ザ・グレート・展開予測ショー

#新歓企画『対決!!』Ver:マサ・2


投稿者名:マサ
投稿日時:(02/ 9/10)

「あー、飽く迄も、公平を期すために自分のラケットは無しってことで」
と横島。
「ああ、そうしよう」
「お前ら…俺のことを気遣って…(じ〜〜〜ん)」
「そんなんちゃうって…」(汗)
「先生ーー!」
そこへ、もう一つの人影が現れた。
ピートである。
「おー、ピート。姿が見えないと思ったら何処行ってたんだ?」
「一寸、此れを取りに教会まで…」
流石のスタミナで息も切らせずにそう言ってピートは或る物を取り出す。
「は?ヘアバンド…?」
「気合を入れるためにね」
にこやかに唐巣が言う。
「よーし、俺も気張るでー。…そして、輝かしいメインディッシュを…(よだれ)」
既に妄想の世界に浸っている横島。
「流石だぜ、横島。試合前に己を高めているってところか…。オーラが漂ってるぜ」
そして、こちらは雪之丞である。
横島にそんな芸当が出来る筈も無いのに、何時まで横島の行動を過大評価しているのだろうか、この男は。


マリアがラケット(ヘラとも言う)を借り、台を数台広げると唐巣が口を開いた。
「まず、一位を決めるわけだから、ルールは勝ち抜きにしようと思うんだが、11ポイント先取制の1セットマッチでいいかな?」
「いーっスよ」
「俺もいいぜ」
「ノー・プロブレム」
「…決まりのようだね。飽く迄も基本的なルールに従うようにね」


そして…
「「「「ジャンケン(・)ホイ!(・)あいこで(・)ホイ!」」」」
対戦相手を決めるジャンケンを開始する四人。
その結果は以下の通りである。

第一試合
A:唐巣  vs 雪之丞
B:マリア vs 横島


一方、こちらは。
「あのー、美神さん?」
「何よ?」
「四人で使うのに、何であんなに台を出すんですか?」
「そのうち分かるわ」(苦笑)
「そうですか…」
端の方で美神とおキヌが所在無さげに立ちながら会話していた。




 パコン パコン パコン パコン……
唐巣と雪之丞が肩慣らしに軽く打ち合っていると、突如何かのいやーな音が…。
 バキャアァァァッ ドゴッ
恐る恐る音のした方を見ると彼らは唖然とした。
顎がガクッ(失礼)という所であろうか?…寒い。
「どうじゃ?マリアのパワーに耐えられるよーにラケットに鉄板を仕込んでみたんじゃが」
「そーゆー問題じゃないだろ!?壁がズタボロだって!!」
台は一箇所深い凹みがあるだけで辛うじて済んではいるものの、壁には見事にピンポン球が潰れた状態でめり込み、亀裂が生じている。
しかも、めり込んだピンポン玉の姿を例えるならば、簓(ささら)のような感じなのだ。
現実には在り得ないこの現象、マリアだからこそかも知れない。
「仕方ないのぉ。マリア、パワーは程々にな」
「イエス・マリア・程々に・頑張ります」
なんともツッコミを入れたくなる所ではあるが、一先ず置いておく。
「どーも、怪しいじーさんと機械に言われても信用できない…」(汗)
尤もな意見である。



さて、そろそろ試合開始であるが、その前に試合の流れについて説明しておこう。


先ず一回戦(A・B)、
その後にA・Bの勝者同士で準決勝。敗者同士で敗者復活戦。
最後に準決勝・敗者復活戦の勝者で決勝戦を行う。





それでは次回、波乱の試合に続く。                       

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