ザ・グレート・展開予測ショー

GS極楽特別大作戦!3〜落ちてきた神編 3〜


投稿者名:タモ
投稿日時:(02/ 5/14)

昨日の雨がうそのようにやみ、太陽が辺りを照らしている。
道の隅の方で生えている草や花に水滴がありとてもきれいな感じである。
また、ちょうどいい風が吹いているので、日が照ってるが涼しい。
横島は今日、久々に学校に行くことにした。こっちが本業なのだから当然であるのだが、
この選択が彼にとって危険な日々の始まりになろうとは、当の本人に知る由もなかった。

横島が校門をくぐった時だった。すると、目の前に見覚えのある生徒がこちらにむかって走ってくる。見覚えがあるのは当然である。なぜなら、その生徒は自分と同じクラスの生徒だからだ。メガネが来た。本名不明だからこう呼ぶことにした。
「おっす!メガ・・・!!」
と横島が言いかけた時、メガネは拳を振り下ろした。
横島は吹っ飛んだ。
「な・・・何すんだ!!」
殴られた頬に手を当てながら横島は起き上がる。
言葉に怒りが篭ってるのがわかる。殴られたわけがわからないのだから当然だ。
「俺は見たぞ!お前がおとつい駅前で美人のお姉さん方に囲まれて近くの喫茶店に入って行くのを!」
メガネが叫ぶ。
「は〜あ?
ちょっと待てメガネ!そんなん知らんぞ!そんなおいしい事は一度もないぞ!」
横島は返答する。
「うそをつくな〜!!」
「ぎょっ!!」
横島がそう返答するとクラスの男子ほとんどがそう叫ぶ。
「この証拠写真を見てもまだしらをきるか!!」
メガネがクラスの男子生徒代表として横島に写真をつきつける。
「なっ!?」
横島はそれしか言葉が出なかった。
その写真に写ってるのは確かに自分だったからである。しかも、美人のお姉さん方に囲まれている。
「俺達が言いたいのは『俺達を誘わず自分だけいい思いしやがって〜!』ってことだ。」
「し・・・知らんと言ったら知らんぞ!大体そんな夢の様な体験を忘れるはずがない!」
すると、
今度は何者かが横島の後頭部を殴った。
「って!だ・・・誰だ!?」
横島が振り返るとそこにはタイガーが立っていた。
「なぜジャ〜!なぜ横島さんだけあんないいめに〜!!」
「な・・・何言ってるんだタイガー?」
「ワッシは見たんジャ〜!横島さんが駅前近くの喫茶店から美人のお姉さん方と出て一人一人から・・・」
「家の住所と電話番号聞かれてたんですよ。」
ピートがタイガーの後ろから出てきて言う。
「な・・・何〜!!」
横島も含めたクラスの男子生徒はいっせいに叫ぶ。
「お・・・俺は知らんぞ俺は・・・」

今、運命の歯車がゆっくりと回り始めた。








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