ザ・グレート・展開予測ショー

プロローグ後編


投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 4/ 6)

  
 プロローグ;後編
 
 その日の夜...。
横島「痛てててて...。まったく、ひどいよなあ〜二人とも...。」
 満身創痍になりながらも、家へ歩いて帰る横島...。
横島「今日は財布もいきなりなくなるし...。昼間のじーさんの言う通りだな..。」
 それは数時間前のことだった...。場所は除霊現場...。
美神「来るわよ!!気を付けて、二人とも!!」
横島&キヌ「ハイッ!!」
 襲いかかる悪霊!美神は神通棍、横島は霊波刀で応戦、おキヌは本体に操られている霊をネクロマンサーの笛で除霊する!しかし、少々手こずっている模様...。
美神「くっ、思ったより手強いわね...。横島クン、文珠!」
横島「えっ?で、でも文珠は昨日使い切っちゃいましたよ!?」
美神「いーから早く出しなさい!!今回は久々に十億単位の大仕事なんだから!失敗したら、タダじゃ済まないわよ!?」
横島「しっ、しかし...。あっ!美神さん、危ない!!」
美神「えっ!?わーーー!?」
 悪霊の不意打ちを喰らう美神!
横島「美神さん!(しめた!!今ならドサクサにまぎれて...)」
 邪なことを考えながら、美神を助けようとする横島。しかし...
美神「お前の魂胆を分かっとるわっ!!ボケッ!!」(バキャッ!!)
横島「ぶっ!?」
 やはり美神には考えを見透かされていたよう...。
美神「ほらっ!!さっさと文珠を出す!!」
横島「ハッ、ハイ!!(まったく、人使いの荒いやっちゃ...。)」
 そう思いながら、急いで文珠を出したはいいが...(プシューーッ!)
横島「やっ、やばい...!霊気がもれてる!?」
 ドッカーーーーン!!現場は大爆発。当然3人も巻き込まれる...。でも、幸い除霊には成功した模様...。
横島「ゴホッ!ゴホッ!痛てててて...!」
 爆発の衝撃で倒れた横島は起き上がった。煙で周りは見えない...。しかし、左手には何やら柔らかい感触が...。
横島「んっ!?何だこの感触は...?」
 ムニュムニュムニュ...。横島は左手を動かしてみる、結構柔らかい...。やがて煙が晴れてきた。すると隣にはおキヌ...。そう、横島はおキヌの旨を触っていたのだ!!
キヌ「...ドコ触ってるんですか...?横島さん...?」(ゴゴゴゴッ!!)
 赤面しながら、怒った口調でしゃべるおキヌ...。
横島「うわあっ!?おっ、おキヌちゃん!?こっ、これは不可抗力で...。」
キヌ「キャーーッ!!横島さんのフケツーーーーッ!!」(バシバシバシ、バシーーンッ!!)
横島「ぶっ!?」
 おキヌもこれには怒ったらしく、5往復ビンタを喰らい、最後は会心のビンタで5mは吹っ飛んだ横島。しかも、その先には美神が...!
美神「ヨ〜コ〜シ〜マ〜!?」
横島「みっ、美神さん!?これはあんたがムリ言うからこんな...ブッ!?」
 横島の頬に、美神の鉄槌が炸裂する...。
美神「除霊できたからいいものを...。失敗してたらどーするつもりなの!?」
 横島の胸ぐらをつかみ怒る美神。
美神「今日という今日は...!許さないからね〜〜!?」
横島「ギャアアアアアアーーーーーーー!?」
 横島は美神に神通棍で何十発も叩かれるのであった...。
横島「何もあそこまでしなくていいのに...。(涙)もう今日は家に帰って寝よう...。」 
 家路につく横島...。しかし家に着くとなぜか明かりが...
横島「おかしいな...。つけっぱなし出かけたのかな?」
 不思議に思いながら、ドアに行く横島。が、鍵をかけたドアが開いている...。
横島「????」
 恐る恐るドアを開ける横島。すると..!?
横島父「おう、帰って来たな忠夫、勝手に上がっているぞ!」
横島母「ただいま、忠夫。」
 バタンッ!!横島は勢いよくドアを閉める。日本に居るはずのない両親が今自分の部屋にいるのだった。
横島「どっ、どーゆーことだ!?こんなことあり得ないぞ!?そっ、そうだこれは夢に違いない!!」
 いーえ、現実ですよ。横島クン。と、つっこみを入れてしまった作者を尻目に、横島は再びドアを開ける...二人はやはりいた...。
横島「父さん!母さん!どうしてここにいるんだ!?」
横島父「ああ、実は父さん日本にもどれることになってな...。」
横島母「これからは家族三人、水入らずでくらせるのよ!」
横島「なっ、なんでまた急に...?」
横島父「クロサキ君の策略のおかげでな..。あの憎たらしい専務を例の議員絡みの脱税容疑で逮捕させてくれたんだ...。」
横島母「私も村枝っちの浮気の現場写真で脅して、父さんをその後釜に決定させたの♪」
横島「(ウチの親達って一体...)えっ?ってことは、つまり父さん専務なの?」
横島父「まあ、そういうことだ。だから、お前もこんなとこ住んでないで一緒に暮らして貰うぞ!」
横島「嫌じゃーー!!一人暮らしが終わるなんて、そんなことあってたまるかーー!!」 グサッ!!突然両親がフスマに寄りかかっていた横島の両脇に包丁とサバイバルナイフ突き立てた...。
横島父「忠夫...。せっかくの家族団らんをつぶすつもりか?」
横島母「まさかあんた...一人暮らしを続けたいなんて、ダダこねるんじゃないんでしょーね!?」
 凄む二人を見て首を横に振るしかない横島...。すると二人の表情は一変して..、
横島父「(ニコリ!)そーか!それなら善は急げ、だ。すぐに引っ越しだ!」
横島母「(頷いて)そーよ!早速支度しなさい、忠夫。」
 喜ぶ二人を尻目にヘコむ横島...。
横島「ああ、自由は死んだ...。さらば、我が青春の一人暮らしよ...。(涙)でも、やっぱ嫌じゃーーーーーーーーー!!」
 涙ぐむ横島...。泣くな!!横島!報われる日はきっと来るぞ!....って本当に来るのか?
 

     














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