ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫ただいま修行中(19)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 8/ 2)

「………でなにしにきたんですか?」
ヒャクメと大竜姫は茶の間にいる。
「べつに妹に会いに来るのに理由などいらんだろ。」
茶を飲みながら言う大竜姫。
「まあ…ただ会いに来たわけじゃないがな。」
「やっぱり…」
「人間の横島という者にも少し興味があってな。少し私が稽古してやろうと思ってな。」
「ぶぅ―――!?ええ―――!?横島さんを―――!?」
思わずお茶を口から出す。
もちろん大竜姫にかかる。
「ヒャクメ…貴様…」
目が鋭くなる。
「あ!?ご…ごめんなさい!?」
「まあ…よかろう…」
(こ…恐い…小竜姫も怒ると恐いけど姉も恐いわね…)
そう思うヒャクメ。
「ところで小竜姫と横島という者はどんな関係なんじゃ?」
「え!?」
以外な言葉に驚く。
「え〜とですね…」
この後一時間ほどヒャクメが小竜姫と横島の関係を言った。
いままでの事すべてを…

一方壺の中―。
「はあはあ…まったく…しぶとい…」
横島はもうぼろぼろ…
また木の化け物と戦っているが相手は強い。
「横島さん!がんばってくださいね!」
小竜姫は空から横島を応援している。一応修行なので小竜姫は手伝わないことにしている。
「くっそ〜煩悩パワーがなくちゃ勝てん!」
今朝小竜姫にボコボコにされあんまり覚えていない。
「あ〜はっきりと思い出せない!」
そんなことを考えていたらまた根っこが襲ってきた。
「どわ―――!?」

なんとか横島は生きている。
相手の木も横島に根っこを切られ文殊による攻撃で弱ってきている。
「つ…次で…倒してやる…」
横島の文殊はもう二個しかない。
横島は一点の場所に何回も攻撃していた。こんど攻撃すればたぶん倒せるだろう。
「横島さん…大丈夫かしら…」
見ているほうもハラハラしている。
横島は文殊は「火」と書いてある。
『ぎゃあああ…』
木の化け者には効果的だ。
「よし今だ!」
横島は霊波を投げた。ものの見事に集中攻撃していた場所にあたった。
『ぎゃあああ…』
木の化け物は悲鳴をあげながら消えていった。
「た…倒した…」
横島はその場で倒れた。

「横島さん!?横島さん!?」
「あれ…?ここは…?」
横島が目をあけると小竜姫が心配そうな顔をしていた。
「よかった…もう修行は終わりましたから…ここは妙神山ですよ。」
「…俺気絶したんすか?」
「ええ…」
横島の横には壺がある。
「おお…けっこう早かったな小竜姫。」
小竜姫はビクッとした。
(ま…まさかこの声は…)
小竜姫が振り向くと…会いたくない人物がそこにいた。
「あ…姉上!?」
「久しぶりだな。」
「おお―――!?初めまして!!僕は横島と…」
横島はすばやく動いて大竜姫の手を握って自己紹介をしようとしたら…
「…(殺気!?)」
小竜姫から殺気が感じられた。

とりあえず茶の間の部屋で大竜姫は来たわけを言う。
「お…俺を鍛えるんすか!?」
「まあ、心配するな。死ぬことはないだろうから………多分…」
「多分って…」
不安を感じる。
「言っておくが小竜姫、お前もな。」
「…(さ…最悪…)わ…わかっていますよ…」
「と…とりあえず風呂にでも行こう…」
「パピリオもいくでちゅ!」
パピリオはポチ(横島)とお風呂に入るのが楽しい。
横島とパピリオは風呂場に行った。
「さて…小竜姫聞いていいか?」
「な…なんですか?」
「お前横島と結婚するのか?」
「な!?なに言ってるんですか!?」
顔が赤くなる。
「いや〜ヒャクメに聞くと恋人以上の仲と聞いたもんだからな。」
「ヒャクメ―――!?」
ヒャクメを睨みつける小竜姫。
「私は真実を言っただけなのね〜」
ニヤニヤするヒャクメ。
「まあ、お前もそろそろ結婚してもいい頃だし…」
ますます赤くなる小竜姫。
この後小竜姫はしばらく頭から『結婚』という文字が離れなかった。




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