ザ・グレート・展開予測ショー

#新歓企画!『対決!!』Ver.みみかき(3)


投稿者名:みみかき
投稿日時:(02/ 9/ 3)





 「一人佇む夏の海。まとわる熱い風が私をますます孤独にさせる……。
 お元気ですか。髪を潮風に弄ばれてるいなせな机妖怪の愛子です」

 「何サボって自分の世界に酔っているんでしょうか、この人は。仕事しましょうよ。
 ていうわけで、「対決」の実況を続行いたします。
 え〜横島出血&ダウンから5分ほど経過したのですが……もう復帰してやがるっ!
 あまつさえ、おキヌちゃんと小鳩ちゃんとビーチボールで戯れてたりなんかしてますよ、愛子さん?」

 「凄いですね〜横島君。先ほど鼻血をぶちまけて平和なビーチをパニックに追い込んだとは
 思えませんね。 子供達泣いてましたもの」

 「まったくです。 ここまでくると、生物的に存在自体が間違いまくってるよーな気がします!」

 「まるで先程の流血シャワーがなかったかのように、和やかに3人がトスを上げてますね。青春です」

 「そうでしょうか? 横島のやろーは鼻と上唇との距離が10センチぐらい離れてますが…」

 「まあ、男のコだからしかたありませんねー。美少女2人が青空の下水着で運動なさってるのですもの。
 思春期から大人に変わりつつあるモラトリアムにはウハウハです、と余裕を見せる愛子です」

 「そう!そうでしたっ! これは横島にとって極楽です!
 白のワンピースから伸びたおキヌちゃんの肢体が、まるで光を帯びているようです! まさに天使!
 まとめあげたポニーテールが揺れて、かわいさ爆発中です!
 片や小鳩ちゃんは……、ああっ!! いけませんっ! これはいけませんっ!
 ”揺れて”おりますっ! 真紅のビキニがぁ、ビーチボールにトスを上げる度に、
 はたまたレシーブで受ける度、大変複雑に”揺れ”まくっておりますっ!まさに夏色すいかっ!
 横島はモチロンのこと、私を含めた周囲の男性の脳味噌も揺さぶれまくっております!
 これは作者が”詳しく””細部に至るまで”状況描写したいのはやまやまですが、
 おそらくfukazawa様と数少ない良心的な椎名ファンに殺害されてしまいます。危険です!」

 「先ほどから横島君は腕を下げてレシーブしてますけど、あれは…」

 「あああ、わかります!痛い程よくわかります! 私もさっきからマイクを置いた画板を
 動かせずにいます! 理由はとってもヒ・ミ・ツです!」

 「そこんトコあまり詳しく解説しなくても結構です。うら若い女性の前ではセクハラに……って、ああっ?」

 「おおっ! 何かが横島の後頭部に激突しました!横島昏倒! ……と?
 あ、バスケットボールのみたいです。必要以上に空気を入れてパンパンのバスケットボールです。
 これは痛いでしょう。天罰てきめんです!」

 「あ、ぶつけた張本人たちが近づいてきましたよ?」

 「いったい誰が、って……怪しい! なにかめちゃくちゃ怪しい二人組みですっ!
 駆け足でやって来る女の子らしき人物は真っ黒なサングラスはいいとして、このクソ暑いのにマスク着用っ!
 ロングにメッシュが入った……これは銀髪でしょうか? 日本人ばなれないでたちです。
 んっ?あれはアクセサリーなんでしょうか。 水着のお尻のあたりに”尻尾”をつけているようです」

 「なにか『すまなかったでござる〜。手が滑ったでござる〜』とか言ってますけど…。
 私、ストレートにボールが飛んできたように見えたんですが」

 「もう一人の少女は…、おお、金髪です!外国人でしょうか。しかし髪の毛のボリュームがやたら多い娘ですねぇ。
 これもやたら暑そう。しかも先の彼女と同じくサングラスにマスクです」

 「何かやるきなさげに先ほどの女の子の後をぷらぷらついて来てますね〜。”私、付き添いです”ってオーラがぷんぷんです」

 「そそくさと頭を下げて二人が立ち去りました。おキヌちゃんと小鳩ちゃん、なにか引きつった笑いを浮かべています。
 そりゃ〜そうでしょう。せっかくの楽しいひと時に水を差されてしまいましたからねぇ」

 「いえ、二人は別の思惑で引きつってるのだと思いますけど…」

 「あ、どうやらパラソルの影でお休みするみたいですね。ビーチシートの砂を払っているようです。
 あっ?! ま、まさか、身体を焼くとかいいつつ横島のクソ虫が二人の身体に、さ、さ、サンオイルなんぞ塗りたくるんではないでしょうねっ?
 許しませんっ!! 高校生の乙女ががお天道様の真下で身体にオイルを塗られるなんぞ、お父さんは許しませんよ!」

 「誰がお父さんかはまったく理解できませんが、可能性は低いとおもいますよ?
 今日同行の二人は横島君にとってセクハラしづらい”清純派”ですから。
 それに、片方にオイルを塗ってる時の、もう一人の視線に横島君は耐えられそうにありませんから。
 以外に図太くないっていうか、優しいお馬鹿さんっていうか、………かわいいのかな?」

 「いやっ!あやつにそういったチャンスを与えること事態、倫理的に間違ってますっ!
 どうして一部の婦女子はあの汚物を美化してしまうのでしょうか?!私には得心できません!」

 「あ、横島君も横になってお休みするようですよ。 ね?だからいったじゃないですか」

 「ううむ、そうそうお約束は……、え?待ってください。
 おキヌちゃんがオイルを手にとって……、くわっっ!!大変ですっ!いけません!
 おおお、おキヌちゃんがっ横島のアホの背中にオイルをっ!! うわあぁぁぁ!な、なんて淫らなっ!許せませんっ!!」

 「べべべべべ、別にいいじゃないですか。おいるくらい。ぎょうざだって、さーもんだっておいるくらいぬりますし。
 おきぬちゃんだって、ここでぽいんとかせぐためひっしなんですから。うふふふふふふふふふふふふふ」

 「棒読みあーんど声が1オクターブ下がってますよ、愛子さん。いいい、いくら健全なビーチだからといって、
 ”あの”おキヌちゃんにサンオイルを塗ってもらうなぞ、検察庁が許しても全国のおキヌファンが許しません!
 淫靡すぎます!火星に代わって折檻モノですっ!」

 「やややややや、やましいこころでみてわいけないけろよ?もとたいへようのようなこころで、……あああっ!!」

 「くわっっ!!こここ、小鳩ちゃんがっ、小鳩ちゃんまでがオイルを塗りだしたっ!
 負けじと脚の方にヌメヌメとあああああぁ! 横島っ!貴様はアラブの王様かっ?!運転手は君か!車掌は僕か!!」

 「いいい、いくらなんでも許せませんっ! ここは横島君の人生を横道にそれない為にも私がっ、ええ?」

 「ああっ!! またしても正義のバスケットボールが横島に直撃!こんどは連続3発飛んできました!
 今度も何かしら謝りながら謎の人物二人がやってまいりました。ありがとう謎の人っ!頼れるぞ謎の人っ!」

 「神様が、大宇宙の大いなる意思が横島君の悪行を正して下さったのでしょう。青春よねぇ」

 「そして例によって二人はボールを拾って退場しますが……、あ、おキヌちゃんが二人の襟首を掴みました!
 人のいる所でのボール遊びを注意するのでしょうか?」

 「こ、怖い! おキヌちゃん、顔は優しく微笑んでいますけど、なにやら面容なオーラが発生していますっ!!
 いちおう妖怪の私には、もうビシビシ伝わってきます。そう、どうやら”顔面の筋肉”で微笑んでいるようです」

 「なにか謎の人物二人も、まるで銅像のように固まってます。とゆーか、全身から血の色が引いてるようです。
 うーん、あの二人とおキヌちゃんは面識があるのでしょうか?」

 「面識うんぬんはさておいて、何かとても恐ろしい事をおキヌちゃんに囁かれている様です。
 二人の膝が笑っていますね。まぁ、どちらも無理はないんですが……」

 「愛子さんは謎の人物達の正体をご存知なんですか? おお、ファイルの限界も近づいてきました。
 ここらで一端中継を中断して、次回の(おそらく)クライマックスに向かおうと思います。
 あああ、二人がおキヌちゃんに引きずられて、どこかに連れ去られようとしてます!
 横島はともかく、二人の運命はいかに?! それでは次回まで御機嫌ようっ!!」


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