ザ・グレート・展開予測ショー

ロード オブ ザ スクルー


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(02/ 3/30)

●SCENE0  「横島の部屋にて」

「先生、センセエ!」


  シロ  ……  横島の教え子


「しかしね、なんだってアイツの始末を……。」


  唐巣  ……  GS協会々長


カサリと横島の死体を運ぼうとしました。
死ぬ間際に書いていた一枚の紙が落ちました。
死体となった横島の手からです。


シロ 「先生の……遺言?」


2人は紙を見ました。
書いてある内容は、まるで謎めいた暗号でした。


   2016年は七番目の月
   破滅の大王が襲い掛かるであろう
   ロスアンジェルスより大王が起き上がり
   その後、火星と共に統治せよう


唐巣 「どう言う意味かは分からぬが‥‥間違いなく横島くんの字だ。」


サングラスに替えた唐巣の二枚目顔には驚きました。
太陽光に眼を潰したのです。
それだけでなく、頭も小堺一樹以上に太陽のような頭と化していました。
まるで、武天老師そのものだったのです。


●SCENE1  「学校の図書館」


それは、例のループ事件から3年は経っていました。
しかし死因は、以下のように全員見事にバラバラでした。
統一性をもつのは、時間の概念のみなのです。


   西条輝彦  ……  心筋梗塞
   ピート   ……  内結核
   雪之丞   ……  全身骨折
   おキヌちゃん……  肺癌
   弓かおる  ……  気管支喘息
   一文字   ……  高血圧
   シロ    ……  超便秘
   唐巣    ……  通風

横島 「何故…何故?俺だけが助かったんだ?」


死因の書き出された紙を横島は持っていました。
あのあと、横島はピンピンとして生きていたのです。
なんと、心臓の脈拍が0となっていてから通常の脈拍に戻ったらしいです。
でも、


「ワシの秘術のおかげじゃ!」

  …… ドクターカオス


無からDNAを、DNAから細胞質を作り上げる技術を身に付けていました。
もはや人間のクローン技術など、足元に及んでいません。
踏ん反り返って、カオスは乳を張っていました。
自らを研究材料としていたことを自慢するためにです。


カオス 「流石の令子とやらも、超魔術師を別名に持つワシの能力に勝てなかったようじゃがな。」


そうです。
カオスの一世代を賭けた最強のヨクトウィルスが誕生したのです。


●SCENE2  「カオス大学病院」

令子 「そんな、助けてぇ。」
カオス 「無駄じゃ、たちどころに死ぬのじゃ!」


カオスは医師に成りすまし、令子にウィルスを注入しました。
公彦のもつ注射器よりも数倍針先が細く、瞬間、複製された令子に
ヨクトウィルスを一瞬で埋め込みました。


令子 「…な……にを……し…ぐっ!」


ぐわびき

令子の体をほんの10数秒間の間にひび割れを発生させ、粉々にして、
再生不能の体にしてしまうのです。


カオス 「不幸に思うんじゃないぞい!複製版・美神令子よ。」
令子 「……………………」


細胞は一瞬で気体化され、浄化しました。
美神令子を霊体まるごと完璧に滅ぼす事が出来たのです。
そこら辺に意識も残っていません。
これで、世界に平和が戻るのです。


●SCENE3  「カオスの研究室」


カオス 「どうじゃ、このワクチン型ウィルスは!」
横島 「そうか、俺……首締められる瞬間に………!」


ヨクトウィイルスは、マイナスの自乗という、とんでもない質量をもっていました。


カオス 「もともとな、粒子の最小の大きさと言われる20世紀最大の素粒子はニュートリノ
     かと思っただろ−が、ワシには分かっておった。
     素粒子より更に小さい固体があることなど、絶世の科学者であるワシ・カオスに
     とっては造作もない。その名も、“ヨクト”じゃ!」


発見され新聞に載った時には、評判を呼びました。
そのことにより、プラズマ学は完全に迫害されていきます。
そして大槻教授は“大嘘つき教授”呼ばわりされ、消滅の道をたどったのです。


●SCENE4  「再生」


このヨクトは、それだけではありません。
ヨクトの効果は、悪魔や妖怪のような物に対して絶大なる破壊力を誇り、
純な人間が浴びた時には、どんな病気をもたちどころに治ってしまうのです。

それどころか、通常細胞の成長速度をコントロールできる謎のエネルギーを秘め、
不老長寿者が続々と誕生していきました。
JijyとBaBaaの大逆襲です。
JijyとBaBaaがヨボヨボと墓場から起き上がるのです。


●SCENE5  「破滅への予兆」


しかし、ヨクトはある種の遺伝子と反応して、絶大なる能力を得られる事が分かりました。
そのまま、遺伝子中の記憶の中から「種」を誕生させてしまうのです。
次世代の種にかつて滅んだ種がピラミッド状に重なって生まれるのです………!


   2016年は七番目の月
   破滅の大王が襲い掛かるであろう
   ロスアンジェルスより大王たちを甦らせる
   その後、軍隊は炎と共に処罰を受ける


アレキサンダー大王 「…この時代は?」
アドルフ=ヒトラー 「世界を征服せよ!」
美神令子 「久しぶりに目覚めた気がするわ。」
山村貞子 「死ね……死ぬのだ……」
麻原彰晃 「おう、貞子ではないか。」
アシュタロス 「………………………」
ウサマ=ビンラディン 「アメリカって、お米の国ではないのか?」
ノストラカオス 「このヨーロッパの超魔王、ノストラカオス様じゃー−−!」


ヨコシマなものの生き残りはヨコシマなキャラたちの意思に疎通します。
それが集結した物語が今、ブラウン管から携帯電話の待ち受け画像へねじ回しの如く
のめりこんで行くのでした。


●SCENE6  「月日は流れ」

携帯電話越しに話しているある2人の女の子がいました。

女の子1 「ねえねえ、鈍いの起こる携帯電話って知ってる?」
女の子2 「うん、知ってるよ。
      えとね、予め入ってるサンプルの待ちうけ画像に時々変なのがあるんだって。
      それを見ると、次第に心拍数が下がって行って、一週間後には心臓停止するって
      奴でしょ。噂で聞いたよ。」
女の子1 「単なる噂だ‥‥(ごいえtsらv、まぉcvhhっば)‥‥よね‥‥」
女の子2 「もしもし、もしも‥‥」


プーーー
突然電話が切れたのです。
その時、一体なにがおきたのでしょうか。
謎の八人の目が、女の周りへと、螺子が外れ飛ぶように吹き出しました。
思わず見回した女の頬には、SCREW…が‥…差し込まれていて……
これは、死の烙印を示しているのかもしれません。




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あなたの持っている携帯電話は無事ですか?



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あなたの持っている携帯電話は無事ですか?

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あなたの持っている携帯電話は無事ですか?

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あなたの持っている携帯電話は無事ですか?

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