ザ・グレート・展開予測ショー

神々の報酬〜「どつかれ」と「ヨコシマ」〜


投稿者名:アフロマシーン改
投稿日時:(02/ 9/ 3)


魔界第3層、魔族軍某基地……


「アッテンショーン!!。貴様ら歯を食いしばれ。修正してやる!」

バシン!バキッ!

「ぐふぉっ!?」「あべしっ!!」

緑色の血をふりまき、倒れふす2鬼の魔族軍兵士。

「こいつらを営倉にぶちこんでおけ!私はこれから妙神山へいくっ!」

自分の倍はあろう巨体の兵士達を、ことなげもなくはたき飛ばしたのは一人のりりしくも美しい女性士官だった。

「……4どつかれ。ふむ、まだしばき足りんか。」

すっかりのびてしまった兵士達を、部下が営倉へひきずっていったあと、
新しく配給されたばかりの新型携帯見鬼君を左手に、士官はつぶやいた……。



主に下級魔族の集う居酒屋チェーン店「死裸鬼屋」



「そっ、そこのねーちゃん、お、おいらたちと楽しいことしない?ぐひひひ。」

酔っ払った鬼たちが、カウンターで一人で酒をあおる女性型鳥人に目をつけ、からんでいた。

「な〜〜?、しっ、しかとするなよう!」

無視をされた鬼たちのひとりが下卑た声を荒げて、鳥人の肩をつかんだ。

「1ヨコシマ……、却下じゃん!この人間より弱い○○○野郎が!!」

きらっ!
鳥人の手が上下に一閃すると、無数のするどい羽根矢が鬼たちに突き刺さった。

「人間め、あなどれない力じゃん……。あたしがやられただけのことはあるじゃ
ん。」

その左手には、ぴこぴこ目をひからせ、わずかに手を左右に振る人形型の計測器が握られていた。




〜上記2件の出来事が起きる少し前〜



アシュタロス戦後の論功処罰のため、神・魔トップ会談がもたれた。


??「なあキーやん、アシュタロスを倒した人間達のことやけどな〜」

??「はい」

??「一応なにか報いなければならんな〜と考えとるんや。
どないおもう?キーやん。」

??「ええ、ひとつ考えがありますよ……。
  アシュタロスにとどめを指した人間のことですが、彼を調べたら神魔のな
かでもとびぬけて高い能力がありましたね。」

??「煩悩の力とどんなにしばきたおされても生き残る悪辣なタフさやったかな
   〜?。ほんと、うちの陣営に欲しい能力の持ち主や〜。」

??「もうひとりの方は、妙神山を通じてすでに黄金で支払われましたが、似たよ   うな能力の持ち主でしたね。」

??「現世利益やな〜。そっちもアシュタロスの穴を埋めるのに欲しいな〜。」

??「欲しい欲しい言っても始まりませんよ。再び彼らに何かを与えたり、まきこ   むのは、残党を刺激するだけです。
   それよりも彼の異能(?)を神魔の度量衡にくみこんでみませんか?ここま   で煩悩の力が進化して、あなたのところのアシュタロスとかいう人を抑えた   のですから、過激派へのよい冷や水と啓蒙になるでしょう。」

??「もったいないこっちゃ……。本能をとことん満たすチャンスなのにな。
   ……それにもうひとつ質量の足りない魂に関してはわしらにも限界があるか
   らな。」

??「彼には、デタントの架け橋になってもらいましょう。」

??「ま、うまくいきよったらまたなにか考えましょ。ブッちゃんとアッちゃんに   もあんじょう言うといて!おつかれさま〜〜。」フッ!!

??「おつかれさまです。」フッ!!



神魔の両指導者は、しばかれ指数「どつかれ」と妄想指数「ヨコシマ」の神魔共通単位を制定し、会談を無事終了させた。




<参考指数表>


         どつかれ度


単位:1どつかれ

第1巻レポート1の8ページから採用。
初めて横島が美神のシャワーシーンを覗いてパンチをくらう。その肉体的、精神的ダメージを1どつかれと定義する。

 
         妄想度


単位:1ヨコシマ

第1巻レポート1の9ページから採用。
美神の露天風呂入浴シーンを妄想する横島の妄想力を1ヨコシマと定義する。



        (番外)

単位:1オキヌ
おキヌちゃん専用妄想指数、妄想力は1ヨコシマに準拠。



注)単位の設定を主に第1巻レポート1と採用したのは、お約束の出発点であること。それに比較的行動がソフトであり、単位を1と設定しやすいからです。



<どつかれ判定集>

第1巻

 レポート1

p、8 1どつかれ
コメント:裸がのぞけて、流血もこぶもでず、1発普通にこづかれる。

p、10 2どつかれ
コメント:おキヌちゃんファーストコンタクト。1どつかれとおキヌちゃんの希少
     などつきに+2どつかれで計3どつかれ

p、24〜25 5どつかれ
コメント:おキヌ凶器攻撃。実は横島の初流血は、美神と思いきやおキヌちゃんの攻撃。

p、26 2どつかれ
コメント:美神のいる露天風呂にダイブ。そしてカウンターパンチ





そのほか妄想判定集など、作者逃亡のため割愛。








さけびが聞こえる。








煩悩少年の魂のさけびが








「なんじゃ、そりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」







「こるぁ!横島!!、あんた!うるさいわよ!!」

ばきっ!ぐしゃっ!どくどくどく……。



ピコン!ピコン!ピコン!

「30どつかれ!」、「30どつかれ!」、!「30どつかれ!」

小竜姫から送られた新型見鬼君が、今日も陽気にがなりたてている。




〜幕〜

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