ザ・グレート・展開予測ショー

やかま椎やつら


投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 4/10)

 
 やかま椎やつら
 
  第2話;ホワッツ・ゴーイング・オン!!(後編)

 ドヨドヨドヨ……、教室のみんなのざわめきは収まらない。
先生「えーっ。…というわけで、大阪から引っ越してきた河合夏子さんだ。」
夏子「河合夏子です!共通語にまだ慣れていないので、大阪弁で話すことも多いかも知れませんが皆さん、よろしゅう!」
 自己紹介も終わり、大掃除に入る教室。だが、みんなそっちのけで転校生の方へ…。また、横島にも朝の4人が…。
藤田「横島〜?(怨)ど〜ゆ〜ことだ〜?」
横島「いや、だから、アイツの言う通り、小学校の同級生だったってだけだ…。」
藤田「本当か〜?アヤシイもんだ、アッチはお前に好意を持っているようにみえるが…。」
横島「なっ!?いや、そんなことない。アイツは別のヤツ(銀一)が好きだったはず…。それに、俺はアン時も女子の敵だったからな〜。」
藤田「フンッ!!お前の過去なんてどーでもいい!!今現在お前に好意を持っているヤツがいるというのが気にくわん!お前ら………ヤレッ!」
 横島を取り囲む他の3人。
横島「フジターーッ、テッメーーッ!覚えてろよーーー!!って、どわあああーー!?」
 他の3人にこれでもかというほど足蹴にされる横島。それを邪悪にメガネを光らせ笑う藤田…。まるでどっかの司令官みたい…。
ピート「ヤレヤレ、横島さんも可哀想に……。」
愛子「これも青春よね〜。」
 で、放課後(といってもまだ昼…)。校門の前には横島を待つルシオラ…。
ルシオラ「ヨコシマ…。早く来ないかな〜。」
 そう思って、昇降口を見る。
 一方昇降口…。
横島「さあ、帰ってバイトだ、バイト…。」
ルシオラ「あっ、ヨコシマだ…。ヨ…。」
 ルシオラが横島を呼ぼうとすると、横島の後ろから夏子が…。
夏子「横島クン!一緒に帰ってもエエ?」
横島「エッ?アッ、アアッ…。」
 一緒に昇降口を出る二人…。それを見たルシオラは…、
ルシオラ「なっ、何!?アノ女…?」
 そんなルシオラに気づくハズもない二人。すると、夏子が…、
夏子「今やから話せるんたけど、横島クン、アンタ結構モテたんよ…。」
横島「ンナ、アホな!第一、アン時はオレ、お前ら女子の敵だったじゃないか!?」
夏子「ウウン、ケッコー好きなコいたんねん。私もそうやったし…。」
横島「ヘッ!?(ヤッ、ヤバイ。藤田の言う通りだ…)」
夏子「…私もしかしたら、今でもアンタんこと好きかも知れへん‥。」
 そう言って夏子は横島の腕を抱きしめた…。
横島&ルシオラ「!?」
 なにやら三流のラブコメのような展開に驚く横島。そしてそれを遠くから見ていたルシオラ…。
横島「オオッ!ムッ、ムネが腕に…!コレはコレでイイかも…!」
ルシオラ「なっ、何!?アノ女!私でもあんなことしたことないのに…!(怒)」
 ゴゴゴゴッ!殺気立つルシオラ…!しかし、イイ気分に浸っている横島は、まだそれには気付いていない。
横島「ハッ……!!」
 ようやく身の毛のよだつさっきに気付く横島。すると、目の先にはルシオラが…!(ポタポタ…)冷や汗が滝のように出てくる。
夏子「どうしたん?」
 夏子の声も届かない横島。と、ルシオラが近づいてくる…!
ルシオラ「ヨ・コ・シ・マ…?(ゴゴゴゴッ)なあに、その女は!?」
横島「えっ…、いや‥、あのその…。(汗)」
夏子「誰なん?このコ…。」
ルシオラ「あんたこそ何モンよ!」
夏子「私は小学校の時、一緒やった夏子ってモンや!あんたこそ誰や!もしかして(小指を立てて)横島クンのコレかいな?」
ルシオラ「そうよ!」
夏子「(ピキピキッ!)ヨコシマァァッ!(ギロッ!)どーゆーことや、コラァッ!?」
 表情が一変して、横島の胸ぐらをつかむ夏子。
横島「(ワーーーッ!?ヤッ、ヤッパリこんなヤツかぁぁ!?)(涙)」
夏子「マァ、ええワ!その前にこの女仕留めなアカンからな…。」
ルシオラ「私に勝負を挑もうというワケ…?」
夏子「ハッ!私をナメない方がエエで!これでも合気道四段、空手三段や!」
横島「エーーッ、アッ、アノー、ちょっ、ちょっと二人とも…?」
ルシオラ&夏子「ナニッ?(ギロッ!)」
横島「(ヒ〜〜っ!?二人ともコワイ…(涙))イッ、イエ!なんでもないです…。」
 対峙する二人になにも言えない横島。そうこうする内に決闘が始まった…!
 ドギャッ!!バキッ!!ドゴンッ、ドッコーーン!!まるでドラゴンボールにおける悟空とフリーザとの対決のような死闘を繰り広げる二人…。その間、横島はどうしたかというと、既に巻き添えを食らって、くたばっている…。誰も止めることの出来ないかに見えたこの死闘も、どーやら二人が疲れ果てて、引き分けに終わった模様…。
夏子「(ハアハア…っ!)今日はこんなトコロにしといたる!でも、今度は容赦せえへんで!」
と、言って夏子は帰っていった
ルシオラ「そっちこそ!今度ヨコシマに手を出したら許さないからね!」
と、言い返すルシオラ…。しかし…、
ルシオラああは言ってみたけど、私は学校に行ってないし…、でもそれだと、アノ女にヨコシマは取られる…。…決めた!ヨコシマ!私もここに通うわ!」
横島「へっ!?」
 起き上がった横島は、ルシオラの突然の発言に驚く。
ルシオラ「でも、その前に…、聞くことがあるわよね!?ヨコシマ…。何なの、アノ女は〜〜っ!?(怒)」
横島「エッ、アッ…、え〜と、その…。」
 この後、しっかりルシオラにのされる横島…。はてさて、このどーなることやら……。
 
 終わり


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