ザ・グレート・展開予測ショー

嗚呼素晴らしき除霊野郎 〜ある坊主のGS日記〜 その参


投稿者名:プロミス
投稿日時:(02/ 4/ 8)

・・・ココハドコダ・・・

・・・カラダガウイテイル・・・

・・・ミズノナカダロウカ・・・

・・・キレイダナァ・・・

・・・アレハナンダ・・・

・・・チカヅイテクル・・・

・・・マブシイ・・・

・・・マワリガ・・・

・・・シロク・・・


「う・・・」
視界が戻ってきた。
見えるのは、知らない天井。と、まぶしく光る蛍光灯。
「・・・ここは・・・」
きょろきょろと周りを見回す。
屋根裏か何かであろうか。特にこれと言って何も無い、殺風景な部屋。そのど真ん中ででんと居座っているベッドに、自分は寝かされていた。
「私は一体・・・」
どうしてこんな所に居ちゃったりしちゃってるのかしら僕チャンは、ってな感じで考え込む坊さん。
やがて時間が経つにつれて、脳味噌にかかっていた霧が晴れてきた。
「・・・!!そうだ!!私は異常な霊波の源を追っていたのだ!!」
思い出した勢いでぐぁばっ!!ってな勢いで上半身を起こす。
「っはぁーーーーーーーーーーー!!!!!」
が、起こしたと同時に体中を駆け巡る激痛に負け、再びダウン。
「そ・・・そうだった・・・。そんで謎の大爆発に巻き込まれたんだった・・・」
ついでに、激痛が引き金で全部思い出したらしい。トンカチで頭を殴って、記憶喪失を直すのと同じ原理である。よかったよかった。
さらに、今まで気付かなかったが、全身には包帯が巻かれていた。
「誰かが助けてくれたのか・・・」
旅は道連れ世は情け。渡る世間に鬼はなし。
そんなことわざを思い出し、助けてくれた誰かに感謝する坊さん。
こんこんこん。
「!?」
突然部屋のドアが叩かれ、坊さんは一気に警戒モードになった。
「・・・・・」
がちゃり。
「失礼しま〜す」
入ってきたのは、1人の少女だった。
長い黒髪に、少々幼さの残る顔立ち。優しそうな雰囲気が、身体全体からにじみ出ている。
「あ、あの・・・」
「ふえ!?」
声をかけると、少女は眼をぱちくりんこっと見開いて、こっちを向いた。
「・・・・・」
「・・・・・」
お互い沈黙。
「・・・あの〜・・・」
坊さんがもう一度話しかけようとすると、
「み、美神さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!戻りました!!意識が戻りました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

どどどどどどどどどどどどっ!!!!!

叫びながら、去ってしまった。
「お〜い・・・」
取り残された坊さんの前を、冷たい風が流れてゆく。
「・・・何なのだ、一体・・・」

続く


〜言い訳〜
ごめんなさい。
わけ分かりませんね。
本当はもちょっと先まで行きたかったんだけど、予想以上に長くなってしまったので、ここで切りました。
次からは、主要メンバーが出てきます。
ちゃんとまともなセリフをしゃべらせます。期待して下さい。
・・・訂正。期待はしないで下さい。裏切っちゃいそうだから。
覚えていて下さったら、その四も読んで下さい。
では。

PS:今回でてきた少女、誰だか分かりますよね?(汗)
   とりあえず、ヒントを。
   
   @巫女装束をよく着ます。
   Aちょっと前まで幽霊でした。
   B正統派ヒロイン。
   Cネクロマンサー。
   D某バンダナ煩悩少年が好き(なのかな?)。

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