ザ・グレート・展開予測ショー

学園祭(in横島)4


投稿者名:ゲン
投稿日時:(02/ 9/22)

「よっ、はっ、ほっ」
横島が掛け声とともにたこ焼きをひっくり返してゆく
「わぁ〜、横島さん上手ですね」
「んっ、ああ、お袋に小さいころから仕込まれたからね」
おキヌちゃんのほめ言葉に横島が照れながら答える
「そういえば魔理さん、いつも一緒にいる弓さんはどうしたんですかいノー?」
「ん?弓なら今日用事があるんだってさ、多分あの雪之上ってやつっと会ってるんじゃねぇかな?」
「へ〜、雪之上のやつ、結構うまくやってるんですね」
タイガー、一文字、ピートの3人が雑談している
「う〜し、もうそろそろだな、タイガー、ピート、用意してくれ」
「わかったですノー」
そう言うとタイガーは虎化して、美神達の方を向いた
ピートも全員にたこ焼きを入れる箱を配る
「よっしゃ、行くぜ、秘技たこ焼き銀河」
そう言うと横島は器用にたこ焼きを空中に放った
それと同時にタイガーも美神たちに幻影を見せた
一瞬の閃光の後に美神達の視界に移ったもの・・・それは宇宙であった
「わっ、わっ、わっ、いっ、一体何が起こったでござるか?」
「幻影ね、それも結構レベル高いわ」
驚いているシロに冷静なタマモが説明する
しかしすぐに静かになり、2人とも横島の方を見ていた
横島が空中に放り投げたたこ焼きはタイガーの幻影と合わさって宇宙に浮かぶ星のようであった
5人がそれを見ていると星と化していたたこ焼きがそれぞれの箱へと吸い込まれるように入っていった・・・

「はっ」
たこ焼きが箱の中に入ると同時に景色が元に戻った。タイガーが幻影を解いたのである
「ほい、出来たよ。さっ、食べて食べて」
横島が促すと全員食べ始めた
「「「「「おいしい(です)(でござる)」」」」」
「えっ、ほんと?そう言ってもらえると作ったかいがあるってもんだよ」
5人の言葉に横島が照れくさそうに笑顔で応答する
(横島さん・・・素敵すぎます)
(先生・・・素敵でござる)
(横島・・・素敵)
(何で横島君の癖にそんな顔すんのよ)
4人とも顔を赤らめている・・・どうやら横島の笑顔がクリティカルヒットしたらしい

「それじゃあ僕らも食べましょっか」
「そうだな」
「そうですノー」
ピートが言うと2人ともそれに応答し、食べ始めた
「う〜む、会心の出来って感じだな♪」
横島が自分のつくったたこ焼きを食べてそれを評価する
「・・・なんか私好物が増えそう・・・」
「私も」
「拙者もでござる」
「えっ、何で?」
タマモ、オキヌちゃん、シロの言葉に横島がたずねる
「「「おいしすぎ(です)(でござる)」」」
「ははは、そっか」
8人は雑談をしながらたこ焼きを食べていった
「そういえばタイガーはわかるとしても、何で横島君まで霊力がつきかけてたの?」
「ああ、タイガーが何回も暴走しそうになったんで文珠で何回も抑えたんですよ」
「すいませんでしたノー」
「な〜んだ、そんなことだったの〜?ばかばかしい」
「「「あはははは」」」
笑いが教室を包んだ

つづく

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