横島忠夫ただいま修行中(四天王の記憶3)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 5/26)
「ばか者―――!!!!!」
アンは大声をだして杖でなぐった。
「…すみません…」
阪上とウルフは融合された。もう冷酷な奴になっているはずなのだが…
「この愚か者…情けない…わしが殺せと命令した奴はたしかにお前は殺した…しかし…!!わしはそいつらの子供も殺せと言ったはずだ!!」
「なぜ子供まで…?」
男は涙を流しながら言った。
「きさま…!!まだガルスビのあまいところが残っておるな…?」
「………うっ!?」
ウルフと阪上が融合した一人の男はもがきはじめた。体が割れそうだった…
「ま…まさか…?」
「うわあああ…」
男の体は分かれた。そして阪上とウルフにもどった。
「この…よくも…よくも…お前がおれの体を乗っ取った時…お前の考えていることが分かった…」
阪上はふらふらと立ち上がりながら言った。弟の方は気絶していた。
「………」
「お前は…自分の…世界にするために…この世界を支配するために…俺たちを騙してたな…」
「…ひっひひ…」
アンは笑いはじめた。
「なにがおかしい…?」
「そうじゃよ…わしの世界にするためじゃ!!お前らは所詮捨て駒じゃ…まあ…一番早く捨てられるのはお前じゃがな…」
アンはそう言って杖を構えた。
「フォーとグラスはどうした?なぜ最近現われん?」
阪上も赤い剣をだして聞いた。
「ああ…あいつらか…心配するな…300年封印するためにこの壺に入れておる。」
アンは杖から二つの薄汚い壺をだした。
「封印…?」
「そうじゃ…おまえらはまだまだ冷酷になりきっておらん…この壺に入れておくとさらに強くなり…冷酷な奴になれるが…お前には効きそうもない…よって死んでもらう。」
「やれるもんならやってみろ!!」
阪上は剣を構えアンに突っ込んだ。
グサッ!!
剣がアンをつらぬいた。しかし…
「なにっ!?」
つらぬいたのは人形だった。
「偽者か!?」
その時阪上の体にまた痛みが走った。
「また体をいただくぞ!!」
アンの声がした。
「ま…まさかまた体の中に…」
「そうじゃ…お前の心を消滅させ体をいただく…さっきは油断したが今度はそうはいかん!!」
「こ…この野郎…よくも俺の体を乗っ取り人殺しを…」
「ふん…なにを言っておる…たくさん人殺しをしたのはお前ではないか…」
「………」
「300年後再び四天王は復活する…お前の体を奪いわしもあの壺の中に入りウルフもいれる…天界も乗っ取れる…!!!」
「アン…」
阪上はまだ体を奪われないように粘っていた。
「俺の…能力を…見せてやる…」
「お前の能力?笑わせるな!さっさとわしに体をよこせ!!」
「いくぜ…」
阪上の体からすさまじい霊力がでていた。
「なっ…!?や…やめろ―――!?」
阪上は自爆した。
どか―――ん!!
「この後…壺に封印されていたフォーとグラスは壺が割れたので封印は解けたんですが…ず―――と意識が戻らかったらしくそのまま天界の連中に捕まり…同じく僕の弟も…」
阪上が言い終わると映像は消えた。
「美神さん…?」
「な…なによ…」
美神はすこしビックとなった。
「僕はまだ事務所で働きたいんですがいいですか…?」
阪上はすこし暗い声で言った。
「僕といると良くない事が起きるかもしれませんが…」
「いいに決まってるでしょ!!かってにやめないでよ…!荷物もちがいなくなると困るんだから…」
「ありがとうございます…本当はまだ続きがあるんですが…話たくないので…」
阪上がそう言ったら阪上と小竜姫以外はみんな消えた。
「み…みんは…?」
「僕の記憶から出したんですよ…それはそうと小竜姫さん…すみませんでした。僕があなたの両親を奪って…」
「もういいですよ…それにもう両親は帰ってきませんから…」
小竜姫はすこし涙をうかべながら言った。そして小竜姫も消えた。
「小竜姫さん…僕と戦っていたとき…横島さんがやめさせようとしたときに…霊力が落ちていたな…」
阪上も自分の記憶の世界から消えた。
今までの
コメント:
- もう眠いのでコメントはまた今度… (3A)
- 前回はあっさりと阪上クンも乗っ取られたなあと思っておりましたが、やはり彼は人一倍強靭な精神力を持っていたのですね。その上アンが再度に渡り乗っ取ろうとしたら今度は自爆するとは...凄まじいですね(汗)。これでようやく彼の過去が明らかになったわけですが、それとは別にラストの方の彼のセリフが気になります。小竜姫さまは横島クンだからこそ言うことを(多少は)聞いたのでしょうか? 色々と(勝手に)期待しながら以後の展開を楽しみにしてます♪ (kitchensink)
- やっと阪上の話が終わりました。しばらくは原点にもどって横島の修行を書きます。
次回は「横島忠夫ただいま修行中(13)」です。 (3A)
- あれっ? 自爆をしたのは確かに坂上くんで・・・じゃぁ、ここで話をしている坂上くんは一体ドコのダレなんでしょう???(御挨拶)
しかし・・・やっぱりその後の話が気になるところです。
坂上くんには、それを話す義務があると思いますし(少なくとも小竜姫さまに対しては)近いうちに、是非!!
できればトランポリンの話も添えて・・・(爆) (斑駒@久々に批評以外のことを書いたかも)
- 壷に封印?
ハ○ション大魔王か? (魚高)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa