ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫ただいま修行中(四天王の記憶2)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 5/18)

「小竜姫さんの家族を襲ったのは…僕でもあり僕では無いんです…」
『え!?』
みんなこの発言に驚いた。わけがわからない。
「どうゆうことですか…」
小竜姫はさっきの阪上との戦いでも阪上はそんな事を言っていた。
「…すべては映像を見れば分かります…」
映像がだんだんはっきりとしてきた。

「四天王をやめるだと!?兄貴!!正気なのか!?」
うす暗い神殿のなかみたいなところで阪上と弟がいた。
「ああ…」
「なぜだ!?あのお方を裏切るのか!?」
「ああ…」
「兄貴…忘れたのか…俺たちはこの天界からの嫌われモンだ!!なにもしてないのにただ魔族と神族の間で生まれたとゆうだけだぞ!!たったそれだけで俺たちはいくら殺されそうになったと思う!?」
弟は物凄い顔だ。弟はいまの状況が信じられない。なぜ兄は自分を裏切ろうとしているのか…
「…忘れちゃいない…ただ俺は…命を奪うことはとてもじゃないができない…!たとえどんな理由があろうと命を奪うほど愚かなことは無い…」
「なんど言ったらわかるんだ!?いいか…俺たちはこの天界をぶっ壊すためにやってるんだ!!その目的は戦いもない平和な世界のためだ!!こんな戦争ばっかりしてきた神族と魔族がいる連中が話あいだけで平和な世界になるのか!?」
「…たしかにそうだ…しかし平和を望んでいる連中もいっぱいいる…いつか…いつか…平和がくる…」
「そんなことあるもんか!!いいか…所詮神族と魔族の間に真の平和は訪れない!!人間界もそうだ!!所詮闘わなくては平和は訪れん!!」
「しかし…それでは我々も戦いを起こしている連中になる…」
「この…」
弟が阪上を殴ろうとした瞬間…
「まあ待て…」
杖で歩いてきてる黒いマントをかぶっている男があらわれた。
「アンさま…」
「ウルフ…おまえは少し落ち着きがたらんのう…」
「も…申し訳ございません…!」
弟はひざまずきながら言った。それほど恐ろしい人物らしい…
「ガルスビ…どうだ…考えなおさんか…お前ほど強い奴はそういないんでのう…」
男はゆっくり歩きながら阪上の前にくるとため息をもらした。
「…いやです…」
「…ほほ〜このわしのお願いでもその決意は変わらんのか…?」
「はい…」
阪上は落ち着いているように見えるが冷や汗がでていた。
「愚かモンが…おぬしは残虐せいが無さすぎる…しょうがないのう…」
男はそういいながら阪上の手を握った。
「う!?」
阪上はすごい痛みを感じる…
「どうじゃ痛いじゃろう…わしは自由に生き物の体をのっとる事ができる。」
「うわあああ…」
男はどんどん阪上の手から体に侵入してきた。
「兄貴…」
弟は悲しい気持ちだったがしょうがないと思っていた…所詮あのお方を裏切ることがどんなに愚かなことか…
「うわあああ…」
男はもう完全に阪上の体に入った。
『まったく…ささっとわしに体をよこせ!!』
阪上はまだ粘っていたが…
「ちくしょおおおおおお…」
そう叫び阪上の体は完全に奪われた…阪上の体は男のものになってしまった。
「やっぱりええ体じゃ…力がみなぎるの〜」
そう言って男はどこかに移動した。
「兄貴…」
弟はそうつぶやいていた。しかし涙は流れない…なぜならすべてあのお方に渡したのだ…涙も…悲しみも…優しさも…そして力をもらったのだ…しかし弟はなぜか悲しい気持ちが出ていた…わからない…なぜ…

「あの男は僕の体をのっとり…そして当時天界で凄腕の連中らを殺しました…何十人殺したことか…」

「あ〜気持ちいいの〜やっぱりこの体はええ…」
まわりにはたくさんの天界の凄腕の奴らが倒れていた…
「うっ…」
阪上の体から男がはじき出された。
「な…なぜじゃ!?」
「はあはあ…」
「この若造が…こうなったら…」
男は杖を振り回し阪上の弟をだした。
「なぜ俺がここに…?」
「おまえら一つになってしまえ!!」
男がそうゆうと杖から黒い光がでて阪上と弟の体がくっつき始めた…
『うわあああ…』
「ほっほっ…なんせウルフは残虐なやつだ…それにガルスビのあまいところはさっきわしがとってやったわい…とんでもない化け物ができるわい…」
二つの体がやがて一つになった。
「アンさま…ご命令を…」
顔は二人ともそっくりであんまりかわらない…身長が175ぐらいで阪上より低い。しかし霊力はものすごい…もう今でさえすごい霊力が感じられる…
「う〜んそうじゃのう…それじゃ…昔わしを侮辱した奴の所にいってもらおうか…」
「はい…」

「いまから映るのが…」
阪上は悲しそうに言っていたが映像が映し出されてきた。
その映像は小竜姫の親たちが殺されているところが映し出されていた。
「うっ…」
小竜姫は涙を必死でこらえていた。でもその映像はあまりにも残酷すぎる…
「しょ…小竜姫さま…」
横島は小竜姫に近づいてなにか言おうとおもったが…言葉が浮かばない…
小竜姫は横島に抱きついた。
「しょ…小竜姫さま…?」
横島は慌てたが小竜姫は横島に抱きつきながら静かにに泣いていた。
阪上も涙を流していた…
(涙を流すなんて…惚れた女が…あいつが死んだとき以来だな…)














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