奴の名はユダ27
投稿者名:たーくん
投稿日時:(02/ 5/30)
「くそったれがっ!!」
手に持っていた十字架を投げ捨て発狂する。
「リッチ、落ち着きなさい」
「そうです、このくらいは予想してましたしね」
「五月蝿いっ!私は許さんぞ、あのメス鳥がっ!」
「ちょっとリッチ!」
グググググ、ユダの胸が突起し中から腕のような物が現れ始める。
しばらくしてその腕は完全にユダから出た。
「俺はあいつらを殺してくる、二人で先に戻ってろ本物の在り処を聞いてくる」
「ハァ・・・あなた・・・考えて行動しなさい・・・いきなり分離するなんて・・」
だがその言葉を聞く前にそいつは白皇喬へ向かった。
「・・どうします?」
「ほかっておくしかない。我らも早く戻らんと・・・体が」
「そうですね」
ユダは姿を闇と同化しその気配を消し去った。
「実はこれを見て欲しいんだけど・・・」
美神はカオスと魔鈴以外のGSを集めた。
「雪乃丞の話ではユダの戦力の大きさ、そして横島クンの情報の切り札。はっきり言って最悪の状態よ」
西条やエミも散った、さらに鬼神クラスの化け物が三体、GSチームはピンチを迎えている。
「しかーし、新しい戦力が来たは・・入って・・」
「・・・始めまして・・あの私・・」
「うおおおお!超美人がぁ!」
横島がいち早く反応する。そして横島が熱く抱擁を求めに行くが・・・
「・・・・・・あの自己紹介は?」
横島をたこ殴りにして簀巻きにしてからようやく女性は話し始めた。
「私は白皇喬の長、セラと申します以後お見知りおきを」
「それじゃあこの人が?」
「そうよ。セラ、良く来てくれたわ・・・」
「いいえ、今や人だけでなく神をも巻き込んだ一大事、それよりこれを・・」
「これは?」
いつのまにか簀巻きを脱出した横島もセラ以上にそれに引き付けられた。
白銀の装飾、ただ美しいの一言しか出ない十字架。
「これが・・?」
「そうです。抱擁の十字架です」
全員が十字架に見入っていたそのとき。
ビッー!ビッー!サイレンが鳴り響く。
「美神指令!ただいま神族界第32エリアで鬼神クラスの魔物を確認しました」
「ちょっと!そこって・・・・・」
「・・白皇喬・・」
セラは目の色を変え外へ走った。
「私たちも行くわよ!」
12月20日・・・人間界は雪の気配を感じさせていた。
今までの
コメント:
- おお!久々の続きがぁ〜〜〜!!凄いですね。一日でこんなに。私には出来ない芸当です。(苦笑) (マサ)
- 本当に久しぶりに「ユダ」シリーズ復活ですね。おめでとうございます♪ GS部隊に遂にセラが合流しましたが、休む間もなく次なる魔物が出現してますね(汗)。果たして魔鈴とカオスの十字架製作は間に合うのでしょうか? 次回が楽しみです♪ (kitchensink)
- 僕はユダシリーズの続きがず―――っと気になってました。
とても嬉しいです。 (3A)
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