横島忠夫ただいま修行中(恐怖の九十九神3)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 3/27)
「つ…強すぎる…」
美神は左腕を負傷してしかもボロボロだ。
「弱い…」
刀はガッカリしたようだ。
「これがおまえたちの実力か…?わしはまだ半分の力しかだしてないぞ…!」
「なめるなー!!!」
シロがまた刀に向かっていった。
「シロ…!?ばか犬…!」
タマモもシロにえんごする。
「うえー…気持ち悪い…」
おキヌの横で阪上はまだよっていた。
「私にはなにもできない…」
おキヌはなにもできない自分が情けなかった。
「おキヌちゃん危ないー!!!」
「え!?」
タマモが叫んだがなんと刀がおキヌと阪上に向かってきていた。
「おまえらも霊能力者だな!?」
(横島さん…!!!)
おキヌは横島のことを一瞬おもった。
「おキヌちゃん…!?」
「おキヌどのー!!!」
「な…なんじゃと………!?」
なんとそこにはおキヌの前にさっきまでよっていた阪上が立っていた。
「…あ〜しぬかと思った…」
阪上は一瞬のうちに強力な結界をつくっていた。
「………うそ………あんな強力な結界を一瞬で…?」
美神たちはおどろいた。それといつも目が細い阪上だがパッチリと目があいていた。しかも瞳の色が真っ赤だった。
「…大丈夫…ですか…おキヌさん…?」
「は…はい…」
「き…きさまーーー!!!斬ってくれる!!!」
刀が今度は本気で阪上の結界にまた突っ込んだ。
「ば…ばかな…」
あれほど強かった刀だが阪上のつくった結界に傷ひとつつけられない。
「………ところで美神さーん…!!」
「な…なによ…!?」
「…いつ…刀の封印といたんですか…?」
この言葉で阪上以外はこけた。
「あ…あんた…あんだけ騒がしかったのに…いままで刀と私たちが闘っていたのに気がつかなっかたんかー!!!!!」
「………はい………」
「ええい!!!女!!まずはきさまからじゃ!!!」
刀が阪上を諦めて美神にむかって突っ込んだ。
しかし刀の霊力がどんどん低下していった。
「な…!?わしの霊力が…?」
「どうやら阪上くんの結界に突っ込んで霊力を消費したのと刀そのものにガタがきたみたいね…!!!」
美神はそう言うとたちあがり神通昆を右手でかまえた。
「しょせん九十九神ね…極楽にいかせてあげるわ…!!!」
「なめるなーーー!!!」
美神は刀を神通昆できった。
「む…無念ーーーーーー!!!!!」
どこーん!!!
刀は消滅した。
「美…美神さん…大丈夫ですか…?」
おキヌたちが駆け寄ってきた。
「ええ…なんとかね…とりあえずヒーリングして…おキヌちゃん…」
「は…はい…」
「それはそうと阪神くん…!!!」
「………」
「さ…阪上どの…美神さんがよんでいるでござるよ…!!」
「………はい…!?」
「あんたボケてるんじゃないの…ところでさっきあんた強力な結界つくってたけど…?」
「…さ〜…なんであんなもんができたんでしょうかね…?」
阪上自身も分からないようだ。いつのまにか阪上の目はいつものように細くなっていた。
「ところで美神さん…?」
タマモが美神に質問した。
「なによ…?」
「なんであの刀はとちゅうで霊力が大幅に下がったの…?」
「ああ…それは九十九神だからよ…!九十九神はしょせん妖怪になれなかったもの…あの刀は霊力がありすぎて刀自体が耐え切れなかったのよ…」
「でも美神さん…あの刀はほとんど本気をだしてなかったですよ…?」
こんどはおキヌが質問した。
「たしかにあの刀はほとんど本気を出さなかったけど阪上くんの結界で本気をだしたでしょ…!あれでガタがきたのよ…」
とりあえず美神たちは依頼人にお金をもらって帰った。その依頼人もこの屋敷を捨てて別荘に住むことに決めたそうだ。
「よ…よった…」
「あ〜も〜あんたは情けないわね〜」
「まーまー美神さん…」
「大丈夫でござるか…?阪上どの…?」
「は…吐きそう…」
「ちょっと吐かないでよ!!!この車新車なんだから!!!」
阪上は言われたとうりに我慢した。阪上は心の中で…
(…車…なんて…嫌いだ…」
しかし美神は心のなかで…
「あの目は…人間の目じゃない…もしかしたら…阪上くんは魔族…」
あの時美神は阪上の赤い目が無気味にかんじた。
今までの
コメント:
- あいかわらずへたくそな文ですみません…
次回は「横島忠夫ただいま修行中(11)」です。 (3A)
- 魔族と言うよりは記憶を無くした竜族という気がします。
それはそうと次回作横島君と小竜姫さまの進展が気になります
ラブラブな展開になることを祈るのみです! (SRK)
- 阪上クン、ほんとに何者なんでしょう?車に酔った弱い人かと思うとあんな強力な結解を...(魔族も車に酔うのかな?)。これから徐々に彼の正体が明らかになってゆくのが楽しみです。 (kitchensink)
- 歌を忘れたカナリヤ……か。
結界よりも白刃取りのが個人的には好きなのですが赤いお目々は大好きなので賛成です。 (魚高)
- 緑ちゃん(♂)が魔族!? ……しかし、だとしたら何故緑ちゃん(♂)はトランポリンを……(爆)
謎が謎を呼びますね……(勝手に) (ロックンロール@感想の主旨がずれてるなぁ)
- 阪上クンの目は細かったんですか。それ以上にそんなに強い結界を一瞬で作るって事はかなり凄い。
仰天だがや。(なぜか名古屋弁) (マサ)
- 阪上くんの目は見開かれたと同時に赤くなったのか、それとも普段から赤いが細すぎてわからなかったのか……。
突然発動した結界や、胸の御守りと共に謎な事この上ないですね。
ところで九十九神の能力と成長に関するくだりは非常に興味深かったです。
妖怪になるということは、体(刀身)をも違うものに変化させることを言うわけですね。 (斑駒)
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