ザ・グレート・展開予測ショー

黒金2・『中立』


投稿者名:紫
投稿日時:(02/ 9/ 3)

『中立』

それは横島を言い表した言葉。

彼は基本的に人も妖怪も神も魔も、皆同じように扱う。

どんな立場のものにでも、平等にふるまう。

それは彼がたまたま持って生まれた性格。魂。



世界は方向性のない『力』で満たされている。

『力』とは言っても、それだけでは何でもない。感知すらされない。

それは、『既に具体化されていた力』によって方向性を決められて『具体化』する。

物理現象、心霊現象、『意志』。

それらは何の関係もなさそうに見えて、実は皆、元は同じものである。

何かに具体化され、他の具体化を起こし、最後には元の何でもない力に戻る。

たとえば、肉体と言う『物質』に『意志』が宿る。

たとえば、強く願う『意志』によって、奇跡的な『事』が起こる。

世界はそうやって循環しながら成り立っている。

正反対の性質の神や魔ですら、元はこの『何でもない力』から生まれている。



横島は『中立』故に『何にでもなりうる』この『何でもない力』に最も近い者であった。

そのためか、彼は世界と半同化しており、自身の意志を世界に影響させることができた。

尋常でない数の奇跡を起こした。

自身の霊力を『力』に戻し『好きな方向性を与えて解凍する』文殊と言う力を持った。



世界はアシュタロスに対して反作用を持ち始めた。

彼がコスモ・プロセッサを考え出した時から。

しかしその意志に対してだけでは、反作用も大したことがなく、さほど効果はなかった。

計画を遅らせる事くらいしかできなかった。そして・・・

コスモ・プロセッサは実現した。

世界はそれに対して早急に対応しなければならなかった。

具体的な『対抗者』が必要なほどに。 



ここに世界と最も近い者がいる。そして彼は死にかけている。『力』に戻りかけている。

さらに彼を助けるために、霊体を注いでいる者がいる。

その『隙』に世界は干渉した。

すなわち。ルシオラの霊体に『プログラム』をのせて、壊れ書けた彼の魂を書き換える。

それは、彼の心に『アシュタロスの抹消』を書き込むものだった。

それは、彼を一時的に、全ての『力』を統べる『王』に仕立て上げるものだった。



彼自身を反作用とする。



・・・世界は修正を開始した。


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思いのほか早く書けた第二話です。って、話すすんでないです。ごめんなさい。
ええもう、解説文てゆうか、設定文てゆうか・・・書きたかったんですよう。
さらにこの設定、かなり妄想なんで、破綻してるかもしれません(爆)。
とゆう訳で、いろいろ勘弁して下さい。
・・・いいんだい、反対票なんか怖くないやい。

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