ザ・グレート・展開予測ショー

学園物語(3)


投稿者名:ZIN
投稿日時:(02/ 8/11)

この物語は煩悩によって人並み以上の霊力を操る横島忠夫の物語である。
能力に目覚める日はいつ?

「ゴーストスイーパー?」
横島は聞いた事のあるようでないような言葉を令子に聞き返すように口に出す。
「そう、私はこの業界でトップクラスのGS美神令子よ!」
「あの〜美神さん、教室に案内しなくていいんでしょうか?」
「校長は校長室で茶でも飲んでくつろいげって!俺が案内するから!」
「横島抜け駆けか!」「俺も行く!」「俺だって!」
ベキポキパキ
男子共の骨が折れる音ではない。令子が指を鳴らしている音だ。
「あんたら、私の仕事の邪魔するとどうなるかわかってんでしょうね!?」
恐ろしーいオーラを放ちながら令子は言う。
「お・・・俺止めとく。」「俺も邪魔しちゃ悪いしな。」「お・・・俺も。」
男子共は逃げ出した。女子達も逃げちゃった。
校長も一緒に逃げ出した。
「ちょっとー!校長は案内しなさいよ!」
令子がそう言うと一人の男が立っていた。
横島である。
なんと彼は一番近くで令子の恐ろしーいオーラをまともに受けたので立ったまま
気絶していた。まあ、情けない話である。
(・・・しかたない、コレに案内してもらうか・・・)
「起きんか!起きんか!起きんか!」
ベシベシベシ
横島の顔を叩く。別名往復ビンタという。
「痛いっちゅ〜の!起こすならもっと優しく起こして下さいよ!」
「ほら、とっとと案内しなさい!」
「聞いてないっスね(ボソ)」
横島は令子を自分の教室に案内する事になった。

「ここっス。」
横島がドアを開ける。
すると・・・
担任の教師が上半身裸だった。
「なっ!」
「よ・・・横島!たす・・・」
「先生が大人の○×△□してる!!」
「ち・・・違う!!」
担任の教師がひどくやつれていた。
「あんたの担任、どうやらその人形に生気を吸われたみたいね。」
横島は人形の方を見る。
「なぬ〜!」
なんと市松人形は等身大サイズになっていた。
当然着てた着物はない。
『あら〜そこの坊や、あたしといいことしない?』
「いいことっスか〜!!」
「な・・・何なのこのバンダナ少年の霊波が急に上がった。」




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