ザ・グレート・展開予測ショー

やかま椎やつら(第8話Part2)


投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 7/14)



 二日目。この日は原爆資料館を全員で見学した後、班に分かれて自由行動。横島の班のメンバーは、横島・タイガー・ピート・ルシオラ・愛子・夏子。それになぜだか知らないが、同じ班でもないのに何故か西条弟もくっついてきている……。そして、長崎見学は始まった……。

(作者注:ここからはサザ◯さんのテーマとともにお楽しみ下さい…………)


長崎天主堂 
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グラバー園(横島が西条弟を突き落とそうとするが、西条弟がそれに気付き、剣を振り下ろすが、横島が白刃取りをして一歩も譲らない……)
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中華街のとある中華飯店(普段食えないごちそうを喰いに食いまくる横島とタイガー……。)
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オランダ坂(中華料理を食い過ぎて団子のようになったタイガーと横島が坂の途中でずっこけ、転がり落ちてゆく……)
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 眼鏡橋(西条弟、さっきの仕返しにルシオラと横島と一緒に写真を撮る直前で、横島を川につき落とし、ルシオラとツーショット写真を撮る……)

(この他、あらゆる場所で夏子とルシオラの横島を巡るイザコザがあったが、ここはあえて省略。)


………とまぁ、そんなこんなで珍道中が続き、一行は旅館へと戻る長く、斜面のきつい坂道に差しかかかった………。
横島「ったく、たりぃな……。なんで長崎ってこんな坂がきついんだ?」
ピート「まぁ、長崎は坂の街なんて呼ばれていますからね……。しょうがないですよ。」
 そんなことを話ながら歩くが、まだ半分も来ていない。すると、西条弟が………、
西条弟「(キラ〜ンッ!!)横島クン!!どうだい、ルシオラさんを賭けて旅館まで競争というのは?」
横島「なっ!?………って、人が喋っている側から走ってるんじゃねぇ!!」
 既に西条弟は、全力疾走で坂道を駆け上っている。
西条弟「フハハハハハ〜〜〜ッ!!勝負はもう始まっているのだよ!?横島クン!!」
横島「クッ、クソ!!」
 そう言って、横島も走り出す。
タイガー「まったく二人とも、大人げないですノ〜〜っ。」
愛子「一人の女性を巡って、二人の男が勝負する………。なんて青春なのかしら!!」
ルシオラ「カンバッテね〜〜っ。ヨコシマ〜〜っ。」
夏子「(なんでこないな女がモテるんや?きぃぃぃ〜〜っ!!悔しい〜〜!!)」
 こうして始まったルシオラ争奪戦。しかし、先にスタート(?)した西条弟と横島の差は縮まらない……。
西条弟「ハハハハ〜〜〜ッ!!横島クン、勝ちはもう見えているようだね?」
横島「チキショ〜〜ッ!!こうなったら………、」
 すると、横島は文珠を取り出して……、

 [[[[[速]]]]](ギュンッ!!)

 文珠を発動させると、あっという間に西条弟を追い抜き、西条弟の500m先に………。
西条弟「きっ、汚いぞ、横島クン!!」
横島「ウルセェッ!!テメーだって、人のこと言えるかっ!!テメーはこれでも喰らってろ!!」
 横島は文珠を発動させて、西条弟の方に投げつけた………。

 [[[[[岩]]]]]

 すると、どこからともなく音楽が……。♪チャ〜チャッ、ラッチャ〜、チャ〜ララ〜〜………。
西条弟「何だ?この聞き覚えのある音楽は………………………、ウワワァァァァ〜〜〜ッ!?」
 音楽が鳴りやむと、大きな岩が西条弟めがけて転がってる!!大岩は走行中の車を蹴散らして、坂道を転がってゆく。
西条弟「よっ、横島クン!!こんな事をしていいと思っているのか!?」
 大岩から逃げながら西条弟は言う。
横島「フッ………。テメーを倒すためなら多少の犠牲はいとわん!!」
西条弟「クッソ〜〜ッ!!横島クン、アトで覚えていたまえぇぇぇぇ…………!?」
 大岩から逃げながら、吐いた捨てセリフがフェードアウトしていく情けない姿の西条弟であった……。

 その後、西条弟以外のメンバーは旅館に無事到着し、夕食を食べて各自の部屋で自由時間を楽しんでいた……。横島達の部屋(もちろん男だけ)では賭け大貧民(大富豪)を………。
タイガー「ソレッ、革命ですじゃ!!」
横島「グアァァァッ!?なんて事しやがるんだ、タイガー!?チキショーッ、今度は上がれると思ってたのに……(涙)」
タイガー「フフフ………、かつてトランプの虎と呼ばれていたワシをなめたらイケンですノー。これで、横島さんは5千円の負け、ピートさんは1千円の負けですじゃ!!二人ともあとで、ちゃんと払って貰いますからノー!!」
横島「チクショ〜〜っ。」
 ちょうど、何度目かの大貧民を終えた時、藤田(第1話参照)が部屋に入ってきて……、
藤田「オイッ、風呂の時間だってよ!!」
横島「アァ、分かった。」
ピート「じゃあ、トランプはこのくらいにしてお風呂に行きますか?」
タイガー「そうですノーっ。」
 そう言うことで大浴場へ行く3人。しかし、途中で横島が…………。
ピート「横島さん?お風呂はコッチですよ?」
横島「イイんだよ、オレはコッチで……」
ピート&タイガー「?」
 そう言って別方向へと行く横島………。何か怪しい行動をとる……。すると、横島の片手に持っているタオルからはみ出ているのは、双眼鏡………。


 一方、ここは女湯…………。横島のクラスの女子とその一つ隣のクラスの女子が現在入っている……。ここの旅館は、温泉がわいてるために、男湯女湯共に、大浴場が露天風呂になっている。結構、女子達が賑わっている……。当然、そこには、ルシオラと夏子も……。

ルシオラ「ワァ………!!広いのね〜〜っ!露天風呂って……。」
 と言いながら素っ裸で立ちつくすルシオラ………。
愛子「ルシオラさん、タオル、タオル!!」
ルシオラ「アッ(汗)。」
夏子「(フッ…………、スタイルはアッチが上のようやけど,胸は大したことあらへんな、あの女…………勝った!(握拳)」
 温泉へと入る3人……。その50m上には旅館の建物が突き出ている……。その屋上には横島がたどり着いていた……。
横島「フフ…………ッ!!露天風呂と聞いてから、安全にノゾけるところを必死に探して遂に発見したぞ!!ここなら大丈夫だな………。念のために双眼鏡を持ってきて良かった……!念願の女湯ノゾキだ……生まれてきて良かった(パァァァァ〜〜〜ッ!!)!ヨシッ、早速、ノゾくぞぉ〜〜〜っ!?」
 ノゾキを始める横島。しかし安物の双眼鏡のせいからか、それとも50m上なのがいけないのか、とにかく、なかなかよく見えない………。
横島「よく見えないな……。ヨシッ!」
 すると、横島はやめりゃぁいいのに身を乗り出して、旅館の建物の壁に胴体をぴったりくっつけてノゾこうとする……。が、案の定、身を乗り出しすぎて………、
横島「(ズルッ!!)ヤッ、ヤベッ!!ウワァァァ〜〜〜ッ!?」
 ご想像の通り、真っ逆さまに落ちてゆく横島。そして………、
 
(バッシャァァァ〜〜〜〜ン…………………………………ッ!!)

女子A「!!…………何か上から落ちてきたわよ?アッ、ひっ、人よ!?キャァァァ〜〜ッ!?」
 ぷっかりと浮かんできた横島を見て、ある女子が気付く。
女子B「アッ!?コイツ、隣のクラスの横島よ!?女湯をノゾキに来たんだわっ!!」
ルシオラ「エッ?ヨコシマが?」
 同じ頃、温泉に入っていたルシオラ達もそれを聞きつける………。横島はと言うと、温泉から引き上げられて、女子に取り囲まれている……。
女子C「なんてヤツなの!?サイッテ〜〜ッ!!」
女子D「で、どうする?コイツの処分……。」
横島「カンニンや〜〜〜っ、しかたなかったんや〜〜〜ッ!?(涙)」
ルシオラ「ヨコシマ!?…………ナニやってんのよ?(ゴゴゴゴゴ〜〜ッ!!)」
横島「ウッ(汗)、コッ、コレにはワケが………。」
ルシオラ「ワケなんかはどーだっていいわ!!どういう状況なのか説明してくれる!?(かなり怒)」
 ルシオラのとんでもない殺気にたじろぐ横島。すると夏子が………、
夏子「なんや、横っち、オンナの裸が見たかったんか?だったら、ウチがいくらでも見せてやりよったのに…………。」
 その夏子の言葉を聞くと、横島は突然起き上がり、夏子の手を握る。
横島「ホッ、ホントか?なら、今すぐ………………ギャア!?」
 鬼神と化したルシオラが横島を瞬殺する。
ルシオラ「チョット!!ワタシのヨコシマに手を出さないでよ!!」
夏子「なっ、なんやてぇぇぇ〜〜!?いつからそうなったんや、コルラァ〜〜ッ!?」
愛子「まぁまぁ、二人とも…………。」
 対峙する二人を愛子が止めにおかげで、大事には至らなかったが、横島はルシオラにのされた後も女子に気絶中にもかかわらず、リンチを喰らって先生にしょっぴかれていった………。 

 
 女湯での出来事の後、温泉から出て部屋へ戻るルシオラと愛子………。
ルシオラ「ったく、自業自得もいいところだわっ!!」
愛子「まっ、まぁ横島クンならヤルと思ってたけど…………(汗)。」
ルシオラ「あ〜〜〜ッ、気分悪いっ!!早く戻りましょう!!」
愛子「えぇ…………」
 そんな会話をしつつ、ルシオラと愛子は部屋へと戻っていった。夏子はと言うと、髪を念入りにとかしていたせいで、二人と出るのが遅れていた。夏子は浴場を出ると、フロントを通って部屋へと戻ろうとする……。すると、フロントを通る時にようやく大岩を粉砕して旅館に戻ってきた西条弟に出くわした……。
西条弟「もう動けない……(バタッ)」
 入り口になだれ込んできた西条弟に会うと、夏子はこう言った。
夏子「なんや、西条やないけ。今頃戻ってきたんか?情けないやっちゃなぁ〜〜?」
西条弟「くっそぉぉ〜〜っ!!横島めぇぇ〜〜〜っ!!」
 悔しがる西条弟。するとそれを見て、夏子が………、
夏子「なんか、利害が一致するようやな?アンタはルシオラを、ウチは横っちを狙ってる………。う〜ん、ここはお互いのために協力するっちゅうのはどうや?手ぇ組まへんか?」
西条弟「………………!!」

 さぁ、どうやら夏子と西条弟が協力するようだぞ!?コレは見物だ!!果たしてうまくいくのだろか?次回、修学旅行編、最終回!!どうぞお楽しみに…………!!

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