ザ・グレート・展開予測ショー

命の『選択』?8


投稿者名:運値
投稿日時:(02/ 8/10)

一方、横島達はというと
「冥子さん、もう一つのグループ来ませんねぇ?もしかして先に行っちゃったんじゃ無いですか」
「え〜〜?そうかしら〜〜〜、じゃあ入りましょうか〜〜〜」
「はい、行きましょう」

(冥子さんとの初めての仕事や、くっくっく、ここから俺の栄光の歴史が始まるんやーーー!!!けっけっけ、み返したる、み返して後悔させちゃる!!!それでいずれ、「ああ、横島君私達が間違ってたわ、帰ってきて」何て言われて「ハッハッハ、可愛い奴だなチクショーーー!!」「あ、駄目皆が見てる!!!」「良いではないか、良いではないかーーーー!!!!」…「横島君やっぱり、僕は君に勝てなかったよ」「ふん当たり前だ西条、テメエは負け犬だ!!野垂れ死ね!!!」…)

「横島く〜〜ん、どうしたの〜〜〜?行くわよ〜〜〜〜」
「ハッ、しまった。また妄想が…、いかんいかん」
横島は両頬をピシャリと叩いて冥子の後についていく。
「ところで、もう一グループって誰なんでしょうか?」
「さ〜〜〜、聞いて無いわ〜〜。予定では集合してそこで作戦を練る予定だったから〜〜〜、冥子わかんな〜〜い」
「はあ、さよでっか」

横島達は薄暗いビルの中に入る。すると、そこはもう誰かが除霊した様ですっかりと浄化されていた。
「やっぱ、彼等先に入ったらしいですね」
「そうね〜〜」
「この分じゃ俺達の出番は無いかもしれませんね」
「いいじゃない〜〜〜。危険よりも〜〜〜」
「そりゃ、そうっすね」
美神に雇われた頃は真っ先に危険な場所に、無理やり放り出されていた横島には冥子の思考は新鮮に思えた。
「じゃ〜〜行きましょう〜〜〜、頼りにしてるわよ〜〜横島君〜〜〜」
「ハイ!!!漢・横島命に換えてもお守りします!!!」
(う〜ん、美神さんの時は散々足手まといって言われてたからなあ…頼りにされるなんて何時以来だろう?)

階段を昇りどんどん上に進む横島たち。少々の小競り合いはあったものの難なく8階に到着する。
「あれ?誰かが争っているようですね。俺先に見てきます」
「お願いね〜〜〜横島君」

そこには薄暗い所為でよく見えないが女性と思しき人が悪霊に追い詰められているのが分かった。
「チャーーーーーンス!!!!」
(ここでカッコイイ所を見せて、あの女性とお近づきに…)
瞬間、煩悩で横島の霊力が一段階上がる。そして悪霊にばれない様にこっそりと背後に忍び寄った。悪霊が少女に腕を振り上げた瞬間。
「くらえ!!!ハンド・オブ・グローリー!!!」
そう言って悪霊の背中に霊波剣を突き立てる。暫くピクピク動いていたが悪霊は消滅した。消滅したのを見届けると、バッと女性に近づいて手を取る。
「お嬢さん、もう大丈夫ですよ。このGS見習・横島忠夫が悪霊を退治しました!!!」
そして、その手をブンブン振って顔を近づける。
「…って?お前…タマモじゃねえか」
途端に残念そうな顔になる横島。
「わ、悪かったな。それにしても、お前、前から思ってたけど…卑怯だな」
そう言いながらもタマモは顔を真っ赤にしている。
「ぶっ、べ、別に良いだろ助かったんだから」
横島は憮然として立ちあがる。もちろんタマモの様子にも気がつかない。
「お前がここに居るってことは、美神さん達が来てるのか?」
「ああ、そうだ。ヨコシマ、お前こそ何でここに…」
「あ〜〜〜、横島君。大丈夫〜〜〜?」
「大丈夫ッすよ、冥子さん」
「そ〜〜、良かったわ〜〜〜。あら、アナタ令子ちゃんの所のタマモちゃんじゃない〜〜〜。じゃあ、令子ちゃんも来てるのね〜〜〜」
と嬉しそうに叫ぶ冥子。そんな彼女を尻目にタマモは横島に尋ねる。
「お前、もしかして…」
「ああ、俺は冥子さんの事務所に移ったから。まあ、今度からライバルとなるわけだけどヨロシクな」
タマモの表情が一瞬強張る。
「じゃあ、戻っては…」
「まあ…」
(くっくっく、俺の偉大(?)な計画のためには今戻るわけにはいかんのジャーーー!!!)
などと妄想をしている横島。
「じゃ〜〜、横島君、タマモちゃん、早く令子ちゃんと合流しましょ〜〜〜」
「はい、わかりました」
横島は妄想を打ち切ると、タマモに文殊を投げる。
「おい、これで回復してさっさと行こうぜ」
「……ああ」
文殊でタマモを回復して横島達は上の階に昇った。

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