ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫ただいま修行中(終)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 8/ 5)

「…いよいよ明日か…」
横島は茶の間で寝転びながら言った。
「もう妙神山に居るのも今日までか…」
今はもう三月。一年間があっというまに過ぎていった。
「横島さん…」
「小竜姫さま?なんですか?」
小竜姫はいつもより元気がない。
「今から…私と…本気で闘ってください…!」
「え!?闘うって…」
「あなたの修行は今日までです。…最後に私と闘ってください!」
横島は少し戸惑ったがすることにした。
そして二人は異界空間で闘うことにした。
「いいですね…」
「…はい…!」
小竜姫は剣をかまえる。
横島も霊刀波でかまえる。
「では行きますよ!」
小竜姫と横島は互いに一歩も引かない。
「っう!?」
小竜姫の剣が横島の頬にかすった。
「気を抜いたら死にますよ!」
小竜姫の剣を横島はなんとか交わす。
(反撃できないな…)
なかなか小竜姫には隙がない。
そして小竜姫は超加速をした。
「っえ!?」
横島は驚いた。まさか超加速されるとは思わなかった。
「ぐわ!?」
小竜姫の姿をとらえることは不可能だ。攻撃をいいようにくらってしまう。
「本気でやるといったはずです!」
小竜姫は超加速を止めた。
「そうでしたよね…」
横島はふらふら立ちながら言った。
(小竜姫さま…強いな…)
横島はそう思いながら文殊をだした。
文殊の力で霊刀波をパワーアップさせる。
横島は剣術では小竜姫とほぼ互角だ。修行のおかげで見違えるほど剣術の腕は上がった。
(まさか横島さんがここまで強くなるなんて…もう私が…私が…教えることはもう無い…)
小竜姫は少し涙が流れた。もう横島との修行は終わりなのだ。そう考えると涙が流れてくる。
その時、小竜姫は姉の言葉を思い出した。

「も…もうだめ…」
横島は倒れこんでいる。
「まあ今日はこれぐらいにしておこう。」
大竜姫はそう言うと小竜姫のほうによってきた。
「お前はいい弟子をもってるな…」
「え!?」
「あいつはもっと強くなる…もうすぐお前を抜くと思うぞ。」
「わ…私を!?」

二人の戦いはなかなか決着がつかない。
しかし横島の方が押してきた。
横島は文殊で素早く回復し、霊刀波と文殊でうまく攻撃してくる。
小竜姫も超加速をつかうが限界がある。
「あ!?」
小竜姫は横島の投げた文殊に当たった。文殊は爆発をした。
「っう!?」
小竜姫は吹っ飛ばされた。

「…は!?」
小竜姫が目を覚ました。
「よかった…目が覚めたんですね、小竜姫さま…」
「わ…私は…気絶したんですか…?」
「は…はい…すみません…」
横島は頭を下げた。
「頭を上げてください、横島さん…あやまることではありませんから…」
そう言うと小竜姫の目には涙が流れてきた。
「あ!?そ…その…え〜っと…」
横島は慌てふためいた。
「私…負けたんですね…これで…これであなたの修行はすべて終わりました…」
「………」
そう言うと小竜姫は横島に抱きついた。
「しょ…小竜姫さま!?」
「私は…もうなにも教えることはありません…」
「…」
「でも…いつかまた来てくださいね。」
「は…はい!もちろんですよ!」



「ポチ…」
パピリオは涙目である。
『がんばるんじゃぞ!』
二人そろっていう鬼門たち。
「横島さん…一流のゴーストスイーパーになってくださいね…」
「は…はい…」
小竜姫は横島に近づき…
『ひ…姫様―――!?」
「…(パピリオはすこし顔が赤くなった)」
横島は少し放心状態になった。
「また来てくださいね!」
小竜姫は笑顔で言った。
「…もちろんですよ!」

横島の修行は終わった。

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