ザ・グレート・展開予測ショー

命の『選択』?12


投稿者名:運値
投稿日時:(02/ 8/11)

次の日の朝

「…お…よこ…」
「う〜〜〜〜〜ん」
「横島起きろ!!!」
「う、う〜〜〜〜〜〜ん…グヘッ!!!」

横島は鳩尾に物凄い衝撃を受けて目を覚ました。

「な、なんだ!?」
「やっと起きたか。さっさと飯を食べろ」
「…タマモ…なんでここにって、ああ思い出した」

横島は昨日の出来事を思い出した。
(やっぱ、美神さんには逆らえんか…トホホ…)
そんなことを考えつつタマモに言う

「飯って、お前が作ったのか?」
「あ、ああ一応…昨日のお礼もあるし、しばらくここに置いてもらうから」
「へえ〜、お前がねえ。どれどれって…へ?」

テーブルの上を見る横島。そこにはお湯が入れられている赤いキツネが2つ置いてあった。

「……………」
「美味いぞ」
「作ったってこれは…」
「何?せっかく作ってやったのに食べないの?」
「い、いや食べることは食べるけど…」

(も、もしかしてこいつがいる間は毎朝赤いキツネかも…もしかして美神さん、新手の嫌がらせか…う〜ん…)
などと、少し背筋が寒くなった横島であったが気を取りなおし食べ始める。
タマモはというとさっさと食べ終わり、じっと横島の方を見ている。正確には横島が最後に食べようと残している油揚げだが。

「た、タマモ…食べるか?」
「うん♪ありがと」

タマモの視線に負けて油揚げをあげる横島。それを嬉しそうに食べるタマモ。
(うう…毎朝素うどん…)
さらに嫌な想像を膨らませる横島。
(ルー○兄ぃ…、駄目だ…俺負けちまいそうだよぅ……。野望完遂より先に栄養失調で…)
そんな横島をよそに、油揚げを食べ終わったタマモが口を開く。

「そういえば、この後冥子の事務所に行くんでしょ。一応私も行くから」
「え?何で…」
「昨日の内に美神さんが冥子に連絡したから」
「あ、ああ分かった」

朝食が終わり、横島達は冥子の事務所に行った。

「ちわーーーす」
「あ〜〜〜、おはよう〜〜〜横島君〜〜タマモちゃんも〜〜おはようね〜〜」
「…ええ」
「今〜〜〜お客さんが来てるのよ〜〜〜」
「へえ、誰っすか?」

美人なら良いなあ、などと横島は妄想を膨らませる。

「え〜〜とねえ、横島君もよくご存知の方よ〜〜〜」
「え?」

その瞬間ガチャリと応接間のドアが開く。そこに現れた人物は…

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