レット・イット・ビー!! 〜序〜
投稿者名:我乱堂
投稿日時:(02/ 8/ 3)
横島が倒れた。
現象を端的に著すのならそれだけである。
別にそれが世界の危機でも株価の大暴落でも財布を落としたのでもないので、美神令子は無茶苦茶には慌てなかった。
電話を掛けてきたシロが狼狽しまくっているのを落ち着くようになだめ、前後の状況をつぶさに聞き取る。シロとタマモとおキヌをつれての仕事帰り、なんとなく寄った都内の某所で不意にゼンマイが止まった人形のように動きを止めて倒れてしまったこと、何度呼びかけてもなんの反応もないこと、おキヌがヒーリングをかけていること。
……ひととおり聞き終えた令子は「解ったわ。すぐに迎えをやるから、うかつに動かさないでね」とだけ告げ、すぐに病院にTELをかける。
連絡を終えてから、ふと令子は壁にかかっていたカレンダーに目をやった。
「――もう半年か。そろそろだろうとは思ってはいたけどね」
ぼやくように、自嘲するように呟く。
あの戦いから、既に六ヶ月を経ていた。
今までの
コメント:
- 初めまして。
我乱堂と申す者です。
ここにある色んな作品を読むうちに、なんとなく創作意欲がわいてきました。
この話は一応アシュタロス編の後となってはおります。
テーマ(というほど偉そうなものはないけど)は「日常の意味」。
つーか前向きな横島はルシオラの夢を見るか?
みたいな。
「あの後」をどうにか肯定したいなぁと、まあ、それだけの話なんですが……。
そんなに長くは続かないので、まあ、適当に読んでやってください。
では。 (我乱堂)
- 我乱堂さん、ここでは初めまして。最近「昼と夜のスキマ」にめっきりお邪魔していないkitchensinkでございます(ダメ)。ゴキブリ以上の生命力を誇る横島クンが倒れてしまうのは一大事な気がしますけどね(汗)。どのような原因で倒れたのか、そしてそこらへんの事情を知ってそうな令子の言動も気になります。次に移ります♪ (kitchensink)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa