ザ・グレート・展開予測ショー

DEAD OR ALIVE(29)〜修行編5鬼門と鬼ごっこ〜


投稿者名:あゆむ
投稿日時:(02/ 8/10)

何を考えてるんだ小竜姫様は?なぜ俺が鬼門と鬼ごっこしなきゃならんのだ?
ていうかごっこじゃないな・・・
俺は逃げながらそんなことを考えていた。
しかし、走るから鈴の音がチリンチリンうるさいし・・・はあ〜
大体目隠しされた奴に俺が捕まるわけないだろ・・・って〜!!
俺は後ろを見た。すると目隠しした鬼門が俺の後ろを付いて来ているのだ。
くっ、俺はとっさに逃げる方向を今走って来た方向へと変更した。
これで大丈夫だろ・・・
そんな事を思っていたら鬼門も俺と同じように方向を変えて来た。
それで捕まった。
「な・・・なんでだ〜!なんで目隠ししてる奴に〜!!」
「横島さん捕まってしまったようですね。」(by小竜姫)
「・・・そうか!鬼門ズルしたな、そうだろ!こっそり隙間から見てたんだろ!」
『失敬な!(怒)』
「横島さんが捕まった原因は二つあります。」
「えっ?」
「一つは横島さんが走って逃げている時、鈴の音がしましたよね。」
「鈴付けて走ったら音はするんじゃ?」
「実はですね、しないんですよ。無駄な動きが無ければ音はしません。」
「本当っスか?」
「では、私も鈴を付けて走りますので見てて下さい。」
そう言って小竜姫様は一番目立つ赤く太い柱に走って行った。
鈴の音はしなかった。
「・・・鈴を付けても音がしないというのは分かりましけど・・・もう一つ原因が
あるって言いませんでした?」
「はい。」
「何なんですそれは?」
「鬼門が横島さんを捕まえる事ができた一番の理由は気配を探る事ができるからです。」
「気配を探る?」
「簡単に言えば、心の目で相手を見ているんです。」
「・・・・・・」
「今回の修行で二つの課題ができました。
まず一つは無駄のない動きを習得する事、もう一つは心の目を習得する事です。」

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