ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫ただいま修行中(11)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 3/30)

「ね〜ね〜ポチ…いっしょに寝ようでちゅ…!!」
茶の間で晩御飯を食べ終わったあとパピリオが横島に聞いた。
「別にいいけど…なんで俺と寝たいんだ…?」
「いいじゃないいでちゅか…!気にしない、気にしない…!」
横島とパピリオの話を聞いて不機嫌な顔をしている小竜姫…(まだ子供のままです)
「あ!?そうだ…小竜姫さまも一緒に寝ませんか…?」
「え!?」
「いいでちゅね!三人で寝たほうがたのしいでちゅ!」
「え!?」
すこしとまどう小竜姫。
(横島さん…まさか子供には…)
そんなことを考えていた…

結局三人とも一緒に寝ることになった。
「ね〜ね〜ポチ…おもしろい話ないでちゅか…?」
三人とも布団の中に入っていた。
「お前…それが目的だったんだな…?」
「だって小竜姫ははやく寝なさいっていゆんでちゅもん…」
「あたり前ですよ…!」
「わかったわかった…それじゃ…俺の初恋について話てやろう…」
横島はそう言って初恋の話を話した。
「せつないでちゅね…」
「初恋なんてそんなもんさ…」
この言葉にすこし動揺する小竜姫。
「わ…私の初恋も…かなわないのかしら…)
ちょっとくらくなってしまった。
「小竜姫さまはなんかないんですか…?」
「え!?」
「ききたいでちゅ…!」
「えっと…じゃ…私の両親の話を…」
こんどは小竜姫が自分の両親の事を話しだした。
「へ〜やさしい親だったんですね…今はどうしてるんですか…?」
パピリオはすでに眠っていた。
「…殺されました…ある男に…」
「え!?」
「私が700歳の時…私の目の前で殺されました…」
「………」
(悪い事きいちゃったな…)
と思う横島。
「その男は…私と姉上だけ逃がしました…子供を殺す趣味はないと…」
「………」
「いまでもその男の目がやきついていますよ…真っ赤な目で…」
小竜姫はいつのまにか涙を流していた…
「もういいですよ…すみません…嫌な事を思いださせちゃって…」
そう言って横島は小竜姫の布団の中に入って小竜姫を抱いた。
「え!?」
すこし顔が真っ赤になる小竜姫。
「別に襲いませんからね…」
それを聞いて安心する小竜姫。
小竜姫は横島に抱かれながら涙を流していた…
(俺も大切な人を失ったからな…)
小竜姫をだきながら横島はそう思った。














美神の事務所では…
椅子に腰掛けている美神がいた。シロたちはもう寝たようだ…
(阪上くんのあの目…しかもあんな強力な結界…人間じゃないわ…
でも…今は霊力がたしかに普通の人よりもあるけど…私たちほどでもない…」
美神には阪上の赤い目がなんども頭のなかでよぎっていた…

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