THE DARK SIDE OF THE MOON〜Act.3,75
投稿者名:Cultivate Flat
投稿日時:(02/ 8/ 3)
――――――――――――――THE DARK SIDE OF THE MOON―――――――――――――――――
Act.3.75
時、同じくして天上界………。ここは神界側軍情報部本部………。その会議室……。そこでは、神界軍情報部幹部とその部下が、魔界軍情報部の到着を待っていた………。
「遅い!!一体何をしているんだ、ヤツラは!!これだから魔族は信用できんっ!!」
部下に一人がしびれを切らせて、そう叫んだ。
「まぁ、そう急くな、少佐………。」
少佐「しっ、しかし、大佐………!!」
大佐「待て、というのが分からんのか?」(ジロッ)
少佐「ハッ……、出過ぎました………。」
部下は鋭い目つきに制されて、仕方なく大人しくした………。そして、スピーカーから………、
『魔界軍情報部、ジークフリート大佐が到着いたしました。』
大佐「よし………、通せ。」
しばらくすると、会議室のドアが開く………。すると………、
「魔界軍情報部大佐、ジークフリート、以下二名、只今到着しました!!」
中に入ると、すぐに敬礼をするジークフリートとその部下。
大佐「このたびの遠路、御苦労。私は神界情報部大佐、ガブリエルだ。」
その軍服を身にまとった、ガタイのいい体に真四角のごつい顔の背中に大きな白い翼を持つ男が敬礼しかえして言った。男は続けて言う。
ガブリエル「早速だが、本題に入ろう。指令は聞くまでもないが、分かっているな?」
ジークフリート「えぇ、『美神玲一の身辺調査及び、その周辺人物の調査』を神魔合同で行うこと、ですね……。」
ガブリエル「ウム、そうだ。特に美神玲一のここ数ヶ月の霊気の上昇は異常だ。………下手すれば、我々、神魔が関与してるやも知れぬ。調べようにも、神界のデータだけでは不十分だ。そこで、不本意……ゴホンッ、失礼。魔界のデータも洗いざらい調べなくてはならない、ということでの合同調査だ。」
ジークフリート「はい。我々としても、今回の事態を重く見て、こうして合同調査を承諾したのです。」
ガブリエル「よろしい。問題は一刻を要する。早速、各自の調査を開始してくれ。前世レベルまで掘り下げての調査、また神族、魔族の追放者の調査、やることはたくさんだ。このミーティングが終わり次第、おのおのの本部で、調査を開始する。報告は決められた定時に連絡すること。それでは解散!!。」
そして、ミーティングが終わると、再びおのおのの本部に戻り、本格的な調査が開始されていったのであった………。
続く………。
今までの
コメント:
- ハイッ。非常に細かい話数です(爆)。やっとこれで、序章部分の終了です。一体何話かけてるんだか………。というわけで、次回から新章には入ります。ようやく主人公の登場でございます。まだ下書きしてませんが、頑張るつもりですのでこれを読んでくれている皆さん、もご愛読の方をヨロシクお願いします。m(_ _)m
次回更新は斑駒さんのサイトの企画参加予定です。それでは。 (Cultivate Flat)
- 美神玲一の身辺調査...何やらヒャクメが珍しく活躍できそうなシチュエーションですね(爆)。とりあえず協力体制を取ることが出来た神界、魔界の両情報部でありますが、これがいつまで続くかも不安が残るところですね。細部にまで渡る設定の綿密さが光ってますね。次回期待しております♪(あ、「あんてな企画」参加作品の方も楽しみにしております) (kitchensink)
- 作中に流れるどこか冷たいというか、暗いとは少し違うのですが重い雰囲気が漂っていて、僕はこのお話が大好きです。
あんてな企画も頑張って下さいね! (ヨハン・リーヴァ)
- 長く生きる、前時代を知る――その事は、決して幸福な事ではないのかも知れません。過去の人類を知るが故に、その事に望みを掛けたいピートたち旧GSチームらの苦悩。そして、この事態を利用して暗躍する影たち。まだまだ物語は謎に包まれておりますので、詳しいコメントは控えます。続きを楽しみにしております。 (ロックンロール)
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