ザ・グレート・展開予測ショー

GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その1)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(02/ 9/16)

すいません、前回あんな逃げ方をして・・・・。
今回の新作は逃げずにやりますんで、どうかお読み下さい。(深礼)
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GS美神 極楽大作戦! サイレント・オブ・ジョーカー(その1)


「私がその少年と会ったのは、薄暗い部屋の中だった。
部屋の中は、横島クンの部屋のような散らかりようだった。
ぬいぐるみ、おもちゃ、そして、ゲームカセット。
そんな散らかりような中、彼は、丸いベッドの上で、カタカタとパソコンを打っていた。」

「俺が、その少年と話して思ったのは、コイツが、アシュタロスと同じだということだった。
今頃考えてみると、アシュタロスは、ワザと倒された気がしてならない。
この少年も、そんなアシュタロスと似ている、いや同じ心を持っていた・・・。」

「私は、その少年を、いつも戦っている幽霊と同じように思った。
「死にたくない。生きていたかった。」
まるで、そんな幽霊と会っているような感覚が、体中に広がった。
・・・・・・死霊使いの私だけしか、感じなかったみたいだけど・・・。」


西暦2000年。
1999年7月に起きたアシュタロス紛争の決着がついてから1年以上が経っていた。
9月になったのにも関わらず、夏の残暑が続いていた。
そのため、事務所の冷房は夏から継続していた。
「ち〜す。」
「あ、おはようございます。横島さん。」
「おはよう、おキヌちゃん。美神さんは?」
「あっちでテレビを見ています。」
横島が仕事場に入ると、美神は1人用のソファに座ってテレビを凝視していた。
「どうしたんですか?そんな顔をして。」
横島が見た美神の顔は、驚愕の表情を浮かべていた。
「どうもこうもないわよ・・・・・・。テレビを見なさい・・・・。」
「え?テレビがどうした・・・・・!!」
「え?何がどうしたんですか?」
3人が見たテレビの映像。
それは、米軍が開発した新空母の凱旋演習であった。
次々と空母から飛び立つ戦闘機。
しかし、次の瞬間・・・・・。
ズダダダダダ!!
機銃の音が響き、次々と戦闘機が落ち、1機は海の中へ、もう1つは観客がいる中に・・・・・。
空母は、落ちてきた戦闘機の直撃を数回食らい、海の中へ沈んだ。
今、辺りは火の海と化している。
「え?これってパフォーマンスじゃ?」
「こんなコト出来る訳無いでしょう!!それに画面の右上・・・・。
「え?・・・・・・LIVE・・・・・。」
「つまりこの映像は、生中継の映像を放映したもの・・・・・。」
「これが起きたの、いつっスか?」
「日本時間で今日の午前6時・・・・・・。」
「マジっスか・・・・・・・?」
「・・・・・・・・。」


暗い空間の中に、3人の男女がいた。
1人の男ともう1人の女は大人のようだったが、もう1人は少年だった。
「まずは、上手くいったな。」
「まさか、あんなに上手く良くとはねぇ・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「このガキの力はスゲェもんだな。」
「これなら、私たちの野望が叶うのも、時間の問題ねぇ・・・・・。」
「ははははははは・・・・・・・。」
「ふふふふふふふ・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」

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