横島忠夫ただいま修行中(訪問者5)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 7/15)
「ぐっ…」
「うおっ…」
両者の戦いはどちらとも一歩も譲らなかった…
いや…ガルスビが少し劣勢である。城中の敵を闘って疲れが出てきた。
(長期戦になったら負ける…!)
ガルスビはもう一本血で出来た剣を出した。
「うおおお…」
ガルスビはすごい勢いで敵に突っ込んだ。
「なめるな―――!!」
「ぐわー!?」
ガルスビは吹っ飛ばされた。
「貴様…なかなかやるな…しかし…」
「!?」
男の霊力がどんどん上昇していく。
「バ…バカな…」
いままでこんな強いやつと会ったことがない…アン以上の強さだ…
「これで終わりだ―――!!!」
男はそう言うと馬鹿でかい霊力波をだした。
「………こうなったら…魔装術を…」
ガルスビの体が赤く光り赤い鎧が現われた。
「なに!?」
しかし魔装術を使った途端霊力波がガルスビに直撃した。
『ガルスビ―――!?』
ドカー――ン!!
シルクはなんとか結界で無事だったが部屋はほぼ壊滅していた。
「愚か者…このア…!?」
男が言いかけた途端に赤い剣が男の頬にかすった。
「き…貴様ー!?な…なぜ生きているー!?」
「お…俺は…お前を倒す…なぜか…俺の心の中からお前を倒せと言っている!」
ガルスビは魔装術をして霊力が高くなった。
「ま…まさか…お前は…あいつの生まれ変わり…」
男の表情が変わった…
「あいつ…?あいつとは誰だ!?」
「間違いない…その顔…強さ…そしてシルクの反応…」
シルクも表情が変わった。
『ま…まさか…でもあの目…』
シルクにはガルスビの赤い目を見ていると昔のことを思い出す…
「シルク…俺は…お前のことが…」
『でもまさか…』
「シルク…す…まん…」
「まさかあいつの生まれ変わりとは…」
「許さん…この世界を乱す奴は…」
「バカめ…この俺に歯向かうのか…?」
「ちっ!むかつくんだよ…てめえの赤い目を見ていると…」
「お前の言うあいつがどこのどいつかは知らんが…俺はお前を倒す!!!」
「おのれ―!!!」
「…これ以上は言えない…俺は…言えない…」
阪上はまた涙を流していた。
「…ま!いいわ!泣くほど話たくないんなら…」
フォーはお茶を飲みながら言った。
おキヌもタマモもこの先が気になるが阪上がとてもつらそうで言えない。
「…そうか…」
阪上は涙を拭いてまた細い目になった。(寝ているように見えるぐらい)
「…!?そういえばフォー…」
「なあに!?」
「お前なんでここにいるんだ?」
「…四天王やめたのよ」
「や…やめた!?で…でも四天王はなくなったんじゃ…」
「いいえ…なくなっていないわ…グラスとウルフは天界を抜け出した後ここの人間界に住んでいたわよ…」
フォーはまたまたお茶を飲んだ。
「なんだと…!?」
「なんでもあんたを倒すとか…」
フォーの目つきが鋭くなる。
「俺を…?」
「でも…一週間前から二人は消えたわ。」
「消えた!?」
「私にもわからないけど…たぶんこの人間界にはいないわ…気配をまったく感じない。それに天界にもいないでしょうね…いたらいまごろ天界ではパニックがおこってるわ…」
「しかし…」
「ま…私は四天王をやめるつもりだったし…天界から抜け出したのも私はだれ一人殺さなかったのに…物凄い罰を受けてきた…まあ四天王だったからしょうがないけど…」
フォーはすこし暗い顔をする。
「…だから…」
「だから…?」
「私ガルスビと一緒に暮らそうと思って…」
フォーの顔が赤くなる。
「なに―――!?」
この時阪上の背中に冷や汗が流れていた。
今までの
コメント:
- 今回もオリジナルキャラばっかりです…
ウルフたちが消えた理由はまたフォーが語ります。
次回は「ドクターカオスとその友(魂)」の予定です。 (3A)
- へ?阪上君に甘い生活が訪れるのですか?
むむむ、羨ましい・・・。しかし冷や汗を流すことはないと思うのですが(笑)
次は「ドクターカオスとその友」ですね。楽しみだなあ〜 (ヨハン・リーヴァ)
- 「結婚とは人生の墓場である」(どっかの哲学者の言葉)と言うくらいですから、これからの阪上クンには安息の余地はなくなったみたいですね(汗←誰も結婚するとは言ってません)。阪上クンは自己の中にガルスビであった時の記憶を内在し、そしてそのガルスビもまた誰かの生まれ変わりなのですね。その秘密が明かされることはあるのでしょうか、そしてそれ以前にフォーとの新婚生活(誤爆)に耐えられるのでしょうか? 次回を楽しみにしております♪(「ドクターカオス」シリーズも) (kitchensink)
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