ザ・グレート・展開予測ショー

#新歓企画!『対決!!』Ver.みみかき(2)


投稿者名:みみかき
投稿日時:(02/ 9/ 3)










 「はぁーい、そんなワケでそろそろ3人が着替えを終えて浜へ出てきそうなんですよねー」

 「ちゅーか、俺達この猛暑の中、木製机とぶらさげた画板にマイク置いて、まるっきりアホみたいですが」

 「ホロ苦い青春の1ページですね。気にしちゃ負けです」

 「おっと、横島のヤローがやってきました! さすが男は着替えが早い。
 レンタルのビーチパラソルを脇に抱えて、一方の腕にはシートやオイル等の小道具が入っていると思われる
 リュックを下げているようです」

 「横島君の水着はポケットの多いサーフトランクスですね。女の子の水着は小物を入れるスペースが無い場合が多いので
 この場合財布を預けたりと、なかなか重宝します」

 「あまりヤローの水着についてのコメントはしたくありませんが、小道具としては正解でしょう。
 横島の方はパラソルやビーチシートの設営にかかっております。このあたり、さすが普段丁稚としてコキ使われてる
 だけはあります。無駄の無いてきぱきとした手並みです」

 「横島君の意気込みを感じますね〜、何の意気込みかは知りませんが。青春まっ盛りですっ」

 「そういえば今日のおキヌちゃんと小鳩ちゃんの行きがけのファションにも、何気に気合を感じて取れましたよ、わたしゃ」

 「そうですね、おキヌちゃんは淡いブルーのキャミソールワンピースでしたね。おキヌちゃんらしいあどけなさの中にも
 露出した肩とスカートの裾から伸びた細い脚に未完成な色気が見えました」

 「微妙にオヤヂくさいですね、愛子さんは。 そして小鳩ちゃんのファッションですが…」

 「はい、スモックブラウスと薄手のデニム地のショートパンツでしたね。 おとなしめの小鳩ちゃんにしては少し以外ですが、
 彼女の身体の”大きなライン”を表現するにはこういった単純な線のファッションも効果的ですよ」

 「両名とも嫌味の無いアピール度充分ですねぇ。 横島は電車の中で時折チラチラとそこかしこに視線を送って
 やがりました。 危険ですねぇー」

 「爆発寸前の情熱! 抑えきれない好奇心っ! そして過ぎ行く夏! はぁ、…青春よねぇ」

 「ちゅーか、ヤツの場合夏でも冬でも年中抑えきれずに爆発しとりますが」

 「ええと、そろそろ2人の着替えが終わる頃ですが…。あ、来ました、おキヌちゃんですっ」

 「そのようですが、白のワンピースですね、彼女」

 「ああ、そうですっ! 白いワンピースですっ! 純白の落ち着いた色彩がっ、彼女の内に秘めたフェロモンを
 滲み出しておりますっ! しかも今回はパレオ無しですっ! これは勝負に出てますか、愛子さん?」

 「勝負に出てますね、彼女。 そしてヘアもよく見てくださいっ!」

 「ああああああっ!ポニーだ! ポニーテールにしているっ! 普段は少し地味な漆黒の御髪がっ、
 なーんとやや高めのポニーテールにまとめ上げているっ! 危険だ!危険すぎます、いろいろとっ!!」

 「髪をまとめた分、ボディラインが強調されてかなり生めかしいですよ? 横島君大丈夫でしょうか」

 「おおお、さすがにおキヌちゃん自身も恥ずかしいそうだ。 頬を赤らめていくぶん身体を腕で隠しぎみですっ!
 しかしこれは、逆に横島の意識を集中させそうだ!」

 「いけませんっ! 横島君が欲情したというより、むしろ意外な”女性”を感じて、何気に初恋を迎えた少年のように
 頬を染めてます! 彼にまだこういう一面が残っていたのしょうか、以外ですっ!」

 「おっとぉ、この初々しい横島の表情をうけてぇ、おキヌちゃんもてれてれモード!
 なにか『あまり見つめないでください…』って感じで、2人の間に気まずいよーな、もどかしいよーな、
 なんとも云えない空気が流れていますよ、愛子さんっ!」

 「強烈な先制パンチです、ってかデレデレしすぎですっ、横島君!」

 「そして、少し遅れて小鳩ちゃんの登場だがぁ、あーっとっ!これはっ?!」

 「ビキニですっ! 小鳩ちゃん真っ赤なワイヤービキニ着用でのご登場ですわっ!」

 「強烈だっ! 強烈なカウンターだっっ! 彼女の物静かな中に秘めたボッ、ボディがぁっ!
 真紅のビキニでさらにさらにさらに、インパクトを与えているっ! なんと生々しい! 一種の凶器攻撃だぁっっ!」

 「彼女の水面下に眠る想いが、そのまま形に出てきたようですねぇ。青春です!」

 「足元の水着に合わせた赤いレジャーサンダルも、艶めかしさを演出しておりますっ。
 少々野暮ったいおさげも、アンバランスかつ健康的な魅力をかもしだしているようだ!
  これは横島にはかなりのダメージを…って、ああ〜っとっ!出血だっ!
 横島選手(?)出血しておりますっ!! 両の鼻腔からおびただしい出血がっ」

 「これは出血というより、もう『流血』ですねぇ」

 「なにか一般人なら大変危険な量の血液が、灼熱の砂浜にスコールを与えておりますっ!
 まさに”情熱のスプリンクラー”だっ!!」

 「見事よねぇ。なんか椿○十郎のラストシーンみたいねぇ」

 「ああ、横島はなにやら口をパクパクさせながらフラついてます。この連打はさすがにきいたでしょう!」

 「この白昼の衆人の視線の中では、いくらなんでもおキヌちゃんと小鳩ちゃんには飛びかかるワケにはいきませんからねー。
 自制心と本能とのせめぎ合いも手伝って、かなり消耗してると思いますわ」

 「私としては殆ど同情できませんが、というより何か憤りさえ覚えますが。
 あ、おキヌちゃんがヤツを横にさせますが、あっとぉ、膝枕っ! ひざまくらだぁ!
 横島のヤローを自らに引き寄せ、パラソルの下に休ませているっ。 接触攻撃に移行かぁ?」

 「有効な戦法ですよ、これは。 彼の背中に伝わる体温と感触で、意識が視覚から移りましたからねぇ。
 しかも自然な行動で彼女の本来持っている”母性”を余すところ無く伝えています。そしてよく見て下さい?」

 「おお、おキヌちゃんが横島の顔を覗き込んでいるっ! これは、『大丈夫ですか?横島さん』攻撃だ!
 逆光になったおキヌちゃんの顔が、すぐ手に届きそうな位置に接近してますっ! これは危険だ、おキヌちゃんがっ!」

 「なんか介抱というより、追い込みまくってますね、彼を」

 「これを受けて、小鳩ちゃんも心配そうに覗き込みますが…、ああっ!出血です!
 再び横島が出血しておりますっ! しかも先ほどより激しく! どうした事でしょう、愛子さん?」

 「彼の横に座った小鳩ちゃんが、彼の視線からはかなり刺激的なビジョンになってるはずですよ。
 ほら、彼女”ビキニ”だから…」

 「あーあーあーあーっ、わかりましたっ! わかりましたよ、わたしはっ!!
 『だっちゅーの!』ですね? あの古の必殺奥義『だっちゅーの!』なんですねっ?
 横島のやろーはどうやら、未知への暗黒渓谷を近接距離で直視したもようですよコンチキショーっ!!」

 「横で聞いててもスッゴク恥ずかしいですが、その通りです。」

 「まさに触感と視覚のサンドイッチ攻撃! 極楽なのか地獄なのか全くわかりませんがうらやましい限りですっ!
 あーっと、ついに横島、意識を失ったようです! おキヌちゃん小鳩ちゃん両名ともオロオロしてます!
 ってか、このまま死ねっ横島! もう目覚めんな、外道が!」

 「まあ、横島君のことだから5分もすれば復活するでしょうけど。
 それにしても2人とも、何かもう後戻りできないトコに向かうつもりなんでしょーか」

 「そうですね、あのゴキブリ野郎はすぐに復活するでしょう。ひっじょーに残念な限りです。
 そして彼女達には冷静な判断を求めたいものです。
 それでは、あのバカが再生してる間に少しCMをはさんで、後半戦に望みたいとおもいます。
 お暇な方は引き続きお楽しみください」

 

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