やかま椎やつら
投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 4/ 9)
やかま椎やつら
第1話;ホワッツ・ゴーイング・オン!!
ジリリリリ〜〜!朝を告げる目覚ましが鳴る……。少女がベットから目を覚ます。
少女「ウ、ウ〜ン…。」
少女は起き上がり、身だしなみを整え、高校の制服に着替えて、朝食をとった。朝食を終えると、彼女は元気よく玄関へ行く。
少女「ホナ、行ってきま〜す。」
そう言うと、彼女は家の外へ出た。
少女「転校1日目や!最初が肝心やからな…。印象よくせな!」
大阪弁の少女はそう言って学校へ向かった。
チュド〜〜ン!!横島家の一日この音から始まる……。
横島「ファ〜ア…朝か。オヤジの奴、また地雷踏みやがったな?」
広い土地にポツンと立つフツーの一軒家…。一見異様な風景だが、そこが横島の家であった。この家に来て一週間になる。二日に一遍はこの爆発音で一日が始まる。なぜかというと、それは横島の父、大樹に原因がある。大樹の浮気癖は周知の通り。浮気をした日にゃ当然朝帰り。そういう夫を持つ母、百合子は、怒らない代わりに、大樹の知らぬ間に庭の至る所に地雷を仕込んだのだった…。おかげでそんなひは大抵2〜3時間早起きである。
横島「ったく、探す身にもなってみろよな〜。」
横島は地雷を踏んで気絶している父親を捜すのが日課となっていた。探すのに毎回2〜3時間かかるので見つかるのはいつも朝飯時だ。今日から春休み(そういうことにさせて下さい)も終わり、学校も新学期だ。横島は朝食を済ますと珍しく朝から学校に行った。
横島「久しぶりだな、朝から学校行くのも…。」
と、思いながら登校していると後ろから呼ぶ声が…。
藤田「オ〜イ、横島〜。」(藤田とは作者が勝手に名前を付けたクラスメートのあのメガネ君だ!)
横島「オウ、藤田と安西と雷句と久米田か…。」
藤田「珍しいな、お前が朝から来る何てのも。俺はてっきり来ないかと…。」
安西「オレ、聞いたんだけど、お前が前学期最後の二週間来なかったのは女子にセクハラ三昧して謹慎になったからって、本当か?」
雷句「俺が聞いた所だと落第したって…。」
久米田「イヤ、俺はそれが元で退学になったって聞いたんだが…。」
横島「お前ら、そんなに俺に来て欲しくないんか!あれはたまたまだ、たまたま!バイトが忙しくて来れなかったんだ!まったく美神さんもそーゆーのカンケーなしに仕事入れてから困ったモンだ。それでいて給料安いし…。」
キラーンッ!藤田のメガネが光った。
藤田「お前…、あんな美人二人と仕事していてそーゆー不満言うのか…?」
藤田は横島の胸ぐらをつかんだ。
藤田「あんな美人二人と仕事ができたら、安い給料なんかカンケーねーだろ!(怒)オメーはあの二人と仕事しているとゆーだけで、健全な男子高校生の一歩先、いや十歩先にいるんだ!分かってるのか、コノヤロー!!」
他の3人「そーだ、そーだ!」
横島「イヤ、しかし…、ケッコーつらいぜ、あの仕事。」
藤田「まだそんなことを言うか…。皆の衆!コヤツに制裁を加えてやろうではないか!?」
他の3人「オーッ!」
横島「ちょっ、ちょっと待て!って、ギャアアアーーー!!」
ドカバキドカバキ……、朝っぱらからクラスメートの制裁を喰らう横島。しかし、ボロボロになりながらも教室へたどり着く。
ピート「お早うございます、横島さん。…ってどーしたんですか?ボロボロですよ…。」
タイガー「何があったんですカイノー?」
横島「アイツら、本気出しやがって…!」
その後、始業式も終わって、教室で待機する横島達。すると、机妖怪の愛子が何やらニュースを持って走ってきた。
愛子「ニュース!ニュース!また転校生が来るわ!」
横島「何!?またか!?で、男か?女か?…イヤ、やっぱり期待するのはやめよう。ピートやタイガーの例もあるしな…。」
と、ハナからあきらめている横島。すると、愛子が…。
愛子「大丈夫!!今度はちゃんと調べといたから!!女の子よ!」
それを聞くと、横島は目を輝かせて…、
横島「ナニーーーッ!?それは本当か!?ヨーシ、電話番号聞くゾーーっ!!」(血の涙)
ピート「よっ、横島さん…。」
タイガー「結果が分かっているのにやるんですカイノー?」
すると、そこに先生が入ってきた。と、同時に転校生も…。
横島「オオッ!!結構カワイイッ…!」
先生「あーっ、知っている人もいるようだが転校生だ。君、自己紹介を…」
少女「アッ、横島クン?」
横島「へっ!?」
他の生徒一同「ハッ?」
予想外の展開に驚く一同。そして横島…。
少女「覚えてない…?私よ、私!小学校の時一緒やった、河合夏子!」
横島「エッ、あの…夏子か?」
夏子「そうや!今度こっちに引っ越してきたん!でも昔の知り合いと一緒の学校なんて、ウレシイわ〜!!」
と、言って横島に抱きつく夏子。横島も驚いているが、それ以上に驚いているのは他のみんな…。
生徒一同「エーーーーッ!?」
風雲急を告げる河合夏子の登場!!以下後編へ…!
今までの
コメント:
- え〜っ、漸く本編です。何のパロディか、わかりますね。そーです、アノ漫画のパロディです。と、言ってる割には主人公のもう一人が出てないじゃないか、と言う人、ちゃんと後編に出てきます。ご安心を。(パロディって言ってるけど、多分展開はオリジナルになると思います。)
さて、オリジナルキャラの方ですが、藤田君は7巻のリポート2に出てくるメガネ君に勝手に名前を付けました。夏子の方は36巻のリポート7〜8に、ほんの少しだけでてます。後、今回出てきたオリジナルキャラの名字はサンデーの漫画家さん達から取りました。後編は九割方出来ているので次は早いと思います。今回は、あまり面白くないかも知れませんが、感想待ってます。それでは、また後編で。 (ライス)
- 追伸;夏子の顔は30巻に出てくる奈室安美江を想像してください。 (ライス)
- あれ?
メガネって親衛隊の隊長ですよね(私刑もしてたし)。
極楽では出ていないけど、あっち(元ネタ?)では確か名前はちゃんと出てましたよ。
姓と名を2話にわたって公開してました。
……ま、別に関係ないですね。 (魚高)
- メガネ君のキャラは『極楽』よりは『あっち』で出てきた方に似てますね。口調とか。でもまあ所詮はワキですし。
あと『極楽』内で藤田という名前を聞くと、どうしても某神父を連想してしまうダメな私……。
「引っ越して来てん!」……夏子の関西弁もわりと自然な感じです。大変でしょうが頑張ってくださいね。 (斑駒)
- 展開予想コーナーでもひさしぶりの夏子様登場ですね(笑)。これから彼女が起こすであろう騒動が楽しみです。それにしても横島クン、とうとうクラスの女子だけでなく、男子にまで半殺しの刑に遭うようになってしまったんですね。 (kitchensink)
- うぅ〜、元ネタがわからにゃい……。
うにー。夏子ちゃんのお話は珍しいですね。その分も含めて、大期待です!
でも、夏子ちゃん。愛子ちゃんの目の前で、そんなコト……(汗) (猫姫)
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