ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫ただいま修行中(17)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 7/28)

「くっそ〜〜〜」
横島はボロボロだ。文殊も効かない奴にどうすることも出来ない。
「うっ〜いいアイディアが浮かばん…」
先のとがった根っこがまた襲ってくる。
「うわっ!?」
とっさに避ける。そして文殊を取り出して空をとんだ。
「一時撤退だ〜」
しかし化け物の木から口みたいなのが現われいくつかの種を空にはいた。
そしてそれが横島を襲う。
「な…なんだ!?」
避けるが数が多すぎる。ついに一つの種が横島に命中し植物が横島の体を覆った。
「うっ、な…なんなんだいったい!?」
そして横島は落下する。
「うわ〜〜〜」

「うっ…ここは…?」
横島が目を開けると洞窟の中にいた。
「横島さん…気がつきましたね。」
「しょ…小竜姫さま!?」
「心配したんですよ…」
小竜姫が笑顔になった。
「………」
「どうかしました?」
「…あ!?いえいえ…なんでもないです…」
「?」
横島は小竜姫の笑顔をみてなんだか胸が熱くなた。
「そ…そんなことよりここはなんなんですか?それにあの化け物は?」
「壺はもともと竜神族の修行するためのものなんです。あなたが戦ったあの木をたおせば霊力が大幅に上がります。わたしも昔この壺の中に入り霊力を上げました。」
「えっ!?で…でもあんな化け物の木を人間の俺が倒せるわけないじゃないですか…?」
「大丈夫ですよ!あなたならできます…!」
小竜姫は本当は心配でしょうがないが横島なら竜神族じゃなくても倒せると信じている。
「今はケガを直すのが先ですから…」
小竜姫はヒーリングをした。横島はそれがとても気持ちよかった。いつのにか横島は眠りについていた。
「寝てるわ…」
小竜姫もなんだか眠くなった。そしていつのまにか自分も寝てしまった。

「…!」
いつのまにか外は暗くなっている。小竜姫はまた寝ようとしたら体が動かない。
(あれ…?動かない?)
「あ!?」
横島にいつのまにか抱きつかれていた。しかし横島は眠っている。
(…胸がドキドキしてきた…)
小竜姫の心臓の鼓動が大きくなっていく。以前に小竜姫が小さくなったときも同じことがあった。
(…嬉しい…)
小竜姫はそのときとても幸せに感じた。

「ね〜ヒャクメ…」
「なに?」
10時のニュースを見ながらヒャクメはせんべいを食べている。
「ポチはいつ帰って来るんでちゅか?」
「心配しなくてもいつか帰ってくるわよ。心配はいらないのね〜」
またせんべいを食べる。
「でも、もう夜でちゅよ!」
「この壺の中に入った竜神族の人たちは早くても一週間帰ってこなかったのね。
小竜姫の時は一ヶ月かかったわよ。」
「つ…つまんないでちゅ!ポチと遊べないなんて…!」
(あの壺のなかで二人っきり…ということは帰ってくるころは二人の中が進展してたりして…ああ…私ってなんて優しいんだろう。友だちの恋を手伝ってあげるなんて…)
せんべいを食べながらそう思うヒャクメであった。



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