ザ・グレート・展開予測ショー

命の『選択』?14


投稿者名:運値
投稿日時:(02/ 8/12)

「それじゃあ、候補としては、美神さん達、小笠原さん達、カオスさん、魔鈴さん、西条さんで大体いいですね」
「はい、小竜姫様。この町で霊力が強いと言うと大体彼らに絞られますからね」
「僕達が違うことは確認済みだし、それじゃあ皆行こうか」
「「「はい」」」

結局、冥子・タマモ・横島と小竜姫・唐巣にグループ別けがされた。

「じゃあ、俺達が美神さん所と小笠原さん所で、小竜姫様達がカオスと魔鈴さん所でいいっすね?」
「……横島さん、くれぐれも言っておきますが痣(あざ)を確かめるのはあくまで最後の手段ですよ!!!普通はそんな物見なくっても分かるはずなんですから」
「は、はい…分かりました…チッ…」

(でも、不可抗力なら…でへへへへ…)
不埒なことを考える横島。小竜姫は、そんな横島をギロっと睨みつけ駄目押しをする

「タマモちゃん、しっかり監視お願いしますね」
「うん、分かったわ」
「た、タマモ〜〜」
「それじゃ〜〜先ずは〜〜エミちゃんの所に行きましょうか〜〜」
「「はい」」
「横島君。君に神の御加護があるようにね」
「それじゃ、いってきます」

そう言って横島と小竜姫達は冥子の事務所を出ていった。


3人がエミの事務所のビルの前に着いた時、横島は突然、冥子とタマモに言った

「ちょ、ちょっとすんません。突然腹が…アイタタタ…あそこのコンビニのトイレに行ってきますので少しここで待っててくれませんか?」
「いいわよ〜〜、横島君が出てくるまでコンビニの前で待ってるわ〜〜〜」
「ありがとうございます!!!」

そう言うと物凄いダッシュでコンビニの中に入る横島。

「……何か怪しいわね…」

タマモは横島の雰囲気に何か怪しい雰囲気を感じたのかポツリと呟いた。

「大丈夫よ〜〜。コンビニの出入り口は〜〜ここだけだし〜〜」
「…それはそうなんだけど…」
「横島君を待って〜〜3人で仲良く行きましょ〜〜〜」
「まあ、あなたがそう言うんならそれで良いけど…う〜ん、怪しいなあ…」

横島がコンビニに入って10数分。一向に出てくる様子が無い。流石におかしいと思ってタマモが中に入ろうとした次の瞬間、エミの事務所からけたたましい女性の悲鳴がした。

「あのバカやっぱり!!!冥子さん!!!行くわよ」
「ええ〜〜!!」

冥子とタマモがエミの事務所に入ると、タイガーがエミを羽交い締めにし横島がエミの衣服を剥ごうとしていた。

「こ、こらーーー!!タイガー、お、おたく、こんなことしてただじゃ済ませないワケーーー!!!」
「エ、エミサン!!!しょうがないんじゃーーー!!!これも世界の平和のためなんじゃーーー!!!ハアハア、ワシは決してエミさんの裸が見たいんじゃなくて純粋に世界の為にーーー!!!」

鼻息荒く、物凄く嬉しそうにその顔を真っ赤にしてタイガーが叫ぶ。

「そうです!!!これも世界平和の為の尊い犠牲なのです!!!…この漢・横島、エミさんのチチ、無駄にはいたしません!!!!」
「横島サン、前口上は良いからさっさと剥くんじゃーーーー!!!」
「は、放せーーーー!!!」
「ふ、分かったぜ、タイガー!!!しっかりと抑えてるんだぜ!!!それじゃご開帳!!!」

そう言って横島がエミの服に手を掛けようとした瞬間

「狐火!!!!」

ゴウウウウと物凄く大きな火が横島を包み込む。後には真っ黒焦げになった横島が残されていた。

「マコラちゃ〜〜〜ん!!!!おねが〜〜〜い!!!」

反対側では、タイガーが冥子の式神にボコボコにされていた。


エミも加わり散々2人をボコボコにした後で、エミが冥子に尋ねた。

「ちょっと冥子、いったい何が起こってるワケ?」
「え〜〜〜〜とねえ……」

一連の出来事を説明する冥子。

「ふ〜ん、大変なことが起きてんのね…、まあワタシは残念ながら違うワケね」
「…そ、そりゃ…そうでしょうね…」
「なんか言った!!!」
「い、いや、すんません、すんません…」
「でも、もし令子に憑いてたら見物なワケ。あいつ性根最悪だから物凄く可愛い性格になってんじゃない?」
「……確かに」
「これから仕事があるから、ついて行けないのは残念だけど、頑張ってね」
「うふふふふ〜〜ありがとう、エミちゃ〜〜ん」
「家のバカが迷惑掛けてすみませんでした」
「まあ、良いわ。ストレス解消もできたワケだしね♪」

そう言ってエミの事務所から出て行く3人。出て行く間際タイガーの叫び声が聞こえたがあえて無視して先を急ぐ。

「あ、あの〜〜、これは?」
「横島君が〜〜、勝手な行動をしないようにね〜〜〜」
「…予防策よ」

横島の首に首輪をつけその縄をタマモが握っていた。

「とほほほほ、結局この扱い……ハァ…」
「自業自得よ♪」

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