ザ・グレート・展開予測ショー

一学期は突然に2!


投稿者名:たーくん
投稿日時:(02/ 6/ 6)

愛子に飢える雄二匹はほかっておいてこちらは愛子とピーコ・・・いやピート。

「ピート君、横島君と浅井君いないみたいだよ」

「こっちもです、と言ってもこれなら半径二キロに誰もいないのはわかりますが」

彼らはあたり一面砂、砂の砂漠に落ちてきたのだ。

「とりあえず、橋本先生の言うとうりにしようか、ここから出れば二人ともいつかは会えるし」

「そうね、あそこで休むついでに話でも聞こうかしら」

愛子は砂漠の中にある一軒だけある家を指差す。

「すいません?誰かいませんか?」

ピートはボロボロの木戸を開けるとあまり大きくない声で尋ねた。

「!・・・・ちょちょちょちょ、あれあれ」

愛子がひきつき始めたのでピートはどうしたのかと彼女の指先を見る。

「!・・・愛子ちゃん、人差し指に血豆が!」

んなギャグはいらねえよこのタコっ!

「イタタ、こっこれは!」

ピートが見た先には干からびた男の体が二つ。

「ここで死んじゃったのかしら」

愛子がそばによると。

「オラは死んじまっただ」

死体?が突然古い曲と共に起き上がった。

「どしぇええええ!」

ぶっ飛ぶ愛子、学校妖怪もゾンビに知り合いはいないらしい。

「あっ、生きてらしたんですか」

家の外で穴を掘っていたピートが姿を現した。

「・・・・というわけなんですが」

とりあえず事のあらすじを伝える。

「・・・っふっふふふふ」

いきなり笑い出す腐った干物。

「ようやく、ようやくここのステージにお人が来たぁ!いやあ、このソフトが出来てはやウン年、今まで誰もここには来なかったがついに!ついに!」

勝手に興奮しだす干物。

「で何か知ってる事は・・・」

「もちろんじゃ、ところでメモの用意は良いか?いくぞ、ここより三キロ南へ行くとお前らの捜しとる魔王の住むお菓子のおうちがある、じゃがなお菓子の家に無条件で入れるのはヘンOルとグレOOルだけじゃからお主達は日本VSベルギー、ロシア、チュニジアのチケットを持っていくのじゃ、そこで扉の下からそれを出せば魔王が馬鹿のように扉を開けて来るからそこを迷わず金槌かなんかで半殺しにするんじゃ、良いか物理攻撃じゃないと魔王はいくら殴っても死なんから注意するのじゃ、それじゃあワシはまた次の旅人が来るまで・・・」

干物は再び死体になった。

「・・・・なんだかなぁ、こんなんでってピート君!大丈夫?おーい」

ピートが少しトんでしまったので、愛子はしょうがなくピートを机に押し込むと南へと足を進め始めた。



時を同じくして舞台を雄二匹にもどす。

「ところで横島さん」

「んっ?なんだ」

「さっきぶつかった奴から貰ったんですがこれいります?」

浅井は何と日本VSチュニジア戦のチケットを横島に渡した!・・・・安易だ。

「っこっこれは!?こんなの貰って良いのか!?」

「良いですよ僕はこっちがありますから」

ロシア戦のチケットを見せる。・・・・やっぱし安易だ。

「千夜ぁあ、お前って奴は良い奴じゃぁああ、これさえあれば・・・・」

横島の妄想。

横「いやあ、日本が勝って良かったなあ」

女「そうね、敵に入れられたときはどうなるかと思っちゃった」

女「あら、雨かしら。いやあん、新しいお洋服なのに」

横「それなら、大丈夫さあそこにホテルがあるし」

女「そうね、日本戦の後だから早く行かないと」

「ってっかあ!?ひひひひ」

・・・・・そんな女はいないだろ。

「横島さんて、本当に飢えてるんだなぁ・・・」

なんだかんだで浅井と横島も魔王のお菓子のおうちに向かっていった。

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