ザ・グレート・展開予測ショー

プロローグ前編


投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 4/ 4)

どーも、初投稿のライスです。2,3日前ふと思いついたものが、どんどん膨らんでなんだか物語ができてしまいました。まーよくあるパロディ物(とは言っても、今回はあんまりパロディじゃない...)です。初めて物語文を書くので、そこんとこはよろしく。プロローグと書いた以上続きます。プロローグが終わったら、タイトルがつくので、そこんとこもよろしく。それでは、駄文かも知れませんが、本編をどうぞ。

 プロローグ;前編

 ある日、横島はいつも通り学校を早退し、事務所に向かっていた。
横島「あ〜、歩くのめんどくせ〜。」
 いつもなら、電車に乗って二駅先の事務所にいくのだが、給料日前で金がピンチな彼は節約のために、歩くことにしたのだった。
横島「早く給料日来ねーかな〜。」
 ぶつくさ言いながら、人通りを歩く横島。すると、今では珍しくなった易者が通りの脇に座っていた。易者は椎名百貨店に出てくるゴリガン似の老人であった。(あくまで似ているだけです。)横島はそんなもん気にせずに横切っていった。が、易者は何かに気付き
横島を呼び止めようとした。
易者「待て、そこのお主。」
と、易者は言ったが、横島はすでに5m先を歩いていた。易者は机を抱えて、その位置をスライドするように横島を追った。
易者「待て、待てとゆーとろーに!」
 横島は呼び止める声を気にせずに歩いてゆく。
易者「待てとゆーのが分からんのか、このガキャ!!」
横島「ぬわあ!?」
 突如、目の前に現れた易者に驚く横島。
易者「まったく、近頃の若いモンは...呼び止めても気付きもせん!」
横島「何なんだあんたは!?」
易者「わしのことはどーでもいいとして...お主!不吉じゃぞ。」
横島「へっ?」
易者「お主はあらゆる面で運勢が凶と出ておる。この先災難が続くじゃろう。」
横島「災難と言われても、今まで災難続きだったからなー」
易者「今までどうというのではなく、これから先がさらに悪いのだとゆーておるのじゃ!」
横島「...ということはさらにひどい災難が...?嫌じゃーーー!!」
易者「じゃが、改善する手もないわけではない。」
横島「なに?」
 そう言って易者が取り出したは小さなお守り...
易者「これを身につけていれば、今まで通りに過ごせる。」
横島「今まで通りか...ま、さらに悪くなるよりましか。ありがとうな、じーさん!」
と、言ってその場を去ろうちする横島。しかし...
易者「ちょっと待てい!!」
 強引に服を引っ張られて、横島はずっこけた。
横島「じーさん、まだ何か用があるのか?」
易者「...金を払え。」
横島「へっ?」
易者「占い料とお守り代じゃ!まさかお主、払わんつもりか?」
横島「分かったよ!払えばいいんだろ!いくらだよ!」
易者「フッ...お主は運がいい。本来なら、お守り代を含めて500万の所を出血大サービスで495万じゃ!」
横島「分かった、495万だな...って払えるかボケエエエーーー!!」
 ほとんどノリツッコミで思わず霊波刀を振り下ろす横島。
横島「あっ...ヤベッ!」
 霊波刀を振り下ろしている自分に気付いたが、止めるにはもう遅い。
横島「(心の声)ああ、このままでは俺は殺人犯の一員だーー!?俺の人生はこれでお終いなのかーー!?}
と、涙ながらに思っていたら、あることに気付いた。霊波刀が途中だ止まっているのだ。なんと、易者の老人が霊波刀を素手で白刃取りしていたのだった!
横島「じっ、じーさん!?」
易者「フウッ。まったくわしが霊能持ちだったからいいものを...一般人だったら、確実に殺しているところじゃったぞ!」
横島「すっすンません!」
 どこかでみたことのある眼光の鋭さに反射的に謝ってしまう横島であったが、すぐに我に返った。
横島「とっ、とにかくこんな高いモン払えるわけがないから返す!それに...じーさん、あんた本当に何者だ!?GSか?」
易者「GSじゃとーー!?なぜお主がそれを知っておる?」
横島「なぜって、バイト先がGS事務所なもんだから。」
易者「そうか、それで霊波刀が出せたのか。確かにわしはGS資格を持っておる。しかし、数十年前に仕事で失敗して以来、仕事がめっきり来なくなっての。それでGSの才能を生かして兼業で易者やっておる。まあ、こっちの方が本業のようなものじゃが...」
横島「はあ...そうなンすか..」
易者「それはそうとお主!なかなか筋がいいぞ。GSは命がけの職業じゃ。危険を伴う。妖怪どもを倒すにはより強い力が必要じゃ!精進せいよ!」
 老人は横島の肩をポンッと叩いた
横島「はあ...それじゃ俺急いでますんで。」
易者「ウムッ!頑張れよ少年!」
 横島は話し終えるとその場から走っていった。
横島「GSにもあんな人がいるんだな〜。でも、ああはなりたくね〜な〜。しかし、金にがめついのって、美神さんだけじゃないんだな〜。」
 そう思いながら、横島は事務所に向かって走っていった。
易者「フフフ、まだまだ青いな、少年よ...」
 そう言う老人の手には横島の財布が...。そう、先程肩を叩いた時すったのだった。
財布の中味を見る老人。
易者「ウッ...少ないのー。まあ、うどん一杯分ぐらいはあるか...。ま、稼ぎないよりましかの。」
 そう言って老人は去っていった。

 後編へ続く。









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