ザ・グレート・展開予測ショー

#新歓企画!『対決!!』Ver.みみかき(1)


投稿者名:みみかき
投稿日時:(02/ 9/ 3)








 「てっぱんの青空! なにか恨みでもあるかのよーに照りつける太陽! クソっぴろい水平線!
 ついでにアリのごとく群がる観光客! 沸き上がるゴミ!
 全国の展開予測利用者の、そのまたモノズキな皆様、こんにちは。!!
 今回の#新歓企画!『対決!!』は、江ノ電んに乗ること10分!サザンも濡れるここ湘南の某海岸より実況生中継でお送りします。
 そして解説は思春期のヒエログリフ、青春時代のど真ん中100マイルこと机妖怪の愛子ちゃんをお呼びしています。
 愛子ちゃん、よろしくお願いします」

 「よろしくね〜〜ン」(何げに髪をかき上げている)

 「そして実況は私こと、・・・て名前ねーよっ!! 誰だよ俺っ!わかんねーよ俺っ! ええっ?
  ヘタすりゃタイガーのバカより目立ってるのに最後まで名前なかったぜ、こんちくしょーっ!」

 「まあまあ、変なトコ細かい方なら『横島に弁当たかられてたヤツ』とか『バレンタインで先頭きって”犯人探し”してた馬鹿』とか
 『記憶喪失の横島君にウソ八百並べてた同級生』とか気づいて頂ける人もきっといるんじゃ・・・」

 「なんかあまりよいイメージが残ってないんですかい俺、名前もないのに」

 「とりあえず仮名でもつけときましょうか? ”ギャランドゥー大紫”とか・・・」

 「なんかスッゲーやなんで遠慮しますよ、キッパリと!さて今回このクッソ暑くてクッソ人気の多い海岸で我々は、
 何をしにきたかとゆーと、あの横島やろーが女の子と遊びにゆくとゆー不愉快な情報を入手し、夢と希望と明日と正義の名において
 この不届きな犯罪行為を解明記録する使命を帯びて、なぜかオカルトGメンの方々の機材提供の協力を得まして、本日に至ったわけですが」

 「ええ、横島君がなけなしの貯金をはたいて、今回の『一泊二日下心たっぷり夏の思い出バンバン作ろうツアー』を企画したんですが
 冥子さん、エミさん、弓さん、一文字さん、早苗さん、魔鈴さんを始めに他のモブキャラはそもそも相手にしてもらえず、
 美神さんにいたっては『なんで私が”横島君と”あんなミーハーで貧乏くっさい海に行かなきゃいけないの?ヴァカ』の
 一言で片付けられてしまったそうです」

 「なんつーか、あのお姉さんらしいですな、てゆーか力いっぱい地元の方に失礼ですが」

 「シロちゃんとタマモちゃん達には、横島君は今回秘密裏に事を進めたそうですよ」

 「まあ、あの2人を連れていくと、『引率の先生』になってしまうんで、彼なりの”収穫”にはなりませんねー」

 「そんなこんなで、横島君と同行する事になった娘(こ)は、ハイっ、おキヌちゃんと小鳩ちゃんです!ぱちぱちぱち〜。
 おキヌちゃんは横島君からのお誘いを受けるやいなや、予定していた弓さんちのお泊り会をあっさり蹴っちゃいました。
 ああ、女の子同士の友情ってかくも脆いものなのかしら・・・。青春よねー」

 「彼女も肉体が戻って、あきらかに欲とゆう物が出始めましたねぇ。人間的に良い事です。横島には勿体無いですが」

 「小鳩ちゃんの方は、アルバイトもありますので一応返事は”留保”だったんですが、おキヌちゃんの参加を聞いて、
 てゆーより誘いを受けた時点で『参加者は横島君とおキヌちゃんの2人きり!』だったそうです。これは危険です!
 そこで必然的に参加(参戦?)するにいたったワケなんです。青春よねっ」

 「まー、現段階でアノ2人が”夏のおもひで”なぞ作られた日にゃ、ほぼ”確定”しちゃいますからねー」

 「ええ、彼女達にとって、ここで相手を一気に引き離したい、または追いついておきたい絶好の機会なんです」

 「ところで、愛子さん?」

 「はい、何でしょう」

 「愛子さんは、その・・・・・誘われなかったんですか?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






 「ねえ、シジマール玉乃海(仮名)君?」

 「大変ヤな呼ばれ方ですがとりあえず、はい」

 「私のね、吸い込める空間の中に、私自身もどうなってるのか、何処にいくのか全っ然知らない空間があるの」

 「・・・・・・・・・・・・・」


 「入ってみない?」

 「ご遠慮させていただきます、あーんど先の質問を撤回いたします」

 「はい、けっこうです」(にっこり)


「はい、気になるクラスメイトの意外な一面が見えたところで、実況本編に入ろうと思いますが
 字数の関係上次のスレッドにさせて頂きます。皆様、引き続きよろしくお願いします」

 「なんか中途半端よねー。モラトリアムよねー。青春よねー」


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