ザ・グレート・展開予測ショー

悪夢ふたたび(6)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 8/26)

「っぐ!」
男の操る魔物は一瞬ぐらつく。
「…なかなかやるな…」
「おら!」
ぺスパの攻撃をまともに食らってしまった。魔物は図体がでかいだけで動きが鈍い。
しかし、ぺスパは少し疑問に思った。この程度なら小竜姫とパピリオが負けるわけがない。
(…もしかして、なにか罠でも…)

ワルキューレは小さいアカサと闘っていた。
こっちはワルキューレの方が押されていた。敵は素早く動きなかなか捕らえられない。
「ほらほら、遅いよ!」
素早く攻撃をしてくる。
「っう!?」
一瞬ワルキューレの右腕に激痛が…
「こ…これは…!?」
「僕が造った毒針だよ〜」
物凄い激痛の後、右腕の感覚が無くなっていく…

「こ…ここは…?」
小竜姫は目を覚ました。
「よかった…気がついたんですね…」
おキヌは嬉しそうな顔をする。
「私はいったい……は!?あの怪物は!?」
「え!?」
小竜姫は突然大きな声をだしたのでおキヌはビックリした。
「…今さっき町の中で、大きな魔物が現われたので…美神さんたちが…」
今から数分前に美神たちは魔物がいる所へ向った。
「大変!!!」
小竜姫はベットから出ようとするが体が動かない。
「な…なにが大変なんですか…!?」

「さて、そろそろ準備体操は終わるか…」
男はそう言うとどんどん霊力が上がっていく…すると魔物もどんどん霊力があがっていく。
「な…!?」
一瞬にして魔物は姿が変わり前より凶暴そうになった。大きな爪もある。
「これで終わりだ…!」

「ちょっと待ちなさい!!」
『!?』
ワルキューレとぺスパは聞いたことのある声が聞こえた。
「こんな町の中で暴れないでよね!」
以前ワルキューレと小竜姫にもらった竜の牙とニーベルンゲンの指輪を美神は付けなが登場した。(あと横島たちも)
「…あの女誰だ?」
「お前、アンさまの言ってたこと覚えとけよ!アシュタロスを倒したやつらの一人だろ!」
「そういえば…まあ、まぐれでアシュタロスに勝ったんだろ?それとも単にアシュタロスがマヌケだったんだろ。」
痩せた男は大きな笑いながら言った。
この言葉にぺスパは怒りが込み上げてきた。
「この野郎―――!!」
「ブッ!?」
ぺスパは男の顔を力一杯殴った。
すると魔物はぺスパを捕まえた。逃げようとするが大きな手の中で動けない。
「女…いい度胸だな…」
「うわあああ………」
ぺスパを握りつぶそうとする。
「ぺスパを離せ!」
横島は文殊で男のいる魔物の頭に投げた。文殊は爆発した。
「っぐ…」
魔物の手がひらいた。ぺスパは素早く脱出する。
「おのれ!!たかが人間のくせに…」
「いい加減にしろよ!!ギモ!」
阪上は手に霊力を込めて魔物の顔を殴る。魔物の顔は一瞬でぐちゃぐちゃになってしまう。
「ガ…ガルスビ…!?」
横島は二個目の文殊を投げた。それが魔物に当たると爆発した。魔物は跡形もなく消滅した。
「バ…バカな…」
阪上は男に近づくと剣をだした。
「ガ…ガルスビ…」
「さて…聞かせてもらおうか?アンの目的を!」
「………」
「答えろ!師匠の命令だ!」




 

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