ザ・グレート・展開予測ショー

横島の悩み(特別編)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 5/21)

「はあ〜」
横島は町に出て散歩していた。今日は仕事も学校も休みである。
「もうすぐ卒業か…」
卒業式まであとわずかである。行かない事が多かったがいざ卒業になったら少し寂しい。
「妙神山にいくのももう少しだな…」
小竜姫からの手紙。かなり迷った…強くなりたいという気持ちはある。しかしいまの生活は楽しい。
「公園にでも行くか…」
横島は公園に行きベンチに座りこんだ。
「あれからだいぶたつな…」
大切な人を失った悲しみ…自分の人生の中で一番悲しい出来事だった。
「ルシオラ…」
なぜかふとアシュタロスの戦いのことを思い出す。時々思い出してしまう。けして忘れたいわけでは無い…しかしあまりにも悲しい出来事だ…
「俺が…情けなかったから…」
横島は自分を責めている…いまさら責めたってどうしようも無い………
もう大切な人は失いたくない…そのためには強くなりたい…もうそんな思いはしたくないから…
「………」
横島は公園から出て行った。べつに行くところはない。きままに歩いていた。
気づくともう夕方になっていた。
「夕陽…」
夕方になると思いだす。ルシオラと一緒にいたときを…もう二度と戻れない…あの時には戻れない…少し涙が目にうかんでくる…
「帰るか…」
横島はそうつぶやいて帰りはじめた。

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