ある長女の趣味
投稿者名:NGK
投稿日時:(02/ 7/24)
「〜〜〜〜〜♪・・・できた!!」
ルシオラは三着の服を上に掲げた。
「はぁ〜・・・(うっとり)」
「なにしてんだい?ルシオラ?」
「あ、新しい服だ〜〜〜♪」
「これは何なのさ?」
「ふふふ・・・これは・・・ねぇ・・・」
ルシオラは一つのテープを取り出した。
「これよ!!」
数時間後
「・・・おもしろそうでちゅね」
パピリオは割と楽しそうである。
「はぁ・・・まただよ・・・」
ベスパは頭を抱えた。
三姉妹の服は”長女”ルシオラが作ったやつである。
そしてその服は・・・街で歩けば○○○○○○ーと見事に思われるものである。
もっとも―――
「・・・アシュ様・・・これを着ろと・・・?」
「そうだ。これを着れば任務遂行がしやすくなる」
「・・・私は生まれて間もないですけど・・・どう考えてもこれは・・・」
「(もしかして趣味?)」
最後の言葉をメフィストは飲み込んだ。
敬愛する父なるアシュタロスがまさか・・・そんな・・・!
「おい・・・」
「(で、でも・・・!)」
どきどきどき
「とっとと行って来い!!」
・・・・・・
「そうか・・・男性ってこういうのが好みなのか・・・」
このときメフィストの魂にあやまった認識がその時植えられてしまう。
それから幾多の月日が流れ・・・
「ねぇ・・・令子・・・?いつまでそのボディコンを続ける気・・・?」
美智恵は愛娘に聞いた。
令子は、どんな時も、ってわけではないが限りなくボディコンの格好をしている。
趣味が・・・
「う・・・で、でも!これが私の信条だから・・・」
「・・・いい加減老けて見られるわよ・・・(ぼそ)」
ぐさっ・・・
「うぅ・・・でも、でも・・・」
令子の反論は美智恵には届かなかった・・・
場面は戻って三姉妹
「ほ、本当にやるのかい、これ・・・」
「いいじゃない♪いいじゃない♪」
「と言うわけでポチ!いくでちゅよ〜!」
なにがじゃ・・・
横島ことポチは突っ立っていた。
飼い主命令によるものである。
「(あれ・・・?あの服・・・どっかで見たことが・・・)」
三姉妹には合うと言えば合うのだがスカート付である。
徐々に三姉妹は直線状に重なっていく・・・
「(ん?・・・なんだ?)」
「「「いくわよ・・・○ェット○トリーム○タック!!」」」
次の瞬間、ポチの意識は途切れた・・・
「ねぇねぇ、ポチ、このトライ○ングル○タックって言うのはどうかな?」
「うぅ・・・誰か助けて・・・」
ルシオラの手はポチの服を離してはくれなかった。
おしまい。
今までの
コメント:
- ん〜なんなんでしょう?書いた自分もよくわかりませんわ(笑)
原作で横島(ポチ)とルシオラの変な服の会話から思いついた話です。 (NGK)
- そう言えばルシオラといい、メフィストといい、服の趣味がどう考えても色々な意味でおかしい感じでしたねぇ(笑)。メフィストと令子の前世関係を服の趣味にまでつなげた点が面白かったです。特に美智恵ママの「…いい加減老けて見られるわよ…(ぼそ)」という冷静なツッコミがツボにはまりました。 (kitchensink)
- う〜ん、三兄弟のほうは元ネタががわからないです〜。勉強不足ですいません。
美神さんのイケイケが前世からの因縁だったとは・・・目からウロコです(笑) (ヨハン・リーヴァ)
- 『○ェット○トリーム○タック』って…○い三連星(○イア・○ッシュ・○ルテガ)がいたらどうなるんでしょうね(笑)。…でも、この話はかなり笑えるかも♪ (マサ)
- 横島の影の苦労も、もう少しで実ることでしょう。
横ヤン。オレは、それまで見守っててやるぞ!(←助ける気はナッスィンぐ) (魚高)
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