコーヒーを飲みながら話し始めた。

「北ヨーロッパの神話に書かれている神族とトロール族の戦争(ラグナロク)。
中々決着がつかず、両者は、今でいう核ミサイルのような切り札を手に入れようとしたの。
それが、魔剣ラグナロク。
けど、その威力は、核ミサイルみたいな生易しいものじゃないわ。
剣を一振りするだけで、1つの世界を消滅させるだけの威力を持つの。
その剣の争奪戦により、両者は全滅。人間の時代が来たわけよ。」


「な、なんか、信じられない話っスね・・・・・。」
「まぁ信じられないのも無理はないわ。ラグナロクは、戦争の終結と共に、いずこかへ消えてしまったから。
けど、それが敵の手にある。
今はまだ、数%の力しか出してないみたいだから、今のうちにガルガを倒し、ラグナロクを奪い、封印しないと・・・・。」
「「・・・・・。」」
ボーン、ボーン・・・・・
大時計の長針は、午前2時を指していた。

続く・・・・。

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