GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その9)
投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/ 9/23)
さぁ、9回目。
完結するまで、あと十一話ぐらい・・・・。(多分)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1週間が経ち、美神たちはは、空港へ来ていた。
「あ、あの〜、横島さん。大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だよ・・・。おキヌちゃん・・・・。」
横島は1週間、シロの散歩や、補習の連続で、疲労が溜まっていた。
その為、横島の目には隈が出来、足はガクガク震えていた。
今回は、ニューヨークに行く際に起きた事故ざたが起きないように、美智恵から、小型旅客機が用意されていた。
しかし・・・・、
「・・・・・なんでプロペラ機なのよ・・・・。」
美神たちの目の前にあったのは、かつて、吸血鬼の住む島に向かうために、ローマ空港で乗ったものであった。
「なんか・・・・、イヤな感じがするわね・・・・。」
美神はそう呟く。
その呟きは、後で現実のものとなる。
離陸する小型旅客機。
途中で、燃料を補給しながら、ドイツへ向かって進んでいた。
しかし、中東地方の上空を飛んでいたときに事件は起こった。
向こうから翼を生やした怪物がきたのである。
しかしそれは、コウモリではなく・・・・、
「グ、グレムリンの子供!?」
そう、グレムリンの子供の大群が、小型旅客機に向かってきたのである。
しかも、その能力は・・・・。
ガジガジガジ!!
「あぁ!!翼食べてますよ!!」
ドアを開けて確認するおキヌ。
その時、
「あ゛っ!!」
おキヌの目には、小型旅客機から脱出するパイロットの姿があった。
「あぁ!!美神さん!!パイロットがーーーーー!!!」
「だからイヤな感じがしたのよ!!」
ついに、グレムリンの子供たちが食す範囲が広がり、プロペラへ。
「こ、このままじゃ墜落よ!!」
「墜落する間に出来るコトをーーーーーーー!!!」
「一回死んで来ーーーーーーい!!!」
美神は横島を神通棍で力限りぶっ飛ばす。
窓ガラスを破り空彼方へ消えていく。
「ブルーーーーーインパルスーーーーーーーー!!!」
そう叫びながら、横島はぶっ飛んでいった・・・・。
「キャーーーーーーーー!!美神さーーーーーん!!!」
半泣き状態で叫ぶおキヌ。
幽霊のときとは違い、墜落する恐怖が、ニューヨークのときで出来ていた。
「こ、これも犯人の1人の仕業ね!!覚えてなさいよーーーーーーー!!!」
そう叫びながら、美神とおキヌの乗る小型旅客機は、地中海へ墜落した。
「あぁ・・・。外国はいいなぁ・・・・・。」
そう呟く中年の男。
「極道やめて、日本から脱出してよかった。」
その時、男の乗るボートに、2人の女が乗り込んできた。
「あ〜、ヒドイ目にあった・・・・。あら、組長さんじゃない?」
「げ!!美神令子!!」
そう、男の正体は、地獄組の元組長であった。
「ちょうど良かったわ。このボートで、イタリアに行ってちょうだい。」
そう言った時には、組長はエンジン付ゴムボートで、ボートから脱出していた。
「どちくしょーーーーー!!外国に行っても、極道からは逃げられんのかーーーーーーーー!!!!!」
「・・・・・・・・・・美神さぁ〜ん・・・・。」
汗をタラリと垂らし、おキヌは言った。
「・・・・・まぁいいわ。イタリア半島に上陸するわよ。」
ボートで、イタリア半島に上陸した美神とおキヌ。
「遅かったスね。」
港で、美神たちを待っていた横島を見て、思いっきしコケる2人。
美神一行・・・・・。列車や車を使い、一路ドイツへ・・・・・。
続く・・・・。
今までの
コメント:
- はぐれた令子を探さずに一人のんびりとしていた横島クンについては、敢えて突っ込まないことにします(笑)。プロ意識ゼロのパイロットや、とにかく令子と行く先々で鉢合わせになる組長の様子が「らしい」気が致しました。ともかくも無事(?)にヨーロッパに上陸することの出来た令子たち一行でありますが、今後どのようにして敵を探し出すのでしょうか? 次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- 今回の『待ち役』は横島ですか…。さて、墜落する瞬間に美神産とおキヌちゃんが飛行機に残っているのでしたら、何か対処をしたのでしょうか?たとえば、おキヌちゃん得意の幽体離脱をして自分の体を抱えたまま外へ飛ぶとか。そうすれば、飛行は出来なくともパラシュートよりもゆっくり降りれそうですし。一先ず、無事に(?)上陸できたものの、疲労でボロボロの横島が何処まで役に立つのやら…(汗)。 (マサ)
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