ザ・グレート・展開予測ショー

シロのお使い 1


投稿者名:たっちゃん
投稿日時:(02/ 4/ 2)

   ある日
   横島とシロとの壮絶なサバイバル的散歩が繰り広げられていた。
シロ「せんせー、もうちょっと先に行きたいでござる!」
   シロがそう駄々をこねると
横島「駄目だ駄目だぜーーーーーったい駄目!!」
   横島はズタボロな体で言っている。
シロ「ぶー・・・・」
   豚のようにぶーたれたシロだった。
横島「さて帰ろうか」
シロ「でもどうやって帰るんでござるか?」
横島「確かに・・・・・」
   そうここは美神除霊事務所からは100キロ近く離れている
   よく分からない森の中だった。
   横島たちは途方にくれた
横島「おまえは帰れるかもしれないけれど
   俺は・・・・」
   横島が足を上げると骨折していた
シロ「どうしたんでござるかその足は?」
横島「おまえの散歩に付き合ってるとフツーの人は
   こーなんの」
シロ「こんなケガをしてまで拙者の散歩に付き合ってくれたのでござるか?」
横島「何でそーなる!!!!
   おまえがいつもいつも散歩にいくでござる
   っていうからだろ」
シロ「拙者の散歩ってそんなに迷惑なんでござるか?」
   シロは涙目で見つめながらそう言った
横島「な、何もそこまで言ってないだろ」
   横島はしどろもどろに言う
シロ「拙者は迷惑じゃないんでござるな、よかったでござる」
横島「それよりもどうしよう
   この足じゃ俺は事務所まで帰れない。
   シロ、おまえだけ先に帰れそしたら」
シロ「いやでござる、せんせーを置き去りにしては帰れないでござる」
   シロはまるで横島が死んでしまうという顔になった
横島「まあ、待てよ
   人の話を最後まで聞け
   いいかそしたら誰にも見つかんない様に文殊の予備の中の<治>
   って言うのを持ってきてくれ。いいな?」
シロ「分かったでござる」
横島「あと美神さんには絶対に見つかるなよ
   あの人に見つかったら文殊の予備が全部なくなる」
シロ「じゃあ行ってくるでござる!先生はそこを動かないで下され」
横島「たのんだぞー」
   シロは死に物狂いで走った
   しかし、シロは途中の肉屋の裏で大量の骨
   が捨てられているのが目に入った。
シロ「ほねーほねー♪」
   シロはほねを一本もらって再び走るかと
   思えばすっかりほねに見入ってしまい
   なかなか動かなかった
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   しばらくして
   結局、骨を全部しゃぶったあと
   ようやく思い出した 
シロ「ひょうが!ふぇんふぇーのかねみうぉんふゅををっけこかくちゃ」
   (そうだ!先生のために文殊をもってこなくちゃ)
   正確に言うとまだ一本しゃぶっていた
     



     つづく


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