ザ・グレート・展開予測ショー

おとこならばっ16


投稿者名:hazuki
投稿日時:(02/ 9/14)

16)ラスボス登場(笑)。
すりすりすりと、墨汁を筆になすりつける。
そして、たどたどしい手つきで、シロは和紙へと書き始めた。
─ここから【】のついてる文章がシロの書いた文字となります。
【さいしょは、村につれて戻しにくるのががきっと師匠だと思ってたのでござる】
いや、そんなに暇じゃないぞと太郎。
【そして、どうしたらいいのか分からなくなったでござるから、どうやったら返らなくてすむか、分からなかったでござるから美神どのに相談したでござる】
そこで横島は額を抑える。
よりにもよってと思ったのだろう。
【ほんとうは、せんせーに相談しようと思ったでござるが、師匠は性根が歪んで螺旋階段のよーに長いから、美神どののほうがよいと思ったでござる。】
ぴしっ
今の一文で太郎の額に青筋が三本浮かんだ。
そして目つきはもうほとんど人を殺せそうなくらい鋭い。
なまじ無表情で居る分、その眼光の強さが目立つ。
横島は、哀れみにも似た気持ちでそっとシロをみていた。
後で、折檻されること間違いなしである
(しかも美神と、太郎から)
シロはそんな二人の様子にも気付かずに、ひとり黙々と書いている。
そして、二人の知りかかったところまでくると
【すると、美神どのが─〜〜!!!】
だおがしゃあああああああっ!!!!!
物凄い勢いでシロが吹っ飛んだ。
どうやら背後からおもいっきしぶちのめされたらしい。
そして、ぶちのめしたのは言うまでもない。
肩で激しく呼吸をしている美神だった。
そして言った一言

「あ、ごめーんっ♪手が滑った☆」

である。
『んなわけあるか。』
とこの場にいる全員(シロ以外)がそう思ったこと間違いない。

「ま、そんなもんでしょ」
ぽりぽりと、頭をかきながらタマモ。

さてと、どうなることやら

つづく

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