ザ・グレート・展開予測ショー

修行！(7)

投稿者名：トシ
投稿日時：(02/ 4/ 4)

「だーいじょーぶだって〜、なんとかなるなる」

「ならんて」

ふ〜・・・っ、とコレで何回目かもわからない溜息

「まぁ一回やってみてよ」

「〜〜〜〜〜・・・・・」

嫌そーな横島

しょうがないからやってみる

「そりゃ！」

飛び上がりまわしげり

ここまではいいのだが

次に身体を回転させなければならないのだが・・・

ドン！

見事微妙な体勢で落下！

「いってえ！」

苦しむ横島をよそに

「ぷっ！ダッサー！」

あざ笑うファラ

「やかまし！大体あんなにジャンプできるかいや！」

「ん〜、じゃあサザンカにしときましょか」

「サザンカ？」

「さっきの技の地上でやる奴、三連回しげりって感じの」

「それも難しそうやけど・・・？」

「大丈夫大丈夫、次は支えてあげるから」

「・・・・・・！！」

横島の頭の中で妄想がはたらく

(身体を支え？フフフフフフフフフ)

「横島さん？」

横島の考えてる事がわかっているおキヌ

怒の笑いだ

「あ、いや！何もやましいことなんか考えてないぞ！おキヌちゃん！さぁ〜ていっちょやりましょか師匠！」

急にやる気マンマンの横島

「言ってる事と態度が矛盾してますよ」


まぁこんなで修行開始


「まず回しげり、その勢いで身体を左回りに一回転、これやってみて」

「うりゃ！」

言われたとおりやってみる

右足を思いっきり振り上げ、そのまま回り、ガッ！と右足を地面に叩きつけるような感じでふんばらせる

前の修行の成果もありここまでは簡単にできた

だが難しいのはここから

「そこで止まらないで右足を地面につけたとほぼ同時に左足をあげて最初の右足の回しげりみたいに蹴る、ここはバランスが崩れやすいから気をつけてね、ここは支えてあげる」

「(やった！来た！)」

微妙に横島の集中しきってた顔がへにゃける(へにゃける？)

「はい、支えとくから左足上げて」

「は〜い」

とファラの手が横島の右わき腹と右肩に当てられる

「うえへへへへ」

もうダメダメモードの横島

「コラ、集中しなよ」

「え？あ、は〜い」

とヘナヘナ〜と左足をあげる

「・・・・・・・・」

ガッ！と胸倉を掴むファラ

「いっ・・・！！？？」

「集中しましょうね〜〜〜〜？」

にっこりと微笑む

その笑みには明らかに普通の笑みではない

「は・・・はひ！」

「はぁ〜・・・」

やれやれと言わんばかりのおキヌ


続く

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