ザ・グレート・展開予測ショー

DEAD OR ALIVE(28)〜修行編4


投稿者名:あゆむ
投稿日時:(02/ 8/ 8)

「横島さん、あなたの霊力は相当凄いものです。」
「・・・けど、あの黒いローブを着た魔族には勝てなかったっスよ。」
「それはですね、横島さん、あなたは肉弾戦に近い接近戦が不得意なんです。」
「・・・でも、以前メドーサとも闘ったけど・・・なんとか勝ちましたよ。」
「横島さん、その時文殊は使ってますか?」
「使ってますよ。『剣』、『盾』、『鎧』、『兜』の四つを使いましたけど。」
「使いすぎですね。その時のメドーサが殺す気でかかってきてなかったかったとしたらどうです?」
「・・・・・・それって殺すつもりだったら殺せたって事っスか?」
「そうです。」
「・・・(そういやアシュタロスの時に蘇ったメドーサに襲われた時死に掛けたな)」
「これからはそういった格闘面の方を鍛えていきます。」
「どうするんスか?」
「まず、これに着替えて下さい。」
小竜姫様が俺に服を手渡してくれた。
その服は以前来た時の服ではなかった。
上は忍者服みたいな感じで薄い生地で半袖の物だった。
ズボンの方はなんとなく小竜姫様のに似ている。
「これは?」
「特殊な霊糸で作られた服です。魔力などの攻撃によるダメージを軽減できる鎧みたいな物です。それは差し上げます。」
「えっ!くれるんスか!?」
「これを着てたら文殊で防具を出す必要ありませんよ、それからこれも使って下さい。」
小竜姫様が今度俺に渡してくれたのは竜の牙だった。
「では、横島さんこれから修行を始めます。」
「(こく)」
「では横島さんの修行相手を紹介します。」
「えっ、修行相手?」
ま・・・まさか筋肉質の鬼みたいなのが相手じゃないよな・・・
そんな事を考えてると俺の修行相手とやらが入って来た。
ってえ〜〜!!
『元気そうではないか横島。』
「お前は鬼門(右か?それとも左か?)!!」
まさか本当に鬼が相手とは・・・何を考えてるんだ小竜姫様は?
「横島さんこの鈴を腰に付けて下さい。」
「えっ、あ・・・はい。」
俺は言われた通りに鈴を付けた。
「では修行を始めます。鬼門が目隠しをして横島さんを追いかけるので逃げて下さい。」
「ちょ・・・ちょっと小竜姫様・・・」
「何か?」
「それってまさか・・・」
「鬼ごっこです。」
・・・ダハッ!!
俺はこけるしかなかった。

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