ザ・グレート・展開予測ショー

命の『選択』?


投稿者名:運値
投稿日時:(02/ 8/ 9)

初めまして。皆さんの素晴らしい作品を読ませていただき感銘を受けて書こうと思いました。未熟ですが御指導・御鞭撻のほど、宜しくお願いします。

本編
アシュタロス戦から数ヶ月。横島は久しぶりに学校に来ていた。そして、ピート・タイガー等いつものメンバーとの会話の中でバイト代が話題に上った。
「おいピート、鳥巣のおっさんのバイト代って手取り幾らぐらいだ?」
「えーとですね、大体これくらいかと」
その額は横島の約数十倍にのぼる。
「まじ!?てめー、そりゃ貰い過ぎじゃーーーーーーー!!!!!そもそも、あの貧乏教会のどこにそんな金があるんや!!!」
横島はぶち切れてピートに詰め寄る。
「え?だってGS見習なら普通はもっと貰える筈ですよ。GS研修期間の最低賃金は一応協会から出ますので、神父も僕にバイト代を払うことが出来るんですし」
GSは人数が少なくその分収入の多い仕事である。毎年1度の試験で32名しか受からず(現実における最難関試験の司法試験ですら1000名―1番難しい時期でも500名―)そしてGS研修期間は、その期間中の賃金は協会と国が全て面倒を見ているのである。
「ピートしゃんの研修費の半分は教会に寄付しとるんですよ。」
「はい、それに故郷への仕送りもありますのでGS見習でも研修費がこれくらいになってしまうんです」
「じ、じゃあタイガー、お前は幾らもらっとるんだ?」
「ワシですかい?そうじゃのー、エミしゃんも美神しゃんと同じでがめついからのー。普通のGSのバイトの半分くらいですかいのー」
しかし、その額も横島のバイト代の20倍以上ある。
「横島さんも資格を持ってらっしゃるんですから、かなり貰ってる筈ですよ。でも、美神さんは『研修費』の他にちゃんとバイト代を払っているんですよね。」
「え?」
ピートの言葉に横島は固まる。そもそも研修費が協会から出ること自体初耳だ。
「ピート、研修費の話しもっと詳しく話してくれねーか…」
「まさか横島さん、もらって…ないんですか?」
「馬鹿ヤローーー!!!そんな額ありゃ毎日ラーメンに卵いれて食えるじゃねーか。俺がそんな贅沢なことが出来るように見えるか!!!」
「そう言えばそうじゃのー。じゃあ、横島しゃんの研修費は何処にいってしまったんかいのー」
(おいタイガーそりゃ一目瞭然だろ!!!!)
ピートも横島も心の中で突っ込む。
「くっそーーーあのアマ、今度と言う今度は俺も愛想が尽きたぞコンチキショウ!!」
横島は叫ぶともの凄い勢いで教室から出ていった。

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