ザ・グレート・展開予測ショー

こんな展開のほうが・・・?5


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(02/ 5/21)

「はるかなる猫の呼び声」から



横島 「あの肩の歩幅から何まで計算してるんですよ!」
ミイ 「そんなことしてる間に先行ったほうが…」

そのとおりでした。
逆に見抜いて木の枝で払いながら美神は進んでいました。

美神 「ふん、裏を書いたつもりでしょうが……」
キヌ 「…さ、さすがは美神さんですね(苦笑)」

キヌがそう言う間に、別のトラップが美神を襲いました。

冥子 「れ〜〜い〜〜こ〜〜ちゃん!」
美神 「め、冥子!
    どうしてここに……」
冥子 「あそびましょ〜〜よ〜〜〜!」
美神 「後にしなさい後に!あたしは今横島を追ってるんだから…」
冥子 「あたしより〜横島君をとるの〜?」

これは、美神は幻影とは思っていませんでした。
冥子に会うことが一番の怖いことで、弱点でもあったため、気が回らなかったのです。

美神 「だれもいってない!
    仕事中なんだから・・・・」
冥子 「遊んでくれなきゃ〜絶対や〜〜!でないと・・・私…私ぃ〜〜・・・・・・」

ぽろぽろぽろ
冥子の目から涙が薄れていました。

美神 「わ、わかったわかった。遊んであげるから・・・・・」
キヌ 「なんだかんだ言って、甘いんですからもう・・・・」

キヌも気づいていませんでした。
なにしろ、霊気までそっくりに作られた藁人形でしたので。

冥子 「じゃ〜『式神〜〜砂地獄』ね〜〜・・」
美神 「ちょ、ちょっとそれ待って冥子・・・・・」
冥子 「それ〜〜」

ぼひゅぼひゅぼひゅっぼ!
突然砂場に化して穴があくと、穴下で冥子が鬼となりました。
その砂の中を這い近づき、式神が美神を背後から引っ張るのです。
 逃げるのに失敗すれば冥子に捕らえられます。
 また、成功するならしたで冥子に何でつかまらなかったのと泣き脅されるのです。

美神 「ちょっと止めて、それだけは…」
冥子 「令子ちゃん〜♪」

ぼひゅっ!
冥子に捕まれたまま、美神は穴に引き吊られ落ちました。
キヌはおどおどしています。

そのころ・・・

エミ 「どう横島?
    あたしの『気練変身藁人形』の効果抜群なワケ?」
横島 「いいっすよ。これで俺もすっきりしたっすよ!」
エミ 「これで商談成立なわけ。
    令子、あたしの仕事奪った分はこれで引きワケなわけ。」

後日のこと。

美神 「ふぅん、よくもやってくれたわね?磔の刑にしたげるから…」
横島 「お…俺ってば・・・・」

磔にされたまま横島はぐったりしていました。
さらに、服の恥に弓矢を刺され、今まさに心臓に向かって放たれようとしていました。

依頼主 「おかげでゴルフ場建設の件がぶちこわしになっただ。
     はじめから小笠原なんとかつー人物に頼めばよかったがよ…」
横島 「………(気絶)」

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa