ザ・グレート・展開予測ショー

ブラック・マジシャン(完結編)


投稿者名:いーびる・あい
投稿日時:(98/11/20)

**法よりも、金や暴力がものをいう社会は哀しい
**弱い者・貧しい者たちが犠牲になるから...
**そして、彼等がそこから抜け出そうとするとき
**「それ」に頼る事になることが多いのも哀しい

社会が不安定になると「法の抜け穴」をくぐる...
いや、法そのものを無視してでも勢力を伸ばそうとする連中が現われる
村に現れたのも、「そんな連中」だった

彼等はアメとムチ、「儲かる話」と「銃器をちらつかせ」
麻薬の栽培をもちかけた
もちろん、村人はことわった
(そういうのに関わってろくな事にならない事は「勘」でわかる)
なによりも「長老の反対」が大きな理由だが...

彼等の目には見えなくとも
急に息苦しくなったり、
銃の暴発で自分の足を打ち抜くのが何名も出てはひとまず引き返すしかなかった

彼等が去った後、村人は大いに喜んだが
何故か「長老」の老婆の表情がすぐれない事に「彼女」だけ気付いた
「よくない霊、しかもかなり強いレベルのやつ...そんなにおいがする」
老婆は小さな声で「彼女」だけに耳打ちした

数日後、村に一人の訪問者が来た
強い日差しの中「黒い服装の人物」の周りだけ
何故か空気が低く感じられた(もっとも、そう感じたのはごく少数だったが)
その人物は「新政府」の招きで外国から来たと自己紹介した
銀色の髪にフレーム・レスの眼鏡
穏やかな笑みを浮かべてはいたが
眼鏡の奥の瞳には鋭いなにかが潜んでいた
「聖職者」と言うには不似合いと思えるなにかが...

「コノ村には怪しげな技を使う連中が居ると聞いたのデスガ...」
少々アクセントに癖のある話し方だった
「教会としては、ほっといては置けないと判断いたしマシテ」
そう言って眼鏡のつるに手をやり、村の人々を見渡した
「誰から聞いたのか知りませんが...」口を開いたのは「彼女」の父だった
「わざわざあなたの手を煩らわせるような事はありません」
「ホウッ?」神父は肩をすくめたしぐさをした
「タイシタ問題ではナイと言うのですネ?」
「聞くところにヨルと、『人を呪う』事が出来る、それもかなりの術者が居ると聞いたのデスガ...」

黙った村人の反応、その一瞬前に向けられた人物を確認して
「判りマシタ、今日のところはこれで失礼シマス」
微笑みはしたが、一瞬浮かべた酷薄そうな瞳を「彼女」は見逃さなかった
「待って」思わず彼女は呼び止めた
「何カネ?お嬢チャン」
「...おじさん、何しに来たの...」
「オオッ、これは失礼シマシタ」男は一呼吸置いて話した

「正義の名において、迷妄の元を絶ちに来たのデス」

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長くなるので以下あらすじだけで...(汗)

この「神父」は麻薬組織が呼んだ術者
ただし、元・聖職者
己の行動のみを「正義」としたため、道を踏み外して
「外法の技」に手をそめたために「破門」された者

「彼女」の両親が日曜の礼拝の帰り
買い物で市場に行ったときに「組織」の連中に拉致される
(村のリーダー格と思われたため)
「彼女」は精霊によってそのことを知るが
自分の判断で(遠隔)攻撃をしようとして失敗、ダメージを負う

「術」を察知、「神父」は村に来る(ヤクザどもを引き連れて)
「『魔女』は焼き払うべし!!」
「彼女」の家に火を放つ、その横顔には狂信者の笑いが...

長老と「神父」との戦い
だが、ヤクザの銃弾でキズを負う「長老」
それを目撃した「彼女」
憎しみで「精霊」を呼ぶ
現れた「精霊」の姿は「黒く・輪郭がぼやけた・長くて大きい」蛇の身体
そして、「髪を振り乱した女の顔」がその身体の上についていた
炎に照らし出されたその顔は...

ヤクザどもをなぎ倒し、締め上げた「神父」の身体の骨が砕ける音がした
「それで止めるのだ」長老の声
「憎しみで人を殺せばおまえの魂はもどれぬ」
長老は残された「チカラ」で「精霊」を帰した

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警察が来たときには
「暴徒」が村を襲ったとき竜巻で彼等が巻き込まれた
という事で説明を済ませた
だが、「彼女」のチカラが次なる「悪」を呼び寄せる事を恐れた長老は
彼女の両親と相談して「彼女」を外国に行かせる事とした
そこは父の祖国であり、長老の(G・Sの)知り合いのいる国...日本

「組織」から狙われないように
「新たな名前」がつけられた
姓は父の祖父の生まれた島から、
名は「笑顔」で生きてゆけるように...

かくして14歳で「彼女」はG・Sの道を歩むため海を越えた...
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中学時代「美神」と出会う事になるが、
それはまた、「別のハナシ」...



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