ザ・グレート・展開予測ショー

やかま椎やつら(第8話Part1)


投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 7/14)


 やかま椎やつら

  第8話;長崎は今日も晴れだった!!(疾風怒濤編……って言うか単なる見学編ともいう)

――熊本空港……。横島の高校御一行が乗っていた飛行機は無事到着していた……。
警官「ホラッ、キリキリ歩けっ!!」
犯人「ウゥ………(涙)。また失敗してしまった……。」
 何があったかというと、それは二時間前に遡る……。ハイジャック犯はパイナップル(手榴弾)を持って、機内の中に立っていた……。

――二時間前……。

犯人「おとなしくしていれば、手出しはしない。こちらの要求は同胞の解放だ!!それから、あーだこーだ……。」
 しゃべり続ける犯人。しかし、彼は運が悪かった。なにせ、横島達の乗る飛行機に乗り合わせたのだから……。
横島「オイッ、ハイジャックだってよ………。どーするよ?オレは修学旅行がブチ壊しになるのはゴメンだぜ……。」
ピート「僕だって、イヤですよ。せっかく楽しみにしていたのに……」
タイガー「ワシもですジャ…。」
横島「オレ達で何とかデキねーか?」
ピート「そうですね……。まずは、犯人をどう捕まえるかですね……。」
 3人で相談をしていると、その近くの席に座っていた愛子が口を挟む。
愛子「ねぇ、協力させてっ!!青春を乱すヤツはこの私がいる限り、誰だって許さないわっ!!(怒)」(ゴゴゴゴゴ〜〜〜ッ!!(←バックが燃えさかる炎の背景))
横島「アッ、アァ………(汗)。」
 やたらと燃えている愛子が加わり、遂に作戦が開始された……!!
犯人「フゥ………。」
 緊張からか、犯人から溜め息がもれる……。そんな中、どこからともなく霧が……。
犯人「なっ、何だ、この霧は!?」
 犯人が驚いているうちに、霧は犯人を取り巻き、徐々に形になっていき、気がつくと、いつの間にか犯人はピートに両腕を取り押さえられていた……。
犯人「なっ!?」
ピート「今ですっ!!」
横島「ヨシ、タイガー、ヤレッ!!」
タイガー「合点!!」
 タイガーは犯人の頭脳にテレパスを送り込む。すると、犯人の視覚からは、周りが何もない空へと変わり、自分だけが外に落ちている。
犯人「ワァァッ!?そっ、空に落ちてる!?イヤだ、死にたくない〜〜〜!?」
それが幻覚だとも気がつかず、犯人は機内の床でのたうち回る……。
横島「よしっ、もうイイだろう。タイガー、やめてや……、」
愛子「甘いわっ!!横島クン!!」
横島「エッ?」
 そう言うと愛子は、持参した机に犯人を吸い込む。すると机の中からは、人間とは思えないほど大きな悲鳴が聞こえてきた……。
机の中の犯人「ギィィィィィイヤァァァァァァアアアアッ〜〜〜!?タッ、タスケテくれ〜〜〜っ!?(ガタガタッ!!←机の揺れる音)」
横島「なな、何だ?何が起こってるんだ?あの机の中で………(汗)。」
ピート「叫び声がおぞましいですね………(汗)。」
タイガー「一体何が………?(汗)」
愛子「青春の一大イベント、修学旅行を邪魔するヤツは、たとえ神様だって、許さないわっ!!邪魔した罪は重いのよ!!地獄の恐怖を味わうとイイわっ!!ホ〜〜ッ、ホホホホホホホ………!!」
 典型的なお嬢様笑いをする愛子。その姿はまるで、み……………。あえて言うのはよそう。そしてその姿を見て、何も言えなくなっている他の3人………。
3人「・・・・・(汗)」

 ………こうして犯人は、そのまま空港に到着するまで、人類未体験ゾーンの恐怖の時間を過ごし、お縄についたのだった……。

 一方………、

西条弟「………何故だ?自家用コンコルドで、彼らの飛行機より早く到着して、もう一時間も経つというのに、誰も来ないというのはどういうことだ?」
 一人、空港でたたずむ西条弟……。それも当たり前だ、何故なら彼がいる所は、帰りの飛行機の出る博多空港なのだから………。その後、彼は6時間待ったあげく(←気付けよ)、宿泊先の長崎の旅館で合流するのであった………。

 そんなことは置いといて、横島達一行は、バスに乗り、フェリー乗り場へと移動して、バスに乗ったままフェリーに乗り込み、普賢岳の近くの資料館へと向かう。そのフェリーが海を移動している間、横島達はフェリーの中にいた。移動するフェリーの周りには、作者本人もなんと鳴くか知らないがともかく、カモメが鳴きながらフェリー客が投げるエサ目当てに飛んでいた。それを横島はルシオラと一緒に見ていた……。すると、ルシオラが他の生徒がカモメにエサをやっているのを見て言った。
ルシオラ「エサを投げると食べるみたいね。ワタシ達もあげてみましょうよ?」
横島「アァ………。でもオレ、金が少ないからな〜〜。」
ルシオラ「(クスッ)ダイジョーブよ?ホラッ!」
 そう言ってルシオラは自分の財布を見せる。するとお札の所には万札が十枚、イヤ5mmほどあった……。横島は未だかつて自分の持ったことのない金額がソコにあるのを見て、少々驚いている。
横島「なっ、なんでそんなに持ってるんだ?」
ルシオラ「ヨコシマのお母さんがくれたのよ?ヨコシマに渡すと見境なく使うからって……。」
横島「オフクロのヤツめ〜〜っ!!あとで覚えてろ〜〜ッ!!」
 そんなことがあったが、二人は船内で売っているカモメのエサを買って、再び甲板に出てカモメにエサを投げる。
ルシオラ「アハッ、ホラ見て。カモメ達って、うまくエサをとるのね。ヨコシマもやってみなさいよ?」
横島「ンッ、アァ……。」
 ルシオラにそう言われて、エサ袋を渡されると………、
カモメのボス「キャー、キャーッ!!(訳:あのアホそうなヤツがエサを持ったぞ!?野郎ども、ヤッチまえぇぇ〜〜っ!!)」
カモメ達「キャ〜〜〜〜ッ!!(訳:オォーーーッ!!)」(バサササササァ〜〜〜ッ!!)
 横島がエサ袋を持つと、カモメ達が突如、編隊を組み、横島の方へと突入してきた……!!
横島「ワァッ!?なっ、なんだぁ!?………って、イ〜〜テテテテテテテテテテッ!?」
 カモメの編隊にくちばしで総攻撃される横島。カモメが去っていくと、そこにはボロボロになった横島が……。
ルシオラ「…………大丈夫?ヨコシマ…。」
 横島を気遣うルシオラ。それを横で気にくわない顔で、見ていたのは夏子である。
夏子「あのアマ、横っちとイチャつきよってぇぇぇ〜〜っ!!このままじゃ済まさへんでぇぇぇ〜〜?」(ゴゴゴゴ〜〜ッ)
 その殺気は凄まじいものであったが、周りの男子も殺気立っていたので(←理由はお分かりのハズ)、気付かれはしなかった。
 さて、一行は船から下りて普賢岳の資料館をを見学した後、長崎の旅館に到着した。そして、夕食を食べて、一日目の夜は何事もなく過ぎていった……。

 PART2へ………
 

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa